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棚主の募集開始しました。|渋谷ヒカリエにできるシェア型の本屋さん「渋谷◯◯書店」

はじめまして。「渋谷◯◯書店」管理人の横石と申します。

おかげさまで開業前に実施したクラウドファンディングの目標達成を果たしまして、本日より棚主の一般募集をスタートいたします。

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▲おかげさまで目標達成しました!

「渋谷◯◯書店」は、2021年10月に渋谷ヒカリエ8階にできる、”みんなでつくる本屋さん”です。「シェア型の本屋さん」や「共同型書店」と呼ぶ方もいますが、みんなで本を持ち寄り、みんなで運営する新しいかたちの書店づくりに挑戦しています。

この書店を通じて取り組もうとしているのは、「偏愛に満ちた世界」をつくることです。


人の数だけ偏愛はあるといっても過言ではありません。他人からみたら、ちょっといびつで奇特なように思われるそんな愛情も、書店という場にかかれば、さまざまな偏愛を見事なバランスで調和しながら共存させてくれます。

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この場所で自分自身の偏愛を世の中に対しておもいっきり表現できる空間と時間を提供したいと思います。そして、この場に集まる偏愛にまみれた仲間たちと一緒に場づくりをしていきたいと考えています。



もし棚主になりたい方やシェア型本屋に興味ある方は、すこし長い文章なのですが本記事を読んでいただきまして、お問い合わせいただければ嬉しいです。


【
01】 偏愛の聖地、渋谷で


今回、書店をつくるのは東京・渋谷駅に直結した高層複合施設「渋谷ヒカリエ」の中です。言わずとしれた渋谷のランドマークである渋谷ヒカリエの8階に位置するもので、渋谷駅からは最も近いブックショップのひとつになる予定です。

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▲渋谷の玄関口といえばヒカリエです  ©Shibuya Hikarie

このフロアは、ナガオカケンメイさん率いる「D&DEPARTMENT」のミュージアム施設や食堂、コクヨの運営するコワーキングスペース「MOV」などで構成され、東京随一のカルチャーフロアとして全国だけではなく全世界からお客さんが訪れるのが大きな特長です。

そんなフロアの一角に、私たちの書店スペースはオープンすることになります。お店の名前は「渋谷◯◯書店(シブヤ・マルマル・ショテン)」

◯◯というのは、だれでも本屋さんになることができて、どんな偏愛のテーマでも、ジャンルでも対応できるような余白があり、可変的でありたいという想いからです。あなたの偏愛を店名にいれることもできれば、あなたの名前だっていれることができます。

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▲ショップカード兼名刺のイメージです。


「いまどき書店なんて」と思われる方もいるかもしれません。それでも「本屋は街づくりの中心になれる」と信じるからこそ、渋谷という街の偏愛に対する寛容さを願うからこそ、この取り組みはコロナ禍にあってスタートしました。


【
02】偏愛は地球を救う



いまや偏愛はパワーです。

時代は変わり、いまとなっては組織や集団の力だけが優先されるのではなく、個人的な偏愛や動機こそが社会を前に進めてくれる大きな原動力になっています。

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▲自分と社会をつなぐ偏愛を本屋さんに託す



私の周りを見渡しただけでも、
・サウナ好きを公言していたら、いつの間にかサウナ経営者に。

・納豆好きが高じて、納豆親善大使に。

・世界中に友だちをつくるために、世界中の国歌斉唱ができるパフォーマンサーに。

自分の偏愛に自信をもって、世の中に発信することは、だれかを助けることができたり、社会の役に立てる時代になりました。今後はさらに顕著になるのではないでしょうか。

あなたの偏愛は地球を救う。そんな体験を「渋谷◯◯書店」では実現していきたいと思っています。


【
03】 みんなの「偏愛」を集めた新しい本屋さん


「渋谷◯◯書店」とは小さな本屋の集合体です。みんなで本を持ち寄り、みんなで運営する本屋です。

本屋をやってみたいけど、まだ一歩を踏み出していない人も。以前に書店員をやっていたけど、また本に関わっていたい人も。本を好きな人が自分の好きな本を並べて販売する。そんな本屋さんの機能を根源的に究めていくことで、たどりついた書店の進化形ともいえます。

