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【過去の社内メッセージより】12期SHIFT創立記念日=ロイド記念日?!

2010年より、SHIFTの社内向けブログにさまざまなメッセージを書いてきました。そのメッセージをより多くの方たちに読んでいただきたいと、noteに転載したいと思います。今回は12期の設立記念日に従業員へ送ったメッセージです。

(SHIFTの社内向けブログ2016年9月7日)
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9月7日はシフトの設立記念日です。

2005年9月7日に、たった1人でSHIFTを立ち上げて11年も経ちました。

当時、一緒に住んでた奥さん(当時は彼女)が、会社に出勤するけど、僕は買ったばかりのマンションに一人残り、仕事もなく、やることがないので、
朝から初台のスーパーへ行き、ひき肉とナスを買い、一食ずつサランラップに包んで冷凍していました。

毎日が寂しく、奥さんが会社から帰ってくるのを、子犬のように待ち望んでる日々でした。

そんな寂しかったSHIFTも11年が経ち、1,000人もの仲間になり、いつもまわりには、笑いが絶えず、日々新しい技術が生まれ、お客さんに可愛がってもらえる会社になりました。

11年前には想像できなかったし、みんなには本当に感謝してる。

そして、今日からSHIFTの新しい12期がはじまりました。まずは売上1,000億円の企業を目指して、会社の事業方針を全従業員に伝えたいと思っていました。

しかし、今日からロンドンに出張で、いま羽田空港で飛行機に乗るところです。

みんなの前で本当は話したかったけど、実現できない物理的な制約がある。
でも、ソフトウェアテストを通して、働き方の革命を起こしたいと思っているSHIFTは、僕の分身である「タンゲロイド」をつくりました。

人工知能でゲームをクリアし打鍵機でオペレーションするロボットを創ったり、バイタルデータから今日の気分・集中力を把握したり、システムからの自動タスク配分と出来高制で圧倒的な生産性を追求したり、SHIFTはロボット・人工知能などと人間との共存・共栄を追求してきました。

「また、丹下さんは才能の無駄づかいをする」と言われるかもしれないが、
「タンゲロイド」には、新しい知的生産革命の僕なりの想いがあります。

僕はSHIFTのグループ会社や投資先、個人で応援する会社や起業家、自治体、NPOとミーティングし、毎日が朝の8時から夜中の2時くらいまで、本当に忙しいです。

これだけさまざまな業種、会社、団体の方と関わると、役員会議1つとっても、1時間移動し、1時間ミーティングし、1時間移動して帰る、3時間も費やしている。

だから、仕事の単位が時間単位にどうしてもなる。でもこのロイドがあれば、投資先の社長がふと僕にアドバイスをもらいたいときに、リアルタイムに聞くことができる。

別にスカイプでいいじゃんという概念ではなく、スカイプはノペッとした質感で立体感が出ず、迫力も伝わらない。

ロイドは立体的であり、首が動き目線が合い、まばたきすらする。スカイプでできない遠隔コミュニケーションの最後のインターフェースを補完しているし、人間のコミュニケーションのラストワンマイルと言える。

このタンゲロイドはいま3体つくっています。

ロイドがあれば、1つは会社に、1つは自宅に、1つはプロジェクターのように貸し出し設備にできる。急な出張もロイドがすればいい。

だから、1対1のコミュニケーションが、複数のロイドでN対Nになり、時間の使い方の単位が1時間から1分に変わる。

21世紀のホワイトカラーの働き方だと思う。

物理的な身体は南の島にあり、ロイドだけが会社に出勤している。会社での会議はロイド同士ですることになる日がくるかもしれない。

少しシュールだけど、ロイドをもたない役員は、まだ生身の身体を提供している人になる。「キミはまだロイドがもてないのか」という格差社会になることも想定される。

何にせよ、この発明が面白過ぎてか、爆笑問題さんが取材して、NHKにも出ました。

話はそれましたが、SHIFTの設立記念日に、羽田空港にいる僕はみんなの前で話せない。

ただ、ロイドが完成した。

ロイドを見たメンバーは、朝からぽかーんとしたかもしれませんが、社長はマジである、笑。

新しい働き方、新しい知的生産革命、新しいコミュニケーション、その幕開けを、今日迎え、SHIFTのメンバーに初披露しました。

それは、はじめて機関車が走った日かもしれない、はじめて飛行機が飛んだ日かもしれない、はじめて電話で話した日かもしれない。

見たこともない技術に触れ、はじめて見た人はその革命に気づくことはないかも知れない。

ただ、僕は人工知能・ロボットというものと人間を共存させ、人類をアドバンストさせたい。

それは、草木じゃできない、人間以外の動物もできない、意識や思考、思想をもった人間しかしかないことです。

人間である僕がやらないと誰がやる?

だからSHIFTの設立記念日を通して、SHIFTの全従業員に自分達のミッションは何か、自分達の存在意義は何かを改めて考えてほしいから、ロイドを披露しました。

これから海外に行く旅行者がひしめく羽田空港で、1人画面に向かい話す僕は、かなりの変態に見えたと思うが、人類が進化することに比べたら、たいしたことではないかな。

さぁ、SHIFTのみなさん、これからも世界をよくするために自分の才能を発揮しよう!

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