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清澄白河✩GLASS-LAB

おしゃれな下町として注目されている
江東区 清澄白河。
(素敵なカフェや雑貨屋さんも多く、
お散歩女子に人気 ! )
そんな町で68年続く伝統ガラス工房 椎名硝子。

〝 GLASS-LAB(グラス ラボ) ″ として
近年さらに注目され、江東ブランドとしても
認定されています。

ここの代表で大好きな友人でもある
椎名隆行さん(私は椎にぃと呼びます) に
1950年から変わらない椎名硝子のこだわりと
新しく生み出されている作品についてお話を聞いてきました。

ガラス・コップ・伝統工芸…そういったものに、
今まで特別興味を抱くことのなかった私が
話を聞くほどにぐいぐいと心惹かれてしまったここの魅力を、感じたままにお伝えします。
一緒に工場見学に来たつもりでご覧ください...✩

まずはじめに。
ここはガラス製品を作る″工場″ではなく、
出来上がったガラス製品に、
加工やアートを施す場所。
記念日や名前を刻印したグラスを作りたい!
トロフィーにデザインや名入れをしてほしい!
などのリア充な方たちの依頼を受け、
オリジナルの1つを製作する場所。

でも。

オリジナルグラスは、沢山の業者があるし…
ど素人の私は、シャーッと彫ってちゃっと完成✩
するんじゃないか…と思っていました。

!!!まったくそんなんじゃなかった!!!

冬の寒い日。
キーンと冷えた工房を訪ねると、
ガラスを削る作業音と大きな滑車が
がしゃんがしゃんと回る音。

1950年の創業時からずっと変わらず、
一つのモーターで大きな滑車を回し
ベルトでつながれた4台の機械を
同時に動かすスタイル。
このノスタルジックな光景に、テンションの上がらない人はいないんじゃないかな。
まるでジブリの世界に入り込んだようで、
とてもワクワクしました。

この場所で行われているのは
【平切子(ひらきりこ)】という
椎名硝子のメインとなる加工技術。
江戸切子という伝統工芸の一種で、
その違いは削る時に使う刃の部分。

元来の刃の先端で削るのではなく、
刃の横の面を使い、広く削る技術。
この滑車で回る大きな研磨機があるからこそ!
出来るものなんだとか。

この平切子という加工は、
元々お皿を作る工程で裏面に残ってしまう
吹きガラスの棒の跡を、
削り取ってきれいにするための技術。
それだけ聞くと、ぱっと削れば完成!
…かと思いますよね。

ち ゃ う ね ん。

えっらい手間隙かかっとんねん!
せやねん。
(思わず関西弁になるレベル!!)

この4台の機械を順番に使い、
①荒ずり→②三番がけ→③砥石かけ→磨き
という4工程の手作業を経て、
やっとツルンと透明になるのです。

お皿の裏側(それも一部分)をキレイにするのに
こんなにも手間がかかっているなんて...!

さて、この平切子の技術を用いて
グラス側面にデザインを入れた作品がこちら✨

左は、別の工場で
透明なガラスに青いガラスを
コーティングされてきたもの。
(これを″被せ硝子″といいます。)
青一色のグラスを、椎名硝子の技術
(上記の4工程)で削って加工し
部分的に透明な箇所を切り出したものが右✨

とってもおしゃれ...✩

私は特にパープルに心惹かれました( ¨̮ )︎︎❤︎︎


さらに椎名硝子のもう一つのすごい技術!
それは【サンドブラスト加工】✨

まずはこちらの機械をごらんください。

その名も〝サンドブラスター!〟
(くらえっっとか付けたら悪者を倒せそう ! )

両手を入れるふたつの穴と、のぞき窓。
とってもシンプルな機械。

中には細かい砂が入っていて、圧力を使い
ガラスに勢いよく砂を吹きつけます。
砂がつるつるのガラスに当たることで
その部分が削られ、
様々な絵や文字を刻んでいくのだそう。
(削った部分はすりガラスのような手触りになります。)
おおざっぱな造りに見えるこの機械。
けれど手作業で行なうそれは
とてもとても緻密な作業で、
職人である椎にぃの弟さんの手にかかれば
0.15mmの細かさまで表現できるそう。
(ちなみにここまでの技術を持っている職人さんは世界に何人もいないのだとか!)

