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オタクと一般人とマウンティングゴリラとポジティブヒューマン

「一般人」……オタク用語で、オタクではない人。
オタクでも同ジャンルでない人も指す場合もある。

私は歴史オタクだ。「歴女」と呼ばれるのはちょっと納得いかないというめんどくさい歴オタだ。

よくTVで使われている歴女は「女性歴史オタク」だから、まあいいんですけど……歴史オタクの中で使われる歴女は、いわゆる歴史人物のBLを嗜むお姉さまという意味も含まれるので……。

本当にめんどくさい理由でマジすまないとは思っている。

さて、先日「歴史の知識は全くない。鎌倉時代? 源頼朝……以外に何があったっけ?」というぐらいの「一般人」と鎌倉時代の話をする機会があった。

私は歴オタだが、歴史が好きでオタクになったというより、生来からのオタク気質の者が歴史好きになったというタイプだ。

だからいわゆる「オタク差別」「オタクいじめ」についてのトラウマも多少持っている。

現在、非オタクなフォロワーさんはみんな心優しい……。私が妄想全開の歴史noteをヴァ―っと綴っても、いいねしてくれる……。

だから思いもよらないだろうが、世間には「自分の知らない知識を有する人を馬鹿にする」という人がわりといるのだ。

それはたいてい陽キャの皮を被っていて、交友関係も広く見えるので一見コミュ力高そうに見える。だが、一度「格下」と認定すると途端に本性を現しマウンティングゴリラとなる。

オタクは陽キャやコミュ高い人を敬遠しがちだが、これは初対面では単に明るくて親切なポジティブヒューマンと、ただ騒がしくて傲慢なマウンティングゴリラの区別がつかないからでもある。

マウンティングゴリラは自己肯定感が低いので、他人を見下して馬鹿にする事で「こいつよりはマシな人間だ」と自分の価値を相対的にあげようとする生態がある。

そして自分にとっての格下が常にそばにいないと、自己嫌悪して消滅したくなるので、最初のうちはとても親切で優しくして恩を売り、「なかなか切れない友達」になろうとするのである。

以前書いた、「人生経験=セックスした相手の数」みたいな人たちがそうだった。



彼らは「自分のした経験こそが、人生で一番重要な経験」なので、その経験をした事ない人を見下す。

人生で一番重要な経験をした事ないのに、他の無駄な経験・知識を増やす人を馬鹿にする。

マウンティングゴリラにとって、オタクは「簡単に見下して馬鹿にできる相手」なのだ。

陽キャコミュ強ポジティブヒューマンの皮を被ったマウンティングゴリラたちは、散々私が「自ら調べて知っている」という事を馬鹿にしてきた。

だから、身構える。

一般人に自分のジャンルを話すときに、オタクは色々な保険を打つ。

「いや、自分も聞いた話なんだけど〜」

「友達に詳しい子がいて〜」

「子供と一緒に観てるんだけど〜」

こんな風に、自分から調べたわけではなく、「たまたま知ってしまった」風を装うのだ。

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