
【Lake up voice】岡田泰希|古巣戦から始まる「成長」示す後半戦
「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON B1リーグ戦」はオールスターゲームを終えて1月23日(木)からレギュラーシーズンの後半戦へと突入します。滋賀レイクスの後半戦初戦は1月25日(土)26日(日)の仙台89ERS戦からスタート。そしてこの仙台戦は、後半戦のレイクス躍進のキーマンとなり得る岡田泰希選手にとってプロ選手としてのキャリアを歩み始めた古巣との特別な一戦となります。
怪我で昨シーズンのほとんどをリハビリで過ごした岡田選手は、復活を期す2024-25シーズンを新天地の滋賀レイクスで迎える大きな決断をしました。開幕節の2試合はオフェンス力を期待されてスターターとして出場。しかし、10月、11月はB1レベルの厳しいディフェンスに苦しみ本来の精度の高い3Pシュートを安定して決めることができない時期を過ごしました。
転機となったのは12月8日のホームでの茨城ロボッツ戦GAME2。チームも連敗が続く苦境に、後半だけで今季最多の4本の3Pを決めて17得点と存在感を示すと、 その試合から5試合連続で二桁得点、その間の3試合ではキャリアハイに並ぶ23得点を含む3試合連続20得点超のハイパフォーマンスを披露。茨城戦GAME2以降の12試合では1試合平均14得点をマークしています。
伸び盛りの若手が多く揃う今シーズンの滋賀レイクスにあって、飛躍の先頭を切って走ろうとする岡田選手に、後半戦を前にインタビューを行いました。

INTERVIEW
苦しい時支えられた仲間の信頼
Q.初めての移籍を経験して臨んだ今シーズンはどのような意気込みでシーズンに入ったか?
仙台でのシーズンは怪我で長期離脱をしてしまって、その分、プレータイムを多く勝ち取りたいという気持ちと、成長したいという気持ちで滋賀に来ました。
Q.こんなシーズンにしたいという思いを一言で表すとしたら?
「成長」するシーズンですかね。
Q.プレシーズン序盤は得点も順調に伸ばすことができていた
プレシーズンはすごい手応えがありましたね。仙台で怪我から復帰した昨季の最後は、点差が開いていたり、残り1分とか、そういう状況での出場でした。勝負がついてからの出場で、"勝負する"という面に関しては、まだ完全に復帰はしてなかったっていう状況だったので、滋賀に来て、自分としては久しぶりにそういった役割を担った中で得点ができていたので、手応えを感じていました。
Q.一方で、天皇杯やリーグ開幕戦と思うようにいかない試合が続いた
すごく悔しいっていう気持ちが強かったですね。"まだまだ自分はできるのに"とかではなくて、本当に実力不足と思ってました。プレシーズンがうまくいったからといって実力があるとは思っていなかったので、悔しい思いと同時に、まだまだ足りないところがいっぱいあるなと感じていました。
Q.10月末の横浜ビー・コルセアーズ戦で15得点と初めての二桁得点をマークした
横浜BC戦の前とか、キース(マーキース・カミングス)とかはすごく声をかけ続けてくれて、チームメイトにすごい助けられたところがありました。それで気持ちの面ですごい楽にできたっていうところで、その活躍がつながったと思います。
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— 滋賀レイクス SHIGA LAKES (@shigalakestars) November 2, 2024
今日もカミングスにパスを出してもらってシューティングしていた岡田。先週に続くシュート爆発に期待✨
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🆚 群馬クレインサンダーズ
⌚️15:05 試合開始
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Q.前半を振り返ってみて、自分の中で大きかったと思える試合は?
一番大きかったのはやっぱり茨城戦です(GAME2で今季最多の17得点、3Pシュート4本成功)。そこから自分の持ち味を出せることができて、そこから続けて結果を出せたということが自信につながりました。
Q.チームメートの支えは大きかった?
キースだけじゃないんですけど、チームメートの言葉に支えてもらって、キースには「本当にシュートが入れば活躍できるって信じてるから、それが出るまで待ってるから全然焦らなくていいから、それわかってるから」って言われていて。挙げ出したらキリがないですけど、TEE(田原隆徳)さんとかは「絶対、お前ならできるから」って。最初からずっと言ってくれて、日本人選手では年長のTEEさんからそういう言葉をもらえたら、すごい自信が出ました。

