【GAME REPORT】 vs越谷アルファーズ(2024/12/29-30)
12月29日(日)30日(月)、ホームの滋賀ダイハツアリーナにて開催されました「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦 第15節 滋賀レイクスvs越谷アルファーズ」の試合結果です。
りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン 第15節
滋賀レイクス vs 越谷アルファーズ
【GAME1】12月29日(日)14:05試合開始
【GAME2】12月30日(月)14:05試合開始
試合会場:滋賀ダイハツアリーナ
GAME1
GAME1ハイライト
試合後コメント
前田健滋朗HC
年末に本当にたくさんの方々に来ていただいて、たくさんの声援の中で、そして期待の中で後押ししていただいたにもかかわらず、今日のようなゲームになってしまったことを非常に悔しく思っています。
一つは、3クォーターのところで試合が難しくなったというのはありました。そこの部分と、それ以降の部分でゲームが壊れてしまったと思っています。その2つ目のゲームが壊れてしまったというところが非常に、私としては悔しい、腹立たしい思いです。かつ、我々がこれからもそうですし、今日も見せるべきチームの姿ではなかったと思っています。
自分たちから戦うことであったりとか、チームとしてまとまっていくことであったり、そういったチームとして見せていきたい姿からかけ離れていて、自分たちからその機会を手放してしまったなと思っています。
Q.長谷川選手が約16分出ている、最初から想定していたのか?
いえ、全く想定してなかったです。
(出してみて良かった?)一つはやはり高さの部分で、相手の高さに対して、一つ彼自身がすごい止めきるシーンというのもありましたし、ファールになってしまった部分もありましたけど、ゴール下で高さがあったという部分。
もう一つはオフェンス面でも彼がシュートを決めたところもそうですし、彼がコート上をストレッチできることによって相手のビッグマンが彼についていたので、彼らのビッグマンを外に追いやることができるというところで、彼が結果を残してくれた。彼がゲームを前半の部分で作ってくれたというところがこのプレータイムになったと思っているので、全く最初のプランが別にあったわけでもないです。
ただ、彼が必要になる場面はあるだろうなと思って今日のゲームに入りました。
Q.想定以上に、特にカイ・ソット選手らに対するディフェンスとかもできていたように見える。
今日で言えば、彼が出た時間帯は一つ、彼らの高さに対抗できるというところを示したと思っています。なので、私が彼をどう評価するとか、どういうことをこれから期待しているか、というところもそうですけど、あのコート上で見せたものは皆さんも見ての通りだと思いますし、チームが戦っていく上で、彼がチームにプラスを持ってきてくれることを示したかなと思っています。
Q.ゲームが壊れてしまった原因とそう感じた理由は?
一つは難しい状況に3クォーターでなってしまって点差が開いてしまったところは一つの要因かなと、バスケット的なところでいうと要因かな、と思っています。
ただ、難しい状況は今シーズン、今ですらずっと難しい状況ではあるんですけど、この特に13点開いた状態から何とか戻すためにみんなが一体となったりファイトしたりっていう姿というのを見せ続けて来れた試合はあるかなと思っています。
そういった中で、今日は、今まで以上にレフリーに行ってしまったり、個人の思いの方に行ってしまったところがあるかなと。「なんとかチームで1点でも返すんだ」というチームとしての意思だったり、そういった部分が今日は見受けられなかったなと思っています。
逆に言うと、私は先週の渋谷の日曜日の試合は、すごくそこを彼ら自身から感じた部分はありました。なので、彼ら自身がお互いに「もっとこうしよう」だったり、それぞれが集まって話しているシーンだったりをより見ていたので、それと正反対だったなというところからそういうふうに感じました。
Q.明日やり返すために必要なこととかポイントになることは
一つは、いかにチームとして戦えるか、チームのために、そしてこのクラブのために、ブースターの皆さんだったり、自分たちを後押ししていただいている人のためにプレーできるか、チームとしてプレーできるか、というのがまず一番大事な部分だと思っています。
バスケットの部分でいうと、やはり彼らの高さの部分を、どのようにディフェンスでもストップするか、オフェンスでも得点につなげていくか。もう一つの部分に関しては、やはり高さと強さを持った選手というのが2タイプ、2人ずついるかなと思っています。カイ・ソット選手とソアレス選手というのは高さ、ジェフ・ギブス選手、LJ選手というのは強さというのを兼ね備えていると思っているので、そこの部分をしっかりとディフェンスでストップできるか。オフェンスは特にその高さの部分をいかに攻略できるかというところが、バスケットの面で言えば大事な部分になってくるかなと思ってますけど、そこよりももっと大事なことが最初に話させてもらったことです。
長谷川比源選手
今日はデビュー戦ということで、自分的にはしっかり試合に出るイメージをしていたので、あまり緊張せずに入れて、自分の長所のスリーポイントだったり、ディフェンスでしっかりハッスルできた部分もあったと思います。ただ、やっぱりまだディフェンスのところでミスがあって、そこから失点してチームに迷惑をかけてしまった部分もあったので、そこは今日の試合を通していろいろ感じるものがあったので、しっかり自分で反省して、明日、年末最後の試合は勝てるように頑張りたいと思います。
Q.プロ相手に自分が通用したと思うところはどこか?
