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匿名の暴力について

まず始めにテラスハウスに出演されていた木村花様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。このnoteはその訃報を受け、いち配信者として考えたことを述べたものです。


このnoteで言いたいのは、「ネット」上で知人や見知らぬ特定の人間を誹謗中傷したりしつこく攻撃してはいけないということ。そして、今あなたはそうしていなかったとしても、いとも簡単に「ネット」上で暴言を吐く側になってしまう可能性があること、この2つだ。

1.SNSで人は死ぬ

「SNSで人は死ぬ」、この言葉はあまりにも直接的で不適切かもしれないが匿名で誹謗中傷を書き込むすべての人に伝えたい。私たちは人間で、挑戦する数が多ければ多いほど、失敗や間違いをする。ある人の言動が明らかに間違っていたり、明らかにおかしいと思った場合でも、絶対に「ネット」上で特定の個人を誹謗中傷してはならない。絶対だ。なぜならそれは人を殺す可能性があるから。

今日この件に関してわかりやすく説明されているなと思ったものを見つけたので、紹介する。学天即の奥田修二さんのツイートだ。

2.次に人を殺す側にまわってしまうのはあなたかもしれない

匿名性とフォロワーの少なさ、これには最も注意しなければならない。だれが書いたかわからない、また他人に指摘される可能性も少ないという環境は、必然的に無責任な発言を助長する。今はリア友のみのアカウントを持つあなたが、匿名でフォロワーの少ないアカウントをもった瞬間、特定の個人の悪口をかいてしまう可能性が急に高くなることは想像に難くない。

しかし、根本的になぜこんなにもネット上に誹謗中傷が増えたのだろうか。その理由の1つにネットの出現によって、不平や不満のはけ口が居酒屋からSNSに変化したことが挙げられる。コロナの影響で家にいる人が多くなった今、ネット上のマイナス面の書き込みや悪口は明らかに増加した。しかし、人は多かれ少なかれ不平不満を持つもの。コロナの影響で精神的ストレスを抱える人は多い。ただその個人的なストレスを、ネット上で特定の個人にぶつけることはやめないか。今はそうしていない人も、自分が簡単にその立場になってしまう可能性があることを忘れてはいけない。そうならないためにも匿名のアカウントは持たないようにするか、書くとしても自分以外は観覧できないよう徹底することをおすすめする。


最後に

あなたはこう思ったことはないだろうか?

「この人アンチに対して何にも思っていないんだろうな」「悪口書かれても大丈夫そう」

あなたがそう思っているその人は誹謗中傷に対して何も思っていないのではなく、「慣れた」だけだ。有名になる前に不特定多数の人から悪口をネットで書かれるという経験をする人はまあ少ない。その人も最初ネット上で悪口を言われ始めたときは、個人差はあれど、きっと傷つき、苦しんだだろう。そうでない人もいるかもしれないがそれは確実に少数だ。今これを書いている私はTwitterで1万人のフォロワー、bilibiliで5万人のチャンネル登録者、Douyin(中国版tiktok)で34万人のフォロワーがいる。動画を投稿すると必ず「太った」「鼻がブス」「顔丸すぎ」「中国語下手」などのコメントがくる。それをほぼ毎日見る。もうそれに慣れたと自分では思っている。そういう風なコメントが来ることが分かったうえで、誹謗中傷がくることへの覚悟があるうえでそれでもなお発信している。だからといって私たち配信者はそれからのストレスを受けていないというわけではない。人間、自分に否定的なコメントを毎日見ていればそりゃ疲弊する。誰かを傷つけるようなことをネット上に気軽に書けてしまう人がいるせいで、どれだけの有名人、どれだけの動画投稿者、どれだけのツイッタラー、どれだけのインスタグラマーが死んでしまっただろうか。死んでいないとしても、ネット上から息を引き取った人も多い。ネット上に他愛のない言葉を吐いてる暇があるなら、自分の人生に忙しくなったらどうだ。どんな人でも、あなたを愛してくれている人はいるはず。その人のために時間を使おう。人生はあなたが思っているよりも短いぞ。いつ死ぬかもわからないんだから。明日、いや今日何があるかも分からないんだから。


シブルナ

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