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▲130以上の本棚が並ぶ圧巻の本屋空間。
(CGはイメージです)

しかし、渋谷駅上で書店をしようものならものすごいコストがかかるわけですが、棚のシェアだけではなく、運営のシェアも行うことで各人にかかってくる金銭的・時間的コストを分散できるのもこの共同型書店のメリットのひとつです。

最小のコストで、自分の棚を持ちながら、本を介した偏愛なる出会いを育みませんか。

尚、棚主になっていただくにあたって、何をしてもいいというわけではありません。
たとえば、営業時間や設置物、販売接客のルールをきちっと守っていただく必要もあれば、定期的に積極的な店番をしていただく必要もあります。
また、誰も店番に入れない時間は、営業時間外になってしまうなど共同書店ならではのルールもございます。

棚主になっていただける皆さまには、トラブルを回避するためにも、想定している運用ルールや確認事項を事前に読んで頂いた上で、プランのご支援をお願いできればと思います。


>共同書店の棚・店番について

※Googleスプレッドシートに遷移します。

棚主に興味ある方は、必ず読んでください。

そして、ぜひお店に立てる時間をつくっていただきまして、この書店の「店長」としてこの場を一緒に盛り上げていただければ嬉しいです。


【
04】月五千円ほどで棚主になる



ご存知のように書店という業態は薄利多売な上に、時代の波もあって縮小の一途をたどるばかりです。

この書店においては一棚あたり月額4,950円(税込)の棚料をいただくわけですが、決して儲かるからという理由ではじまったわけではありません。利益度外視のプロジェクトです。

私たちに予算が潤沢にあるわけではありませんし、感染拡大の影響も色濃く、この時期に開業したとしても、はたしてどれぐらいの方に来店してもらえるのか定かではありません。

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▲手前に見えるのが改造・屋台自転車。全国どこでも出張可能に。
(CGはイメージです)

豪華な空間ではありませんが、ご利用いただく方にとって気持ちよく使えるよう読書用ブースを設けたり、ゲストに企画棚を展開するなど小さくも熱のこもった偏愛コミュニティを育てていきたいと思います。


【
05】日本列島、本屋さん増大計画



この共同運営による書店のかたちは私たちがはじめてではありません。全国各地に広がるこの本屋さんの解放とも言えるムーブメントは、吉祥寺にある「ブックマンション」から始まりました。

「日本列島、本屋さん増大計画」を提唱し、一人が開店運営リスクを抱え込むのではなく、どこでも気軽にみんなで本を持ち寄り、一緒に運営することの意義は全国に広がり、新たな書店づくりの選択肢のひとつになりました。

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▲2019年からスタートした共同型書店の先駆け的存在


そんな全国に広がりつつあるこのステキな運動に呼応するかたちで、「ブックマンション」管理人である中西功さんにお声がけしてアドバイザリーとしても参画してもらっています。

そのうち、私たちも渋谷に限らず「梅田◯◯書店」や「鎌倉◯◯書店」、「天神◯◯書店」といった全国各地に広がる偏愛ネットワークをつくっていくことも構想しています。

もしよかったら、活動の想いなどが掲載されていますので、ブックマンションにまつわる記事ものぞいみてください。


【
06】小さくも濃厚な偏愛コミュニティを


店舗のスペースは30坪もないぐらいの小さなスペースです。ここに国内でも最大規模となる約130を越える本棚を用意します。

また、棚以外にも、偏愛コミュニティのためのイベントスペース活用はもちろんのこと、オンライン配信番組用としてのスペース利用、アート作品などの展示ギャラリーなどを視野に入れた店舗開発・運営を進めています。

定期的な催事もやっていきたいと思っていますし、著者や編集者をお招きしたイベントや企画棚をつくっていきたいと考えています。一方的に話を聞くイベントではなく、双方向のコミュニケーションを発生し、偏愛ファーストなスモールコミュニティが醸成されるようなイベント実施を目指したいと思います。

