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フォトハッカー おもしろい写真を撮るヒント

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おもしろい写真を撮るには?という観点でテクニックやアイディアをまとめています。Instagram : @efshicci
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2017年3月の記事一覧

No.003 対比・コントラストを使って被写体を際立たせる

今回は対比というテクニックを使って写真を撮ってみよう。 対比(コントラスト)とは2つのものを並べ合わせて、その違いや特徴を際立たせること。 2つ以上のものがあればなんでも対比として使うことはできるけど、例えばこんなものがある。 ・色 ・大きさ ・光と影 ・若さと老 ・形 ・静と動 具体的にイメージしやすいものなら、「大人と赤ちゃんの手」とかどうだろう。1枚の写真のなかで、大人の手と比べることで、赤ちゃんの手の小ささや、柔らかい感触が伝わるかもしれない。 作例下の写真

No.004 夜の街を撮る時は、光を流してみよう

夜の風景撮影では、光を流してみると普段の光景とは違う景色が見れておもしろい。 サンフランシスコ市の中心にそびえる最も高いビル、トランスアメリカ・ピラミッドと道を走るバスの光跡。撮影データ : ISO100 / F8.0 / 4.0s 必要なものは、シャッタースピードをコントロールできるカメラと三脚だ。 上の写真では、4秒のシャッタースピードで撮影している。手に持った状態で4秒間まったく動かないでいることは不可能なので、三脚を使う。シャッターボタンを押す動作でもカメラは

No.005 日が沈む空を背景にフラッシュをたく

日が沈んだ直後の明るい時間は、マジックアワーと呼ばれている。空が藍色から地平線にいくにしたがって、黄色、オレンジやピンクのグラデーションになってとても美しい。 しかし、美しい空を背景に人を撮ると空がより明るいため、手前はシルエットになってしまう。シルエットを撮るのも良いけど、人の表情を写したい時はフラッシュを炊いてみよう。 手前にはフラッシュの光があたり、遠くに行くほど自然な光になるので、空の美しさも人の表情もどちらも捉えることができる。 作例 サンフランシスコの砂浜