フィジカルの部分では、ある程度負ける場面はあるんですけど、やっぱり当たり方を工夫すればしっかりインサイドでファイトできたということと、ディフェンスの部分では、自分のプレッシャーが効いて、スティールからチームとして速攻も出せていたので、そこは通用した部分でした。
Q.まだ改善が必要だなと感じたのはどういったところか?
ドライブした時の判断の部分で、自分で行くのか、味方にパスを出すのかの判断が少しでも遅れると、スティールやターンオーバーになってしまうので、そこは早くしないといけないなと思いました。今日ドライブに行った場面もあったんですけど、トラベリングを取られてしまったので、そこはしっかり自分で行くのか、味方に出すのかという判断を早くして、オフェンスでも貢献できるようにしたいと思います。
Q.デビュー戦で約16分の出場は想定内だったか?
結構早めに呼ばれましたが、自分としては準備はしていたので、そこまで緊張はしませんでしたし、プレータイムをもらえたので、そこは本当にいい経験になったなと思います。
Q.今日はカイソット選手とマッチアップして、あれだけ大きな選手と対戦するのは初めてだったと思うが、実際やってみてどう感じたか?
本当にシンプルにデカイというのは思ったんですが、ついてる中で、相手に飛ばれる前に足元にしっかり入って、自分がしっかりスタンスを作ってディフェンスをして、そこでダブルチームで自分がスティールした場面もあったので、そこの部分ではいいディフェンスができたのかなと思います。でもピックアンドロールの時のディフェンスがちょっと甘くて、そのままパスされてダンクされた場面があったので、そこはどっちが付くのかコミュニケーションをしっかりとらないといけなかったと思います。明日もマッチアップする可能性はあると思うので、そこは今日よりも修正してやりたいと思います。
Q.チームに合流したのはいつか?
今週の水曜日です。水曜日はウォークスルーで、対人練習は木曜日と金曜日にやりました。戦術も比較的覚えるのが得意な方で、自分なりに色々映像を見たりして、やっぱり試合に出たいという気持ちもありましたし、ロスターに入ることを目標にしていたので、しっかり覚えて、なるべく早く溶け込めるようにしようとしていました。そういう意味ではそこまで困らなかったと思います。
Q.眞庭GMにリリースコメントの中で、12月18日の琉球戦を現地で見ていて「自分ならこうする」というようなことを言っていたあった。イメージは持てていたのか?
