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「やりがい」と「収入」のバランス

今日は80歳の父の話。

「やりがい」と「収入」

①やりがいはあるんだけど、収入が少ないんだよね・・・
②収入はいいんだけど、やりがいがないんだよね・・・
③やりがいもあるし、収入も満足!

こんなアンケートが合ったら、まちがいなくみんな③を選びますよね。

やりがいと収入のどちらも満たされているのがベストですが、なかなかそうもいかないのが現実です。

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現在80歳の父は、高校教師でした。
現役はとっくに引退していますが、それでも一昨年までは非常勤講師として学校に勤務していました。

さすがに体力の問題もあり、昨年はオファーを受けずに、1年間畑を作ったりしてのんびり過ごしていました。

てっきりそのまま引退なんだろうと家族の誰もが思っていたのですが、今年の3月、急遽復帰が決まりました。

「週2日の非常勤講師をお願いしたい」とオファーがあったのです。

母に聞いたところ、父は即決。快諾したといいます。

そして、父は4月から嬉々として仕事に励んでいるのです。

しかし、母は賛成ではありません。
なぜなら働いたところで、収入にならないから。

父は、持病があって自分で運転をすることができません。
通勤の際は、母が車の運転をして送迎することになります。

当然、母はそのスケジュールを段取りしなければならない。
更に、後期高齢者で年金暮らしなので、収入と支出のバランスを考える、さまざまな手間暇と労働の割に収入にならないというのです。

母にしてみたら、自分の手間は増え、父の体調の心配も増え、メリットはなにもない・・・収入は増えないのに。

でも。

私は父が仕事をすることには賛成です。

仕事をするということは、少なからず誰かの役に立つということです。
自宅で畑の世話をすることも、もちろん幸福なことですが、父にとっては天職ともいえる教員として教壇に立てる、それも求められて、ということは間違いなく日々の暮らしに喜びをもたらしてくれているでしょう。

母の言い分ももちろん分かりますが、80歳という年齢になっても自分の好きなことができるなんて、なんて贅沢で幸せなことだろう、と父を羨ましく思うのです。

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私は、40代半ばにしてようやくWebライターという仕事に巡り合えました。

私の「やりがい」と「収入」は、まだまだバランスがとれているとは言えないですが、それでも「やりたい」と思える、情熱を注げるものに出会ってしまったのです。

だからこそ、父のその想いに「うん、うん」と頷くことができたのでしょう。

そして改めて強く想うのです。

「好きな時に好きな場所で好きな仕事をして、収入もやりがいもバランスよく手にしよう」

人生は一度きり。
後悔のないように、やれることは全部やってみよう。
それでだめなら、仕方ないもんね。

そんな風に思いながら、電話口で母の愚痴を聞いていたのでした。


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