ちっともすごくない日本をせめてまともな国に

あなたと私は決して分かり合えないし共感もできないからこその福祉国家であり基本的人権なのです。

「布マスク二枚で不安パッと消えます」とか「ごみ袋に感謝と励ましのメッセージをプリントしましょう」とか、今の政権は「お気持ちの政治」しかできなくなっているんですね。

社会保障が充実してる福祉国家の中にもいろんなパターンがあって、医療体制が弱い福祉国家はやはり片手落ちだと思いますね。ヨーロッパの先進国の中での新型コロナウイルスの死亡率を比べてみるとそのへんがなんとなく見えてくる。

福祉国家といってもいろんなバリエーションがあって、私たちが高い税金を払ってでも目指すべきなのはあくまで「医療と人間の命と尊厳と謙虚な科学的態度が尊重される福祉国家」なのだなということをあらためて思った。

やはり人間の尊厳とか存在の尊重などを抜きにした福祉というのはありえないし、それを「福祉」と呼ぶのは欺瞞になってしまうと思う。

「介護は家族や親族でなんとかしろ」という考え方が強ければ強いほど、県境をまたいで家族や親族の介護に通わなければいけない人の数は増えるわけでして、普段どのような政策や社会の方向性を選んできたかの結果なんですよね。

「熱が出ても医者にかかるな」っていうのは、医療体制の不足をごまかすための方便でしょ。無責任な人間を政界と官界から追放して「医療のための増税」をやらないと。

マスク、スキルやノウハウどころか実態も怪しい企業から調達するよりも、まともな実績のある企業に補助金と買い上げ保証をセットで出して増産してもらい、受注者情報と製造者情報、工程と品質に関する情報をすべて公開するのが先進国の政府のやり方では。

「私の改革プランなら増税は必要ないと言いながら医療と公共を削る政治家」と「増税するし医療と公共も削る政治家」は不要。

火力発電も原子力発電も「エネルギーの自給」という観点では良くないよねえ。安全保障政策としての自然エネルギーを推進した方がいい。

プレゼンが下手な人はプレゼンが上手いだけの人に勝てない現代社会。

やっぱり枝野と玉木、立憲民主と国民民主は両方必要やね。どっちか一つあればいいという考え方が今まで政治をダメにしてきたんじゃないかね。もし今後野党が奇跡的に往年の自民党のような強さを持つことができるとしたら、それは「おう、どっちもいいじゃねえか」「どっちもあって何が悪い」という胃袋を持てたときだろう。

目の焦点が合ってるのが枝野幸男の良さだし左の黒目と右の黒目が別々の方向を向いてて焦点が定まらないのが玉木雄一郎の良さなのかもしれない。

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