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試合よりも審判していたことの方が記憶に残っている部活動のはなし

#応援したいスポーツ

と聞くと、スポーツ好きの自分からすると、野球、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、卓球や陸上など、溢れんばかりに出てきました。

これは1つに絞れないなと思いながら、ふと思ったことが、

「スポーツで審判するのも立派なスポーツなんじゃない?」

ってことです。


高校時代のテニス部

わたしは高校生の頃テニス部で活動していました。

高校時代の思い出はテニスだけです!

なんて言えればよいのですが、全くそうは言えません。

テニス部には確かに夢中でしたが、友だちと旅行に行くことや(勝手に他県に行って親から怒られました)、お年頃なので女性にも夢中になり部活休んでデートしたり、家でゲームしたり漫画読んだり、勉強はちょこっとだけですがしました。

そんなテニス部に入ったのは、1年生の夏前でしたね。もともと中学の終わりからボクシングをしていて、部活入る気はありませんでした。たまたま同じクラスにテニス部の友だちがいて、その友だちが「テニス部入らない?入ったら女性にモテるよ!」なんて一言を素直に聞いてしまいそのままテニス部へ。

そして夏休みに大会がありそこにエントリーすることになり、大会に向けてテニス部が忙しくなったのでボクシングは辞めることにしました。それもこれもモテるため。ボクシング通っていましたが、女性は0人ですし、おじさんばかりのいるジムだったので通うモチベーションもそんなに上がらなかったんですよね。

ではなんでボクシングしだいたかと言うと当時大人気だったボクシング漫画「はじめの一歩」が面白かったから。ただそれだけでボクシングをやっていたので、そりゃ長続きはしませんよね。


憧れの聖地で毎日練習

わたしの住んでいる地区では毎年3月に、高校テニスの一大イベントが当時行われていました。

全国選抜高校生テニス大会

です。

なんとたまたまなのですが、わたしの地元の地元でこんな大きな大会が行われていたのです。当時メイン会場で使われていた「北九州プリンスホテルテニスコート」はなんと普段私達が練習するメインコートでもあったのです。

つまり普段普通に使っているテニスコートが、高校野球で言えば「甲子園」、サッカーで言えば「国立(現在は埼スタ)」のような高校生テニス部員たちのあこがれの地でもあったんですよね。こんな素晴らしいところを使っていたと今更ながら思い、学校には感謝ですね。私立で高い授業料払っていたのでまあその分と思えばですね。

そんなあこがれの地ではありながら、普段はかなり雑に使っていて大人の利用者から苦情ももらったことが数度あり。高校生だったのもあり、大人になった今ですが「申し訳ありませんでした」と謝っておきます。

申し訳ありませんでしたm(_ _)m


部活より審判の方が緊張する

実はテニスの試合って、試合の参加者が試合の審判やることが普通なんですよね。トーナメントがあって試合に負けると、負けた人が次の試合の審判をすることが多かったです。言えば優勝者だけはその大会で一度も審判せずに終わられるってことでもあります。

普通の大会で審判するのもそれなりに緊張するのですが、実は全国大会の場合は、その地元の高校生たちが審判するわけです。ということは、先程の「全国選抜高校生テニス大会」の審判って、自分たち地元の高校生が審判するんですよ。これは一大事ですよね!

全国から集った高校生球児の熱い思いをぶつける大会で審判するってこれはメチャクチャ良い経験でもあるのですが、それ以上に責任重大です。わたしも何度も審判しましたが、選手からクレーム受けたことが1度や2度ではありません。正直選手も本気ですが、審判する側も超本気です。ミスは許されないし、自身の判断に自身を持って皆へ伝えなければなりません。

わたしは1年生と2年生の3月のこの大会で2回ほど参加をしました。もちろん選手ではなく、審判としてですがw主審、副審がメインですが、トーナメントの上の方になってくると、ボールボーイや得点記入者などの作業も発生してきます。全てが緊張で、どれもこれも記憶に残っています。それはテニスでの部活を凌ぐぐらいですね。


決勝の最終試合で審判

大会も順調に進み、決勝までやってきました。そしてその決勝の5試合(シングル3試合とダブルス2試合)は、シングルス1をなんとわたしの高校が審判を受け持つことになりました。

決勝戦は、最初にダブルス2試合が行われて、最後にシングルスが3試合行われるのですが、これまた偶然なの必然なのかシングルス1は2対2の状況で始まるのです。つまりこの大会の最後の1試合でもあり、この大会の優秀チームが決まる超大事な試合で審判です。当たり前ですが、注目度も特大です。それに全国系のテレビ局まで取材に来ていました。

その試合、主審はうちのキャプテン、副審を副キャプテン、わたしはと言うと得点ボード担当です。少し安堵していたのですが、1つだけ問題点が浮上しました。これが一番高校テニス3年間で忘れられない思い出なのですが、決勝の会場が広い、そして大観衆、そして男子シングルスのトップ選手が試合をするので玉が早すぎて見えないし、主審や副審の声も全く聞こえないんですよね。

「これでどうやって得点つけるの?」と思ったのですが、そこでふと、わたしの前のコートを超えたあたりに反対側の得点ボードを友だちが担当していて、そのボードを見て真似したら良いのだということを思いつきました。よし、それでいこうと!

が、また問題が。コートの向こうで得点ボードをやってる友だちが中々点数を変えないものだから、こちらも変えれなくて。自分が変えると向こうも変えだして、おかしいなと。もうしょうがないので、これでもかというくらい耳を澄まして目をコートへ集中させて得点ボード担当として最後までやりとげました。この真剣度合いは試合以上でした。

あとで聞いたはなし、向こうも自分と同じことを思ってこちらの得点ボードを見ていたようですね。今では笑い話ですがwまあだから審判のことを試合よりも覚えているという高校時代の部活動の話しだったわけです。

まあそりゃ記憶に残りますよね。大会も終えて家に帰ると、まさに今日自分が得点ボードをしていた試合がテレビで流れてましたよ。そして少しばかりですが、全国版のテレビに写り初のテレビデビューもしましたとさ。


さいごに

今年はコロナの影響で、高校総体や甲子園までが大会中止となりました。それになんと言っても、オリンピックまでも延期です。

今年のスポーツ業界はなんというのか、、、もう完全に未曾有の危機と言っても良いでしょう。スポーツを行う方、応援する方、関わる会社や団体など世界中に目をやると数十億人規模のスポーツに関わる方全ての問題へと発展しています。

だからこそいま「スポーツを応援したい!」と強く思いますし、スポーツが夢や希望を見せてくれるのは過去の多くの事例からもあきらかですので、凄く期待しています。今こそスポーツの力を見せつけるべきときですよね!

コロナが収束してスポーツがまた各地で多く行われるのも楽しみです!もちろん審判もスポーツでは凄く大事な立場なので、審判にも注目されながらスポーツを楽しんでくれると嬉しいです。


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