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オブザーバビリティに気を付けよう!JaSST'22 Niigata イベント参加レポート

はじめに

こんにちは。SHIFTでアジャイルQAをやっている小波津です。

先日、2回目の JaSST に参加してきました! JaSST'22 Kansai に参加した時のイベント参加レポートもありますので、よかったらそちらもご覧ください。

今後も社外イベントに積極的に参加したいという前回の宣言通り早速新しいイベントに参加してきました!
今回は2022年7月8日(金)に開催された JaSST'22 Niigata です!
前回同様、JaSSTのイベントですが、今回のテーマは「オブザーバビリティと監視」でした。

オブザーバビリティ??と聞きなれない単語でしたが、興味深い&今後のテストで直面していくであろう課題であると感じたので、
よかったら最後までお読みください。

セッション1.基調講演「オブザーバビリティと監視」

講演者:松浦隼人(オーティファイ)

オブザーバビリティとは「可観測性」と訳されることがある単語であり、未知の事象に対して、なぜそれが起きたのかを把握(観測)することが出来ることである。 監視とは、既知の事象(想定している事象)を観測することである。

表にしたのが↓です

  • 知ってるし分かる:ソフトウェアテストにあたるものでテストで品質保証を行う

  • 知らないが分かる:なんで起きたか分からないけど、対応方法分かる
      これは経験値により分かるもののため、属人化するもの

  • 知っているが分からない:ログを日々取ったりすることで、何かが起きているのが分かる

  • 知らないし分からない:これがオブザーバビリティの対象にあたるもので、未知の事象に対応していくことが必要

どうしたら未知の事象に対応することが出来るか?
それは、オブザーバビリティの3つの柱となる「メトリクス・ログ・トレース」を正しく取ることで対応ができる。
これら3つの柱を正しく取ると、同じ事象を再現しやすくなるため、
「知っているし分かる」状態に持っていく調査を行うことが出来る。

  • メトリクス:何が起きているかを検知できる(監視と同じ)

  • ログ:メトリクスの情報を補い、起きた事象の流れを辿ることが出来る(イベント情報)

  • トレース:どこで問題が起きてるのかが分かる

これら3つを取る時、特定のために必要な情報、絞り込みができる情報が設定されているかなどに気を付ける必要がある。

感想

私が勤めてる現場では監視をしていることは知っていたが、オブザーバビリティに対応しているかどうかは知らなかったため、今後知っていく必要があると思いました。
また、「直感」に当たる部分の属人化を防ぐために、ナレッジの蓄積・共有が大事だと改めて思いました。
どの現場でも「この人に聞けば分かる」という辞書のような方がいて頼もしいですが、その人が不在の時の心細さはあると思い出してました。
属人化を防ぐための活動を現在行っているところなので、これをいろんな現場でも活かせれるようなノウハウにたどり着いてみたいと思いました。

まとめ

今回のイベントの内容は前回と全く違うもののため、今回も知識が広がったように思います。
QAをしていて最も怖いのが本番に漏れてしまう不具合のため、それが出ても対応できる仕組みを作ることは重要であり、それには注意しなければならない点があると、改めて考えさせられました。
(もちろん、本番に漏れないためにやれることをやった上で)
今後の品質保証維持、改善のために役立つ記事であることを願います。
今回は短いですが、以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました!👐


執筆者プロフィール:小波津 カロリーナ
新卒として2018年にSHIFT入社。
通信・産業の案件を複数経験後、アジャイル開発の現場でQAを実施。
関西弁喋る日系ペルー人。

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