バスケットLIVEで見た試合もあれば、琉球戦みたいに現地で見た試合もあって、やっぱりやってみて感じたことも色々あるんですけど、自分は最初にそういうイメージを持つことを大切にしていて、それがあると緊張しないというか、すんなり自分のプレーに行けるというのがルーティンなので、それをいつも考えながら試合を見ています。
田原隆徳選手
出だしの7-0のランと3Qの10-0のラン、前後半の出だしで戦術どうこうというよりはソフトに入ってしまっている部分が強いのかなと思います。ソフトに入ってそのまま点差を広げられてしまい、自分たちは戦おうとしなかったようにしか見えませんでした。それはプロとしてはやってはいけませんし、自分たちは滋賀レイクスを背負っているので、そのプライドを持って明日はプレーしないといけないと感じています。
Q.チームとして良い雰囲気を維持できていない要因は
負けている時でも、試合を通して一歩ずつ自分たちのやっている事が良くなっているというのを実感して、SR渋谷戦のGAME2で勝利を収める事ができました。ただ、次の試合も勝てるかと言われるとそう簡単ではなく、崩れるのは一瞬なので、その感覚を忘れず地盤を固めて自分たちのバスケットボールを信じて今日示す事ができれば良かったのですが、このような結果になってしまって残念です。なので明日は死に物狂いで、戦術以前に戦う気持ちを見せてやっていかないといけないと思っています。(明日が)今年最後のゲームで、今日もたくさんの方に応援してもらったので、今日のような試合は見せられません。
Q.試合後に選手には何か声をかけたか
負けが多くなってしまっているので、選手同士で話す事は多いです。今日はチームで戦えていないというか、審判に詰め寄ったりフラストレーションを溜めてチームのために戦おうとしなかったり、チームがまとまりきれていない部分は残念だなと思いました。そこはケニーさん(前田HC)含めてみんなで話をしてチームとしてまとまって、そこに選手のコミュニケーションは僕や大智(野本)、ブロック(モータム)のキャプテンと副キャプテン含めてまとまってやっていけるチームなので大丈夫だと思っています。ただ、そこを話し合ってもやるのは自分自身なので、ベクトルを自分に向けて戦う姿勢を見せる事が明日は大事だと思っています。
Q.今日は8得点など、個人として攻撃面での意識が変わってきたように感じたが
(チャンスがきたら)やりますし、練習ではやっているのでバランスかなと思っています。今日は最初に3Pが入ってピックを使う機会が増えたので、自分のリズムでプレーできたのが大きかったです。ただディフェンス面で全く納得していないので改善したいですし、オフェンスに関してもゴール下を外したり3Pで決め切れる場面で決め切れなかったので、全く満足していないですしもっとやれると思っています。
Q.長谷川選手が入った事でチーム内の競争や雰囲気が変わったか
若くてエネルギッシュな選手が入ってきたので、チームとしても競争をしますし、それによって比源も様々な経験ができて今日の試合で活躍してくれました。ただ個人的にはもっとやれると思っているので、そこで満足してほしくないですし、まだまだこれからなので、比源だけでなく他にも若手が多い中で楽しい時は楽しくやるときはしっかりやる、練習から刺激し合ってやっていくだけです。
GAME2
GAME2ハイライト
試合後コメント
前田健滋朗HC
年内最後のゲームでたくさんの方々に来ていただいて、最高の雰囲気を作っていただいたことを嬉しく思っています。この雰囲気というのは今シーズンだけでなく、特に昨シーズンのB2で優勝してB1に昇格したというこの勢いと、あとはここ10年以上、クラブが創設されてたくさんの方々、クラブの関係者の方もそうですし、ブースターの皆さんもそうですし、行政の皆さんも、本当にレイクスを取り巻く皆様が本当に作り上げてきた形として、本当に素晴らしい雰囲気を作っていただけている、というところだと思っています。そこに関して本当に感謝をしたいと思っていますし、結果としてそこの部分を返せなかったことで非常に悔しく思っています。
この2024年で積み上げたものを、次の2025年、さらにしっかりと積み上げて、それはクラブとしての形力もそうですし、勝利という部分でもしっかりと積み上げていけるように、2025年しっかりとやっていきたいと思っています。
試合に関しては、前半非常に難しい状況だったんですけれども、後半選手たちというのは非常にカムバックしてくれて、特に36点に後半を抑えたというところが本当に大きかったと思っています。 最後接戦までは行ったんですけども、そこから先詰めることができなかったというところは自分たちのまだ足らなさもそうですし、私も含めてもっともっとステップアップしなきゃいけないな、と思っています。
2025年、特に次の2週は、三遠さん、島根さんと本当にリーグでも上位のチームなので、特に島根さんに関しては、前回かなり力を見せつけられて負けてしまったという思いもあるので、2025年はしっかりと自分たちがステップアップをしている姿を見せたいなと思いますし、そのために今日見せたファイトだったりとか、ディフェンスのフィジカルさだったりとか、オフェンスのアグレッシブさというところはもっと磨き上げて、戦術的な部分ももっともっと磨き上げる部分と武器を増やす部分というのを、この次の1週間でしっかりとやってしっかり三遠さんにチャレンジしたい、そしていい2025年をスタートしたいという風に思っています。 あとは皆さんが2025年良いお年を迎えられることを祈っています。
Q.前半から後半にかけてハーフタイムにどのような指示や変更をしたのか?
