従業員を雇いつづければ、障がい者をいっぱい雇えて、彼らがみんなに幸せを配ってくれる
SHIFTの人事が7年くらい前から地道にやってくれている障がい者雇用。やっと70人くらい採用できてポイントを達成しました。
そして、みなさん知ってましたか??
45.5人以上の事業者なら必ず障がい者雇用をしなくてはいけないです。従業員の2.3%です。
人口の7%くらいは障がい者がいると言われているので、国の法律はゆるいです。
知的障がい、身体障がい、精神障がい、
障がい者も種類があります。
身体障がい者は、大企業が採用して離してくれません。なので、後発組みのSHIFTは、精神障がい者を中心に採用しています。
一般的には、精神障がい者の離職率は40%です。SHIFTは12.5%。3人辞めてしまいましたが、全員鬱でした。
大変悲しいことです。
でも、離職率が低いのは、ちゃんと障がい者のキャリアをつくっているから。
平均給与150万円くらいと言われるこの業界で、250万円くらい給与を出します。そして、最高だと年収700万円超え。
成果がわかりにくいけど成長実感を持ってもらうように、月の給与が千円刻みで昇級します(SHIFT健常者は7,000円ピッチ)。
そして、ほぼ毎月のように面談。そこまでやって、離職率12.5%。
さらに、健常者と障がい者を区別することなく、慣れてもらう。だから、毎朝のラジオ体操は障がい者の子に仕切ってやってもらっています。
7年前、障がい者を雇わないといけないと言われて、どうせやるなら(良くない言葉かも知れませんが)思いっきりやったろうと。
でも、メリットを健常者が感じないと成功しないと思ったんで、まずはマッサージからはじめました。
1時間500円で、オリーブスパのような内装(数百万円かけました)でマッサージが味わえる。
それも、最初は業務中にやると後ろめたいと言われたので、僕が率先して使って宣伝して、やっと稼働率80%くらいになり、一般化していきました。
今や3人もマッサージがいます。それから、事務作業、掃除、動画編集、僕の会議の文字起こし、さまざまな取り組みをやって、やっと53人。そして、採用人数も年間34人ほどできる体制に。
採用単価もなんと13.6万円。業務種類が73種類と増やした結果です。
ここにきて、障がい者の子も軽作業や事務作業だけでなく、自分のやりたいことの延長と社会とが繋がることが重要だよねと障がい者アートを12月に開催することにしました。
そこから採用しようと思っています。アーティストを。
そして、毎日絵を描いてもらって、従業員または旦那さん、奥さんの誕生日にプレゼントしたいなと。
これがうまくいったら、SHIFTでお花畑をつくりたいです。毎日みんなの自宅にお花が届く会社って良くないですか。
人口の7%いる障がい者を社会の責務として2.3%雇えというのはわかります。だって、確率的に障がい者がいるから。
でも、もっともっと雇えると思います。
それは、会社がでかいから負う負債ではなくて、会社の規模が大きいからこそむしろできる施策がとても大切かなと。
だから、SHIFTはとにかく従業員を雇いつづけます。そうすると、障がい者をいっぱい雇えて、彼らがみんなに幸せを配ってくれるから。
障がい者サポートで有名な会社から、3人ほど転職してくれました。SHIFTだったら、障がい者の未来をつくってくれると思ったかららしいです。嬉しいですよね、そういうのも。
今の起業家の「カッコいい」は、ビジネス・資本主義という力を使って、いかに社会貢献するかだと思います。
稼ぐのは最低限の能力。
その先に、未来を創るから生きてる意味がある。
新卒に送ったメッセージで、空気を吸うだけの人生や辞めろと言いました。
僕は4人の子供がいますが、もし一人でも障がい者がいたら、全人生をかけて障がい者雇用をすると思います。
確率論なんですよね。
だから、他の親御さんが障がい者を育ててくれたのであれば、そのお礼に僕たちも何かをすべきだと思います。
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