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この時代にこそ「学問のすゝめ」をすすめたい

天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず

有名なフレーズですが、実際に「学問のすゝめ」読んだことがある人って、どのくらいいるのでしょうか?

コロナでおうち時間が増えて、せっかくなら前々から気になってた「学問のすゝめ」を読んでみたところ、色んなことを誤解していた上に、

今こそこの本めっちゃ大事やん!!

と感じたので、その気持ちを記しておこうと思います。読んだことない人、簡単な内容紹介もしていくので、気になった方は読んでみてください。

「学問のすゝめ」は、人権教育の本

学問のすゝめは、学問=勉強が大事だよ、みんな勉強しろよってことを言いたいんだと思ってました。

ですが、読んでみると、本当はそうではなく

人と人は平等であって、強いか弱いか、男か女か、学者か平民か、政府か国民か、そんな立場の違いでお互いの権利を侵害してはいけない!そんなことをするやつは学がないのだ!

なんじゃないかと感じました。

冒頭の有名なフレーズは、そのことを伝えたい文章なわけですね。決して、勉強すれば偉くなるし、勉強しないと偉くなれないよ、といってるわけじゃない。

ここでいう勉強とは何か。

福沢諭吉がこの本を書いた明治初期は、学問=読み書きと解釈する人も多かったようですが、明確に否定されてます。

学問とは、生きていくのに必要な実学。算数はもちろん、経済の話、商売の話、地理や歴史、その他さまざまなことを知って、自分の生活は自分でなんとかできるだけの知恵と力のことを指しています。

生活が苦しいのは、何かしら生きていくための学がどこか足りないからそうなってるんであって、別に偉い仕事につかなくたって、きちんと学を身に着けていれば、人らしく生きていくことはできる。苦しいからといって、盗みを働いてもしょうがないなんてことは、他人の権利を侵害しているのでありえない、と。

この本で言いたかったであろうこと

明治初期は、開国まもなく混沌とした時代だったんじゃないかと思います。

たぶん政治もあっちいったりこっちいったり、それまでは特に外国と比べて自分たちが劣ってるとか劣ってないとか考える必要なかったのに、急に比べられるようになって自己肯定感がゆらぎ始めたり。。

そんな時代だからこそ、

国民一人一人がきちんと自分で生きていくための学問を身につけることが、国が発展していくためにも、個人が幸せに生きていくためにもすごく大事なんだ、そしてそれは他人の権利を侵害してでも自分の好きなように生きるということではなく、一人一人がお互いの権利を尊重しあいながら生きていくことなんだ

と、福沢諭吉は考えていたんだということが、この本からひしひしと感じます。

なんだかすごく今の時代にも通ずるなと思いませんか?

他人の権利を侵害しまくるSNS

この他にも、

・政府と国民は、職としての違いがあるだけ。上とか下とかじゃない
・法律は国民全員が守るべきであり、現実に即してない法律があったとしても、それを守らなくていいということではなく、守った上で改善を求めていくことが必要
・知ってるだけではなんの意味もなく、実践できてこそ学問が身についているといえる。かつ、これからは周りの人と協力し合う必要ができてくるので、言葉にする力(スピーチ力)が求められる

なとなど、

今の時代にも通ずるというか、もう今のために言ってるようなことがたくさん書いてあるなと思いました。

なんでこれ学校でちゃんと教えないんだろう…教わったけど、僕が忘れてるだけなのか、福沢諭吉=学問のすゝめとだけ知識を教えられてるのか、なんなんでしょうね。

コロナ禍において、学問と自立の重要性が浮き彫りになったように感じます。これからもっと大切になる気がする。

SNSによって、オフライン上で会える人たちの間で鎖国できていた時代から、SNSによって開国を迫られて、自己肯定感が揺らいだり、幸せの定義も自分で定義しないといけなくなりました。無駄に周りと比較してしまうことも増えたように思います。

けど、そのせいで、他人の権利を侵害しまくる人が多すぎる気がするんですよね。自分の正義と他人の正義が違うこともあると思うけど、だからといって他人を攻撃するのは、権利の侵害です。明治時代から何も変わってない。。

何もしなくても会社や政府が守ってくれて、勝手に国が大きくなっていく時代じゃないからこそ、自分のやりたいことを叶えるための学問をきちんと身につけ、自立し、そしてお互いが権利を尊重しあいながら生きていく術を身につけることが、これまで以上に大切になっていくように感じます。

もちろん、本の内容にはなかなかバイオレンスな言葉(学がないやつは言ってもわからないから、罰や態度で示すしかない、とか)や、それは言いすぎじゃない?ってこともありますが、それを議論する価値は十分あると思う。小学校とかでディベートしてみたりとか、面白いと思うんだけどなぁ〜

このタイミングで読めてよかったなと思った本でした。

今の自分、これからの自分について、色々考えさせられました。

よければみなさんも一度読んでみてはいかがでしょうか。

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教育大学出身のWebプランナー|2018年9月に27歳で結婚して嫁と二人暮らし→2020年2月から娘が増えて三人暮らし/土日はアカペラグループでボイパしてます。▶アカペラブログhttps://otabe-acappella.com
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