"1本目を入れる"こだわり、変化のきっかけに
Q.これまでのインタビューでは1本目を入れることにこだわるようになったという話もしていた
1本目のシュートを決めた試合の自分の得点とか、パフォーマンスはすごい良いというのをケニーさん(前田健滋朗HC)とかスタッフ、コーチングスタッフ含めて言われていて、それを本当に意識しようとしました。意識し出してからは、練習でも一発目を決めたか決めてないかチェックをつけて、それが今週の何日一発目決めたのか、その日の練習はどうだったのかという確認を繰り返してやってます。
Q.やっぱり1本目決めた日は練習も調子が良い?
ことの方が多いですね。
Q.1本目は入る日とかも増えてますね。
やっぱり決めようと意識しているので。もちろん外したいシュートなんかないので、試合中も含め、その1本目を決めるこだわりがついたのかなと思います。
Q.20得点を3試合連続で決めたり、相手からの警戒も強まってきたかなと思う。そこで新しい課題とかは出てきたか?
そうですね。相手が厳しくボールを持たせないであったり、ボールを持ってからもプレッシャーをかけ続けられたり、そういうところで自分のシュート確率というのも落ちてきました。そこは本当に少しタフでも決めきらなきゃいけないし、そういう練習をしていきたいと思うようになりましたし、新しい課題が出ました。

判断を磨き、勝利に貢献できる選手に
Q.このオールスター期間のバイウィークで取り組んでいることはあるか?
今意識しているのは"ディシジョンメイク"のところです。シュートを打つのか、パスするのかのディシジョン(判断)が良くないシチュエーションが多かったので、そこをしっかりと空いてる選手にパスを出したり、逆に行き切るのかという意識はしてやっていました。
Q.その完成度はどのくらいだと感じているのか?
もちろん完璧ではないですし、日々本当にいろんな課題が出る中で、それを一つずつ、本当にちょっとずつクリアにしていけている自信というか、感覚はあるので、そこはできたからと満足せずに、また次、少しずつ成長していきたいです。
Q.ここまでの前半終わってチームとしては苦しい状況だが、自身としてはどう感じているか?
シーズンの最初の方は自分の持ち味が出せずに悔しい思いをした時期はあったんですけど、少しずつ成長できてるなと思えています。自分の成長だけでなく、本当に勝利が、自分たちもファンの皆さんも欲しいと思うので、そこは本当に自分が活躍しながら勝利に貢献できるようにプレーをして、残りの30試合を戦っていきたいなと思います。
Q.楽さは感じられているか?
もちろんチームが勝てていない状況は苦しいんですけど、バスケをやっていて楽しいという気持ちは全然変わらないので、苦しい中でも楽しさはあります。でも負け続けるのは嫌だし、勝ちを見せたいので、そこはしっかりと努力して、皆さんに勝ちを残りの30試合でどれだけ届けられるかというところで、しっかりと成長していきたいと思います。

古巣戦から始まる後半 「成長した姿見せたい」
Q.昨季は長期離脱を経験して2シーズンぶりにシーズンを戦えていると思うが、そういった充実感もあるか?
もちろん、プレータイムも仙台に比べて増えて充実してるなとは思うんですけど、だからといってそこがゴールではないです。充実してるからいいではなくて、その中でどういうパフォーマンスをしているのかっていうところを考えています。充実しているかしていないかって言われたらしてはいるんですけど、その中でも自分が成長していくような選択をしているって感じです。
Q.残りのシーズンどう過ごしていきたいか?
自分の強みは、やっぱりスリーポイントであったり、オフェンスの起点になることだと思うので、そこのレベルをもうちょっと上げて残りの30試合、自分が成長するとともに、チームが成長することを考えながらやっていきたいです。それと、最初の30試合は2勝しかできなかったので、今チームでも話しているように、次のバイウィークまでの7試合が自分も大事だと思っているので、この7試合をどれだけ勝つことができるか、その勝ちに対して自分がどれだけ貢献できるのかを考えてやっていきたいです。
Q.その7試合の初戦が古巣の仙台89ERS戦、特別な思いがありますか?
それはもちろんありますね。プロキャリアを仙台で始めさせてもらえて、仙台89ERSはすごい好きだし、ファミリー感もあるし、自分にとって特別な場所でありチームであるので、しっかりとファンの皆さんやチームの関係者に、自分はこっち来て成長した姿を見せれるように準備していきたいです。
Q.仙台戦への意気込みと滋賀ブースター、仙台ブースターも含めたファンに向けて。
本当に仙台ブースターさんには成長した姿を見せれるように、滋賀レイクスとしてはしっかりと仙台に勝てるように、個人的にもしっかりと勝ちたいと思っています。滋賀ブースターの皆さんはいつも温かい熱い応援をしてくださるので、それに応えられるようにしていきたいなと思います。応援よろしくお願いします。
19得点&ゲームウィナーでヒーローインタビューに呼ばれた #岡田泰希
— 滋賀レイクス SHIGA LAKES (@shigalakestars) December 22, 2024
最後まで声を枯らしてくれたブースターの皆様の「タイキコール」に見送られてロッカールームへの帰還!… pic.twitter.com/FG6FxHLPrV


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