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渋谷の美術手帖編集室

2021年7月16日(金)14:00-14:55放送
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【パーソナリティー】
岩渕貞哉(「美術手帖」総編集長)
https://bijutsutecho.com/

【ゲスト】
福島夏子(「美術手帖」スタッフ)

今回のゲストは2021年8月号「女性たちの美術史」特集企画担当の福島夏子さんです。
副題は「フェミニズムとジェンダー」ということで、ジェンダーの話もしました。
戦後50年~60年をメインで取り上げた理由は、美術史で構造的に女性たちがどう語られてきたのかを客観的するためだそう。
「美術史」という歴史におけて、取りこぼされてきた女性美術家。
その取りこぼされた作家たちを美術史に組み入れようという試みもあったそうです。

今回はインターセクショナリティという考えを持っている作家をピックアップして取り上げました。

インターセクショナリティとは、人種、性別、性的指向、国籍、障がいなどの属性が交差したときに起こる、差別や不利益を理解する枠組みです。

福島さんが今回取材で印象に残っているアーティストは三島喜美代さん。
80代でも元気に制作活動をされているそう。

森美術館のアナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人 にも作品が出展されています。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/anotherenergy/02/

安易に「女性」とカテゴリーするのはメディアとしてあまり良くない、と岩渕さんが話されていました。
無意識に使うのではなく「あえて使っている」という意識と、フェミニズムに対する考えを深めることが大切だと実感しました。

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