戦術的な部分というのは変えた部分はありました。そこの部分とオフェンスに関してはもう少しボールの動きを作っていきたいというところで、特にショーン(市岡)が今日はスタートから外れた状況だったんですけども、彼がコートに出るような状況になって、彼を起点に起点というのは、彼にボールを預けて、彼からボールが供給されるような状況を作りたいというところで後半指示を出しました。なので、後半はショーンが一つの起点になってオフェンスに関しては進めることができた。逆にディフェンスで言えば、彼がいることによって戦術変更をすることができた。そこで守ることができたというのは大きかったと思っています。
Q.長谷川比源選手をスタート起用した理由は?
一つは高さの部分。もう一つはコートをストレッチすることができるという部分で、カイ・ソット選手が比源にマッチアップするというところだったので、彼がストレッチすることによってゴール近辺を開けたいという思いがありました。
(ファールが最初に重なってしまったのは誤算?)そうですね。ただそこはコントロールできないことですし、起きてしまったっていうところはあるので、その後にCJ(江原)が出ていったりとか宮本が出ていったりっていうところはあったかな、と思うので、比源はコートに立てば自分の持っている力を全部出してほしいなと思ってますし、それが結果ファールが混む形になったとしても、そこを学びとして次に生かすというところが、彼にとっては必要かなと思います
Q.2024年、手応えがあって成長できた部分と足りない部分は?
足りない部分とのは悔しい成績なのでかなりまだまだ足らない部分。このB1の中で戦っていく、勝っていくっていう上では、どの部分もまだまだこれからしっかりと積み上げていかなきゃいけないなっていうところはすごく感じている部分です。
手応えに関して言えば、このB1の中で、特に日本人選手たちという部分。外国籍以外の選手たちというのは、初めてB1でプレーするという選手も中にはいたり、あとはB1の中でも移籍してきてそこまでプレータイムがなかった中で、今、自分の手でプレータイムを掴み取っているという部分だったり、かなりどの選手にとっても、今シーズンというのはチャレンジングな中で、この2024年、今シーズン始まってからそれぞれがステップアップをしている部分というところ、まだまだこれからもっともっとステップアップしなきゃいけないんですけども、形として見せてくれている選手というのも中にはいると思っているので、そういったところは手応えだと思っています。
ただ、手応えって次の試合の何の保証にもならないと思っているので、そこはもう私も含めて次の試合に最高の準備をしていくというのが経験がなかろうがあろうが、結果出してようが、なかろうが、コーチだろうが選手だろうが、誰にも求められることですし、そこはよやっていかなきゃいけないと同時に強く思っています。
長谷川比源選手
スタートで出させてもらったんですけど、自分的にはオフェンスの部分では今日もシュートは決めることはできたんですけど、ディフェンスの部分で一回守った後のセカンドチャンスを取り切れず、そこで失点してしまったという場面があったので、やっぱりそこはまだまだだなと思って、スタートで出させてもらったから、もっとそういうケニー(前田HC)さんの求めるディフェンスの部分とかで貢献して、プレータイムを伸ばさないといけないと思いました。自分としては、今は少し悔しい気持ちのほうがまあ大きいです。
Q.スタートで出るのとベンチから出るのでは違いを感じますか?
自分は大学でスターターで出させてもらっていたので、試合の入り方はいつも通りだったので、そこはいつも通りできたのかなと思います
Q.ファールが重なったりもしたが、大学ではないイメージでしたか?
最初のオフェンスのファールも自分的には動いてなかったんですけど、そこで吹かれたりだとか、最初開始3分でファールを溜めてしまって、そこは修正していかないと思いました。 大学では最大のマッチアップでも自分と同じくらいの身長なので、本当に1個目は(リバウンドでボールを)落とせたんですけど、その後のセカンドチャンスというところでもっとしっかり飛ばれないようにするために、しっかり先に足元に入って落ちてから取るとか、チップしたりとか、そういう工夫がディフェンスのセカンドチャンスを与えない部分で必要なのかな、という風には今日は試合で感じたので、それは次の三遠戦でしっかりチャンスがあれば、そこは修正してオフェンスは継続してシュートはタッチもいいし、しっかり判断よく自分で打てていると思うので、そこは継続していきたいと思います。
Q.来年の目標、どういう選手になりたいというのがありますか?
