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「理想と現実」のあいだで、会社に変化を。──オプテックス・小菅俊博さん #ローカル人事の背中
滋賀に11社ある上場企業のひとつ、『オプテックスグループ』。滋賀県大津市に本社を構える同社は、各種センサーや電子機器の企画・開発事業などを通じて、世界中に製品やサービスを提供しています。
1979年の誕生以来、経営はずっと黒字続き。昨年末時点で、世界41社、合わせて2200人以上の従業員を抱えるまでに成長してきました。
そんなグループの1社『オプテックス株式会社』で、4年前から人事を務めるのが
次の世代の声に、耳を傾けたい。──日吉・林侑季さん
「みんな興味も事情も違う。そのなかで、まずは自分だったらどうしてもらいたいか、どう声をかけてもらいたいかと考えています」
人事として、何を大事にしながら働いていますか?——編集部の問いかけに、悩みながらもそんな言葉を返してくださったのは、滋賀県近江八幡市の『株式会社日吉』で働く林侑季さんです。
従業員数300人を超える会社のなかで、人事業務の中核を担う林さんは入社6年目。今では毎年10名ほどの
会社の“根っこ”を張る仕事なんです。──SHIMADA・士野知明さん
従業員数58名。平均勤続年数は11.9年(6年未満の新卒社員9名を含む)。2017年3月から3年間の離職数は驚きの「0」——。
これは滋賀県東近江市に本社工場を構え、害獣・害虫駆除用などの粘着シートを製造販売している『株式会社SHIMADA』の、成長の“裏”にある数字の一部です。
社員さん自ら「悪いところを探す方が正直、難しい(笑)」と公言するほど、働きやすい環境を実現している同社。そのなかで
「働く人の気持ち」を一番に。──千成亭風土・清水達也さん
「僕は、人事って会社を一番変えられるポジションだと思うんです」
そう話してくれたのは、滋賀県彦根市を中心に「近江牛」の専門店を展開する『千成亭風土』の人事部長、清水達也さん。25%だった同社の離職率を、わずか2年足らずで7%まで下げた立役者です。
「決して特別なことをやったわけではありません」と話す清水さんですが、実際に従業員満足度も採用状況も大きく改善。現場を大切にし、改善のサイクルを回し続