...ということで、サンドブラスト加工と平切子、
椎名硝子ならではの2つの加工によって作られたグラスがこちら✨

立体的な波…しぶき…雲、そして細かい文字。
くるくると回すと、
見る面によって違った景色が愉しめるグラス。

ここまでの話を聞いてからこのグラスを見ると、
どれほどの時間と手間と、そして想いが込められたものなのだろう...としばらく見入ってしまいました。
こちらの商品は大人気で、テレビなどの取材も多く
数ヶ月待ちなのだそうです。


またこんな風に飲み物を入れることで
その表情を変えるグラスも...✩


ここで!!ライターまぁこ✎*の
ぎゅっと心をつかまれた商品をご紹介します✨

それがこちら!!✨✨

ぱっと見た瞬間、わぁ...!これ好き...!♡と
アドレナリンがでました( ´͈ ᵕ `͈ )✨

淡い色合いも、のびのびと泳ぐ金魚も
すごく素敵。
このグラスで日本酒を飲んでみたい… !
ちびちびと飲みながら、
くるくる回して眺めたい...と
お酒を飲めない私が妄想してしまうくらいに可愛い。

こちらはまず、ライトブルーのグラスに
ピンクの被せ硝子をコーティング。
ピンク一色になったグラスを平切子の技術で削り、
ライトブルーと透明な面を出していきます。
白いすりガラスの部分と金魚の絵は、
サンドブラストで砂を吹きつけて。
金魚の細かいうろこ部分も、立体的なひれの表情も全て手作業で作られています。

こちらは椎にぃもお気に入りで、
これで毎晩晩酌をするのが幸せなのだそう。
いつもは呑んべぇ(バラしてしまいました)で
優しい兄貴的な椎にぃが、ここでは職人の顔になり、
作られたものを愛でるように製作過程を話してくれる姿に
この場所と、作品への熱い想いを感じました。

(影も金魚 ! )

ここへ来てじんわり感じたのは、
こんな風に大切に、ひとつひとつ作られたグラスを
使ってみたいなぁ…という気持ち。
作り手の温もりや想いや美意識が伝わってくる、そんなグラス。

100円ショップでも食器が買えてしまう時代。
でもこうした昔ながらの製法で丁寧に作られたものを使うって
すごく日常や、自分自身を大切にしてる、
味わってる…そんな気がします。

きっとこれを洗うときも、しまうときも、
雑には扱えなくて
少し気にかける。心を配る。
でもそれがなんだか特別というか、
大切にしなければ壊れてしまうもの、
だからこそ
大切にしたいと思えるものを持つ。
それってとても豊かなことかもしれないなぁ...✨
なんてぼんやりと思いました。

いつもそんな風には過ごせなくても、
午後ひと息のアイスコーヒーや
夜に好きなお酒を飲むとき…
たった一つのお気に入りグラスで、
その瞬間がちょっとだけ特別になるかもしれない。
誰かを想っての贈り物や、
特別な日のために購入するのも素敵だけれど、
私はあえて自分のために、
そして日常のために持つのって
素敵だなぁ…と思いました。

時間と手間と、なによりも
作り手の想いが詰まったグラス。
そして昔ながらの貴重なモノづくりの光景が見られるガラス工房。

清澄白河という魅力的な町をお散歩がてら、
たくさんの人に訪れてほしいな。
帰り道にはきっと、
私がなぜか心躍るようになった気持ちを
味わってもらえるんじゃないかなぁ...✩

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【GLASS-LAB(グラスラボ)】
HP★ https://glass-labo.com/
東京都江東区平野1-13-11
TEL:03-6318-9407
営業:08:00~17:00
定休日:土曜・日曜日

★工場見学★
住所・TEL同上
対応日:土曜・日曜日
対応時間:10:00~16:00
参加無料、事前予約が必要

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心が動いた瞬間の空気を、すこしでも文章にパッケージできたらと思っています。周りの素敵な人、大好きな場所、おいしい食べ物...紹介したいものがたくさん。ライターです。写真も撮ります。iPhoneフォトグラファーです✧ 重たいカメラは、少し肩がこってしまいます( ˙꒳˙ )
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