本当にこの2日間いい経験させてもらったので、自分なりにいろいろ反省と、良い部分と悪い部分をしっかりと見て、来年の1月1日から練習は始まって次の三遠戦につながっていくと思うので、まずはそういう体作りや、そういうディフェンスとオフェンスのもっと理解度を深めて、次のゲームには自分をもっと成長させた姿でプレーするというのと、今シーズンは最終的にはスタートとしてチームに貢献できるような選手になるというのが今の目標です
岡田泰希選手
1クォーターは凄く良い出だしだったと思いますが、前半だけで言うと相手の主なスコアラーのLJ・ピーク 選手と松山駿選手を止められて、良いディフェンスをできていたと思いますが、笹倉選手と井上選手に持っていかれて、1回は追いつけましたが、その2人の選手の点差のまま試合が終わってしまったというか、負けてしまった試合でした。
Q.相手にかなり激しくマークされていたと思うが、プレーしてみてどうだったか?
本当に厳しく付かれていて、その中でも自分の仕事ができなかったのが事実です。しっかりとそこは受け止めて、「自分のマークが厳しくなってプレーできませんでした、負けました」では話にならないと思うので、しっかりとステップアップして、自分の強みを出してチームに貢献できるようなプレーをしていかないといけないなと思います。
(そのために必要な事は)シュートの本数は打てているので、少しタフショットと見られる場面でもしっかりと決めないといけません。自分のシュートだと決められると思っているので、少しコンテストが強い時でもしっかりと決められるような練習をしていきたいです。
Q.今年最後の試合を終えて、開幕からここまでを振り返って
最初は自分の持ち味を活かせずに、プレータイムも今と比べたら10分くらいのアベレージで、3Pの確率もそんなに良くはありませんでした。その中で茨城戦できっかけを作って、そのままのイメージでここまでやれたかなと感じています。この2戦は厳しい試合でしたが、しっかりと自分の強みが何なのかをチームとブースターに証明できた後半でした。そこは残りのシーズンも証明していきたいな思います。
Q.来年そのステップアップする部分で言うと、どの辺を伸ばしていきたいか
厳しいマークでもしっかりとスコアができる、あとは自分がきっかけで良いオフェンスができる、そういう選手にステップアップしていきたいです。
常田耕平選手
昨日の反省の部分で、1クォーターと3クォーターの出だしのところはチームとして修正できた部分ではあるかなと思いました。
あとはカイ・ソット選手のような、スペシャルな選手がコートに立っていた部分で、ペイントの点数がキース(カミングス)やブロック(モータム)の持ち味で、その中で僕や泰希(岡田)の3Pが出てくると止められなくなっていくのが滋賀のオフェンスだと思いますが、カイ・ソット選手が常にゴールの下にいることによって制限させられてしまいました。なおかつ、カイ・ソット選手がいるので泰希だったりガード陣にしっかりプレッシャーをかけて中へ中へドライブさせられて、最後カイ・ソット選手に合わせられるシチュエーションがとても多かったと感じています。
それに対して、今日だったら比源(長谷川)が1本3Pを決めましたし、CJ(江原)も終盤で良い3Pを決めていたので、そこに対してのアジャストは少しずつ良くなってはいましたが、2Qのところで離されてしまった点数がそのまま結果に繋がってしまいました。ただ最後のところでしっかり試合を戻して、もう一度できたところは昨日とは違った展開だったかなとは思います。
Q.チームとして今シーズンここまでを振り返ってみて
結果としては2勝というところで現状最下位で、どのチームも、(レイクスのことを)舐めている訳ではないと思いますが、下のチームという見られ方をされてしまうのは悔しい部分です。
SR渋谷に勝つまで連敗が続いていましたが、その中でもこうネガティブになることは全くありませんでした。負けに目を向けていないという訳ではなく、どんどん良くなっていってる部分を自分たちはすごく実感していたので、そのような結果であったとしてもやり続けようということは、チームとしても皆でできていました。
