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JaSST'22 Hokuriku に参加してきました|イベント参加レポート

こんにちは。アジャイル開発の中でQAリードをしている丸山です。
今回は、2022年1月21日に行われた JaSST'22 Hokuriku に参加してきましたので、その参加レポートになります。
弊社SHIFTはJasstのプレミアムスポンサーをしております!


はじめに

Jasstとは何なのか、以下に記載します。

ソフトウェア業界全体のテスト技術力の向上と普及を目指して、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)はソフトウェアテストシンポジウム(JaSST : Japan Symposium on Software Testing)を全国各地で開催しています。
ソフトウェアテスト技術者交流会(TEF)の活動として2003年に東京で始まったJaSSTはいまや、北は北海道から、東北、新潟、東京、東海、北陸、関西、四国、九州と、全国で開催しています。また、レビューを深耕する機会となるJaSST Review、さらに2020年からは場所を問わずに参加できるJaSST Online、そして2021年からは誰でも気軽にトークできるJaSST nanoも開催しております。

http://www.jasst.jp/about.html より引用

※資料の公開もなく、資料のスクショなども禁止であったため、資料へのリンクや画像はございません。

また、ここで記載する内容は私の主観に基づく内容となっております。

アジャイル開発で本当は、本当に、大切なこと~ビジネスとプログラマとテスター協働チームづくり~

講演の概要はこちらから

ここで言われていたことは、今の時代にアジャイル開発がどれだけ必要とされているのか、適しているのかということと、実際にやられているアジャイル開発の手法、カンバンの使い方、透明性を確保するための方法でした。

はじめに、私が言われてハッと思った言葉をなるべくそのままお伝えします。

契約構造から「言われたから作ろう」になってしまっており、良いものを作ろうってならない。
言われたこと、決められた仕様で作るだけだから、使われないものを作るということも多い。

現在、私もお客様から「こういうことをしてほしい」ということ言われ、お客様の現場に入り仕事をしています。
しかし、私がエンジニアとして働き始めた頃から思っていたことは「使われないものを作りたくない、必要なものを世の中に提供していきたい」ということでした。
私が常に思っていることを言われており非常に驚いたとともに、納得感を得つつ、自分の考えを肯定されているようで頭に残っています。

話を戻しまして、アジャイル開発がなぜ必要とされているのかですが、通常のウォーターフォール開発では納品、リリースまで1年といった非常に長い期間を要します。
しかし、仕様を検討してから1年経っていたとしたら要求が異なってくることもあるでしょう。
その市場の要求と検討時の要求の差を埋めるには、要求している市場と対話し求められていることを把握する必要がある、そして優先度の高いその時必要な機能、その時実装する機能を分析、設計、実装をする方法が現在は適していることが多い、と言われていました。

講師、平鍋さんが言われていたことでもう1つ残っている言葉があります。

進捗報告はいらないから、見に行くから、見えるものにしてください

私自身も人数が多くなったり、複数のフィーチャーが並行した時に見えにくくなってしまった経験、あります。。。 そのため、この言葉、「見えるものにする」ことを改めて意識したいと思いました!

プロジェクトに寄り添ったレビュー改善の実践と効果

講演の概要はこちらから

ここで言われていたことは、レビューの場の目的と、その定着に向けた取り組みと効果でした。 定着や効果に関しては、実際に聞いていただいたほうが良いため、私からあまり触れません。

こちらでも、言われていた内容で残っている言葉をお伝えします。

レビューは欠陥を見つける場
そのため、レビューでは指摘をしないといけないのに、実際は説明や議論の場になることが多い。
事前に資料を配布して事前にレビューしておいてもらう、また、できない場合は会議の冒頭で説明する時間を設けたほうが良いと考えた。

私自身もレビューの場を説明の場にしたり、説明の場になっていることを何度も経験がありますね。。。

そして、事前に資料を配布して目を通してもらう、とても良い方法だなって思いました!

レビューってタイミングによって見てほしい内容、レビューしてほしい内容が変わってくるので、そのレビューがどういった目的、どういった観点で指摘をしてほしいのかを伝えると共に、事前に資料などレビューしてほしいモノを提供し、事前レビューをしてもらう方法を試してみます!

なぜ大規模SIerで探索的テストを推進しているのか? ~2021ver~

講演の概要はこちらから

ここで言われていたことは、主に探索的テストの目的や方法、テスト設計を行うテストと探索的テストは何が違うのか、といった探索的テストに関することでした。

そして、ここで言われていた内容で最も印象に残っていることがあります。

SONAR Testing : 探索的テストの結果をレビューして抜け漏れをテストする方法
さらにそれを効率化するため、実施した手順や入力したデータを自動で取得するLatteArtというツールを作った

私も、探索的テストがどうしても属人的になり、何をしていたのか見えづらく、人によっては抜け漏れも発生しやすいテストであると考えていました。
そして、私は探索的テストを実施する場合「どの画面で、どの項目に、何を入れたのか」といったテストの手順を記し、テスト実施者以外がレビューし、レビュアー観点て気になるところがあれば確認をする、という、講師、熊川さんが言われていたSONAR Testingという方法を実施していました。

しかし、私の今までの方法は、テスト実施者がわざわざテスト手順やデータなど、何をしたのかを記さなければいけないという不便さがありました。

それが、今回紹介されていたLatteArtというツールで解消されると思います!
LatteArtに関して、まだ使っていませんので詳細はわかりませんが、OSSで使えるようなので私もさっそく使ってみたいと思います!

LatteArtの詳細はGithubに上がっておりましたので、そちらのリンクを付けておきます。
LatteArtのGithub

まとめ

今回のJasstに参加し、非常に多くの学び、気づきがあり、持ち帰るものが多くありました!
学んだだけで終わってしまっては意味がないため、今回学んだことをこれからの日々で実践し、改善し、プロジェクトに適した方法を見つけていきたいと思います!

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執筆者プロフィール:丸山 佳紀
SIerにて基幹システムの開発を3年経験し、2018年SHIFTに入社。
その後、アジャイル開発プロジェクトの中で手動テストだけでなく自動テストも担当し、API結合テストの自動化、GUIテストの自動化を推進した後、QAリードとして手動自動問わず品質を高めるための取り組みをしています。趣味とまではいえませんが、料理が好きで休日は何かしら作っており、最近バターケースを買いました。

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