神話

最初に神から創られたのは、

男と女でした。

二人は愛し合っていました。

なぜなら

神には愛しかなかったからです。

しかし二人は愛というものが

理解できませんでした。

なぜなら

愛のない状態を知らなかったからです。

二人は愛というものを理解したいと

神に願いました。

神は答えました。

愛は失って初めて理解できるが、

愛を失うことは辛いことだ。

君たちは耐えられるかね。

二人はきっと出来ると約束しました。

そこで神は女には、男を裏切り、

愛を失って彷徨うことを命じました。

男には裏切られても愛を持ち続けるように

命じました。

なぜなら、

女の愛は、愛される喜びであり、

男の愛は、愛する力だったからです。

そして、長い年月が流れました。

男と女は様々なドラマを経験しました。

そして、その時がきました。

ライオンズゲートが開き、

アダム、リリス、イブ、イエス、マリア、

様々な名前にシンボルされる男と女が

一同に会する時、

古の封印が解かれ、

女は、愛される喜びを知り、

男は、愛する力を知り、

二人は再び神の愛の中に戻ります。

しかし、今度の愛は

昔の無垢の愛ではなく、

新しい叡智の愛でした。

神は二人に優しく言いました。

君たちどうだったかね、旅は楽しかったかね。

男と女は、満足の中に頷きました。

そのドラマに協力した、

天使、悪魔、ルシファー、サタン、

ローマカトリック、エッセネ派、

フリーメーソン、イルミナティ、

天皇、北朝、南朝、

その他様々な役者たちも祝福しました。

男と女も、みんなに感謝を捧げました。

昔、昔、

遠くの、遠くの

星であったといわれる、

小さな、小さな、

ラブストーリーです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?