個人的にもここまでB1でプレータイムを持てると思ってなかったですし、やっている実感としても、もちろん通用するしないはあると思いますが、全くできない訳ではないですし、自分としても少しずつ少しずつ良くなっている感覚もあり、もちろん泰希もすごく自信を持ってできていて、そういった意味も含めてチームとしては良くなっていると感じています。
ちょっと前にケニーさんが「良い意味でいろんなところの期待を裏切ろう」という事をずっと言っていて、例えばSR渋谷では勝てないだろうと思っている周りの声に対してそれ裏切ろうとか、昨日今日だったら比源は入ってすぐだから何もできないだろうという声を、彼もプレーでしっかり示してくれましたし、ショーン(市岡)も昨日今日とプレータイムが限られている中で、彼自身がステップアップして自分の良さを出して良い意味でケニーさんを裏切りました。僕自身も含めて、そういった選手がどんどん出てこなきゃいけないのかなと思います。
泰希は今こうやって自分のプレーができていますが、練習でもっと凄いシュート僕の前から決めたり、やれる選手なんです。游もそうですし、一樹(宮本)もそれこそ大智(野本)さんだって、選手は皆やれるので、プレータイムがついてこなかったりだとかあると思いますが、いろんなところをしっかり裏切るようなプレーをすると、もっともっと良くなっていくんじゃないかなと思います。
各々がチームメートのことをリスペクトして「お前はもっとできる、お前もっとやれる」というのを信じてるからこそ、なぜコートに立った時にそれができないのか、やらないというところに来てると思うので、良い意味で全員がケニーさんや周りの声を裏切るような活躍が僕はできると思っています。 それが結果としてコートで表現できればもっともっと2025年は勝ちが増えてくると感じています。
Q.長谷川選手が入ってチームの雰囲気はどのように変わったか
正直に言うと、プロの世界なので、新しい選手が来るということは誰かがプレータイムがもらえなかったり、もちろんロスターの関係上外れる選手も出てくるので、全選手がポジティブに取られるかっていうと正直そうじゃないと思っています。もちろん彼の良さはありますし、入ったことによってできること、今まで出てきた課題がもしかしたら埋まるかもしれません。ただ僕も含めてまだ彼自身にも課題はあるので、ポジティブな部分はもちろんポジティブなところですが、感じ方は各々が違うと思います。
だからこそさっき話したような、良い意味で裏切らなきゃいけませんし、比源が入ってきて「どうぞ」と思ってる選手は誰一人いないので、そういう意味も込めた裏切りが必要なのかなと。 ブースターの皆さんも比源が入って、これから活躍していくであろう選手に期待を寄せるのはそうですが、その声に対して悔しがる選手はいっぱいいると思いますし、同じポジションであればより一層そう感じるはずですし、ベンチを外れたりプレータイムの部分で絶対にみんな良いと思ってはない部分は正直あると思います。
もちろん比源をチームの一員として迎え入れた上で、他の選手はやってやろうとか反骨心を持ってやっています。 それこそ今日のCJのあの3Pも、まさにそれを表した1本だったので、僕はすごく嬉しかったです。前半に彼が迷ったようなシュートを打ってたので「それは違うだろ」は彼にも伝えましたが、彼の良さは思い切って打つこと、しっかり体を使って守ること、彼の良さをしっかりコートで表現すればまた覆ると思いますし、その連続だと思います。
それこそ泰希は覆しまくってもここまで来ていますし、比源が入ったことによって競争が増して、チームとしてももちろんレベルアップしていくと思います。
Q.常田選手は2025年、どのように裏切ってくれるのか
結果として出すしかないかなと思ってます。プレータイムをいただいているというか、僕は勝ち取っていると自信を持って言えますが、勝ち取っている中で結果が付いてこないという事は、出ているメンバーに責任があると思いますし、そこに対して僕も責任を感じているので、2025年は結果を出す、僕はただそこかなと感じています。
もちろんプレーの内容でいろんなところがあると思います。例えばできないだろうと思われていることをやりたいとか、もっと点数を取りたい、もっとディフェンスでアジャストして止めたいなどありますが、僕はやるというか、他の選手もそうですがレベルアップしようとみんなやるので、そういった部分じゃないところで言うと、勝利という形でしっかりとした結果を出すというのが、僕は裏切る部分だと感じてます。