【現アパレル従業員によるシューズ豆知識】vol.22 「ミッドソールその2」

ランニングに限らず、バスケットやバレー、卓球のような屋内競技には、ほぼミッドソールがつま先からかかとまで入っています。

一方でサッカーやラグビー、アメフト、ラクロスといった競技にはないものばかりです。
って考えると野球だけなぜか種類があります。。。

革底ばかりのときは、ミッドソールもない、もしくはほんのちょっとかかとにある程度で、まさに素足感覚。

それから樹脂プレートができると、当たり前のようにミッドソールが入りました。他と比べて金具の突き上げがキツかったのかもしれませんね。
日本では、革底の流れからか軽量や低重心が好まれ、かかとから真ん中くらいまでのハーフウェッジタイプしかずっとありませんでした。
(P革文化vol.18もあるかも)

しかしアメリカは、ランニング等と同じフルレングスタイプしかありません。体格や環境の違いはあるかもしれませんが、当然負担軽減になります。

そこで近頃は、日本でも急速にフルレングスが普及してきています。選手に伺うと長時間の練習、長い大会やシーズン、さらには1試合の中でも、パフォーマンスが安定して持続するのが結果的に良いとのこと。
もちろんハーフウェッジの特徴は今でも人気です。そんなときは練習と試合で分ける、という選手もいます。

スパイクでも紹介した、身体の状態を整えながらパフォーマンスを発揮する、という考えがここにも繋がっているみたいです。

次回、「中底」

※かなりはしょりながらなので、厳密には正確でなくてもご了承くださいませ。。。