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図書館と子育て

note113日目。
今日は子どもが生まれてから定期的にくるようになった図書館での観察と気づき。

子どもが生まれてから図書館に行く機会が増えた。
私自身は子どもの頃から図書館の独特なにおいが苦手で、図書館にはあまり行かないタイプだった。
あの静かな雰囲気も好きじゃなかった。

子どもが生まれて、本にはたくさん触れた方がいいと思って近所の図書館に何度か連れて行ったが、やはりあの空気がダメだった。
だから、図書館に子どもを連れて行くのは夫の担当になった。

私が子どもと一緒に図書館によく行くようになったのは、アメリカに引っ越してからだ。
学校からの帰りに寄って、おやつを食べながら、本を読んで時間を過ごしたり、長期休みの間には図書館のイベントによく参加していた。

子どもがどんな本を選ぶのか、他の子どもがいた時にどう絡むのか、本やPC、工作の備品を譲るのか譲らないのか。
家のことから離れて、子どもを観察するのにもよい時間だった。

子どもと図書館に行くことは、子どもが本を楽しむ時間になるし、時間潰しにもなるし、無料だし、快適であることをアメリカで覚えた私は、旅先でも必ず宿泊先や出かける場所の近くに図書館があるかを確認するようになった。
だから、アメリカでは住んでいない地域の図書館にもかなり行ったと思う。

子連れで知らない土地で時間を過ごす場所を探すのはなかなか難しい。
アメリカ時代に公園を見つけるのもかなり上手くなったのだが、公園遊びは天気によって左右されるのがネックだ。でも図書館はそれがない。

ニュージーランドに引越してきた時も、最初に探したのは図書館だった。
私はだいたいGooglemapで探すのだが、ここではなかなか見つけることが出来ず、最初の数ヶ月は図書館にいくことが出来なかった。
図書館が見つけられないことが、とてもストレスだった。
自分でもこんなにストレスに感じるとは意外だったが、それだけ図書館が知らない土地で子どもと過ごす場所として私が必要としているのだとわかった。

ちょうど今から1年前くらいだろうか。
こっちで初めて図書館に行った。
市内の図書館をいくつか訪れて、お気に入りの1つをみつけた。
サムネイルに入っている写真が私たちがお気に入りの図書館。

今はその図書館に週2回通っている。子どもの習い事(公文)の前に寄って、直しがあるときは図書館で直しをして、残りの時間は好きな本を読むという過ごし方をしている。ここでも子どもの過ごし方や本の選び方を観察しているのだが、きょうだいで違いがあって面白い。

そして、図書館の良いところの一つに、子ども自身が読まなかったとしても沢山の本の表紙やタイトルを視界に入れることが可能、がある。
本の厚さや大きさなど、ネットでは得られない情報が沢山だ。
大人は〇ページと書かれていたら厚みが想像できるが、子どもは違う。
だからリアルの場である図書館にいくことを私は大事にしているし、これからも定期的に通いたい場所だ。

私自身が子どもの頃に、この良さを知っていたら、と思ったりもするが、これは母親になって子どもを観察や経験で気づいたことだから、仕方がない。
今は私が図書館に連れていくことで、子どもにとって良い環境を与えられていると実感できるからそこを大切にしていきたい。


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