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▲中央のテーブルを移動すれば、イベントや配信スタジオに早変わり。
(CGはイメージです)

【
07】メンバーや賛同者の紹介

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この書店をつくるにあたって、偏愛なるチームを組んでプロジェクトを進めています。そんなサポートしてもらっているメンバーのご紹介と本プロジェクトにご賛同いただいている皆さまの声をご紹介させてください。



◎サポートメンバー

◆中西 功さん(吉祥寺にある「ブックマンション」/管理人)
「みんなで運営する本屋さんがまさか渋谷にできるなんて、ブックマンションを作った時には想像できませんでした。偏愛ラバー大集合の本屋さん、まずは渋谷店を皮切りに全国に広がっていって欲しいです。」
◆林 昂平さん(Studio 「 」 /建築家、デザイナー)
「本を愛する人々の、偏愛の詰まった本棚が集まる場所になるからこそ、それぞれの棚の位置を簡単に入れ替えられる空間を考えました。訪れるたびに変化があり、たくさんの偏愛と出会える場に、ぜひ足を運んでもらえたらと思います。」

◎賛同者

◆梅田 悟司さん(『「言葉にできる」は武器になる』著者/コピーライター)
 「『個人書店という形で、自らの偏愛を開陳し、偏愛でつながる場づくりをする』。本プロジェクトの概要をお聞きした際に胸が高鳴りました。渋谷のど真ん中に、人間が本来持っている偏りと歪さ(つまり個性!)でつながる、やさしく、あたたかい場所が生まれるのですね!」





【
08】 最後に。改めて伝えたい想い


最後にすこしだけ個人的な話をさせてください。
少し前になるのですが、仲間のひとりにカネトウくんというメガネ男子の書店員がいまして、「横石さん、選書しませんか?」と彼が務める書店での選書棚づくりに誘ってくれたのです。

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▲自己紹介をテーマに選書させてもらいました。



銀座にある書店の一等地に、自分が選んだ数十冊の本がズラリと並んだときは鳥肌が立つぐらいに嬉しかったのですが、何よりも感動したのが自分が選んだ本が売れて、人の手に渡ったときです。

「本が売れるのってこんなにも嬉しいこと」なのかと驚いたことを覚えています。自分の一部が世の中に広がっていくというか、つながっていくという感覚というか、とてもワクワクする貴重な体験でした。

そんな”本屋さんで働くよろこび”をおすそわけしてくれたカネトウくんには感謝しかないのですが、彼は病に臥して1年前に帰らぬ人となりました。彼から教わった”本を売るよろこび”を一人でも多くの人に共有したい。「渋谷◯◯書店」の本屋体験を通じてその魅力を伝えていくこともミッションのひとつです。

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▲私たちのミッションです。偏愛と対話がテーマ。


渋谷駅の真上で”だれでも本屋さんになれる場所”をみんなで一緒に創りませんか?この街の新しいカルチャーづくりを本屋さんが担っていきたいと思います。



月4,950円で、渋谷の本屋さんに。

お申し込みはコチラから。


※※※現在、棚主の新規申込は
公式Twitterでご案内しております※※※



※お申し込み後、決済サービスのURLリンクをご案内致します。
※ご利用期間は3ヶ月から。初回のみ初期設定費用1ヶ月分が発生します。
※利用規約はコチラ(上記リンク先の申し込みフォーム内にも記載があります)

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◆店舗名:
 渋谷◯◯書店(シブヤ・マルマル・ショテン)
◆住所:
 〒150-8510
 東京都渋谷区渋谷2丁目21−1-8階
◆開業日:
 プレオープン
=10月8日(金)
 グランドオープン=11月8日(月)予定
◆営業時間:
 不定休/12:00〜18:00
◆公式サイト:
 10月8日公開予定
◆発起人&管理人:
 横石 崇(&Co./Tokyo Work Design Weekオーガナイザー)
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月4,950円で、渋谷の本屋さんに。

※上記ページの内容は2021年9月13日現在のものです。