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さみだれ・ひとりごと⑦
今日は、空き日。公演のない日。長崎に居ます。
念願の遠藤周作文学館に行った。ホテルのある長崎駅前からバスで70分、道の駅という停留所で降りた。
会館は、こじんまりとしていて聖歌が流れていた。
遠藤周作の苦悩が溢れていた。
17歳の時に「沈黙」を読んだ。無力なキリストと初めて出会った。
「イエスの生涯」「死海のほとり」で解決の光も持たない人たちの話を聞くしかないキリストの姿に驚いた。
「侍
さみだれ・ひとりごと⑥
一昨日のことだが、鳥取から出雲への移動日で各駅停車に乗った。
ビールとワンカップ、それに私の好きな幕の内弁当を買って乗り込んだ。
海を見たり、山を越えたりの旅だった。
山陰線は単線だ。すれちがう上りの電車を駅で何度も待った。
人気や活気が感じられないような駅から高校生が乗り込んできた。
日焼けしていた。みんな健康そうに笑っていた。
米子で乗り換えた。酒を補給した。
今回の旅は、米子を四
さみだれ・ひとりごと⑤
今から5年前になるかなぁ。
沖縄の離島公演をした。17日間8公演だった。
文化庁の決まりがあって、本島や石垣島それに宮古島の大きな島では公演は出来ない。本当に離島ばかりだった。
沖縄は、離島と離島を直接結ぶ航路はない。必ず本島や石垣島、宮古島に戻りまた別の離島に行くのだ。
だから公演数の割には日数が長い。それぞれの島の芸能や自然を楽しんだ旅だった。
日が暮れて、昨年死んだ名護市出身の翁長諭と
さみだれ・ひとりごと④
昨日、特別定額給付金。例の10万円の知らせがポストにあった。
記入もメディアで騒ぐ程もなく簡単。免許証と通帳をコピーして同封した。
糊付けし送り先をふと見た。
なんと、京都中央郵便局私書箱8号とある。委託業務会社の私書箱。
江戸川区役所に勤務している友人は、土日もない程特別定額給付金の発送に忙殺している話を先日伺った。
どうなってるのかな~。一瞬思った。
そして、もう手続き完了して返送した
さみだれ・ひとりごと③
私は、これまでに9回ブラジルに行った。
2001年文化庁の在外研修で行ったのが始まり。
到着した日の夜に芝居を観に行った。終演後ブラジルの演劇人と呑んだ。彼らは、日本の事を聞いた。日本人は、常に先の事を考えて生きていると答えた。彼らは口々に今だよ今を楽しめと吠えた。私は、黙って呑むしかなかった。
すっかりブラジルが気に入った。ブラキチになった。
帰国後、ハチマルの連中とブラジルを演劇をしながら旅
さみだれ・ひとりごと その⓶
私は15年前から歩いている。
以前から散歩が好きだった。本気で歩いてみようと思った。1時間歩いた。マメが出来た。左足の小指に。あんまり真剣に働いたことがなかったので、初めてのマメである。三日休んだ。そしてまた歩いた。腰が痛くなった。三日休んだ。膝が痛くなった。三日休んだ。
地方公演の時にマッサージを頼んだ。マッサージ師さんが「お客さん猫背ですね。」と言った。とりあえず誰よりも胸を張って生きよう