「ありのまま」それとも「努力して伸ばす」?
「ありのままで。。」
「世界で一つだけの花を咲かせる。。」
個性を生かし幸せな人生を歩めたらいいものです。
一方で、厳しい世の中で生きるには、嫌なことでも我慢して一生懸命努力しないといけない、という意見もよく聞きます。
今回は対立して語られることもあるこれらの概念について、整理してみたいと思います。
ありのままでいいのは何?
人にはそれぞれ個性がありますが、私はこの個性というのを次の4つに分解(因数分解)してとらえています。
「性格」: 明るい、慎重、だいたん、あまり人前に出たくないなど
「興味」: 電車が好き、恐竜が好き、かわいいのが好き、運動が好き
「才能」: 努力によってスキル(能力)が上達する速さ
「価値観」: コツコツやるのがいい、思ったらすぐ行動、など
そして、この4つの中で、私が「ありのまま」でいいと考えるのは、「性格」「興味」「価値観」です。
つまり、性格などはその人それぞれであり、無理に変える必要がない、と考えています。
いろいろ勉強や経験をしてきた結果、「性格」「興味」「価値観」が周りから否定されてしまうと、反発が起こるか、自己肯定感が下がるのではないかと考えています。
努力すべきことは?
スキルや能力をみがき、知識を得ることです。
これらは、勉強においても、世の中に出てからも必要であり、一生磨き続けるといいのではないか、と思います。つまり、ありのままではなく、一生成長し続けるということですね。
理由はそうしなければならない、というより、成長し続けることは楽しいことだからです。
一律の価値基準で評価される受験制度は課題もありますが、勉強が苦手な人であっても、やりたいことにつながるハードルを超えるための手段として、また、学び方を学ぶための手段としてとらえるといいでしょう。
さらにいえば、自分の「才能」につながっているスキルや能力を磨けるといいですよね。上達のスピードも速く、苦もなく長く続けられ、結果として実力がつきます。
能力をお金に変えることは別
ただ注意すべき点は、能力をお金に変える部分は別という点です。いくら才能に根ざしていて、その能力がすごくてもお金になるかどうかは別の問題です。
世の中には時代によりさまざまなニーズがあり、それを満たすサービスがお金になっています。時代によっては、やりたいことがそのままではお金にならないこともあります。
才能や能力をお金に変える部分は、時代のニーズと自分のやりたいことの折り合いをつけることでもあり、大人であっても難しい問題ですね。
まとめ
今回は、ありのままでいいこと、努力すべきことを整理してみました。
また、努力や才能がお金につながるかどうか、というのも別の問題として考えるといいでしょう。
自分の才能は何か?
才能を生かしてどのようにこれからの社会に貢献し、お金につなげるか?
そのために、学校ではどんな能力をみがき、どんな知識を得るか?
ぜひ学生のうちからいろいろ考えてみてくださいね。
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