インフォデミックに脅かされることない本質の追求が大事

新型コロナ・ウイルスは多くの人類の健康を脅かすパンデミックなのか。それとも情報拡散が招いているインフォデミックなのか。ネットから有益な情報からデマ情報という様々な情報を入手できる世の中になっているからこそ、本質を読み取る力を高めたいですね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55811680Z10C20A2I00000/

新型コロナ・ウイルスの実際の病症よりも、その感染の不安の煽りによって日本全国の日常の生活が乱れています。マスクやトイレットペーパーという正常では手を伸ばせばいつでも手に入る日常品が無くなる異常な状態は、ウイルスの悪さというより、人間がつくっていますね。

でも、それが現実です。そんな時に、私たちはどうすれば良いのか。

それは、何が本質なのかということを見極める追求です。

目前や近いところでは、案外、その本質が見えない場合があります。この世の中からマスクやトイレットペーパーが永遠と無くなる訳でない。いつか正常を取り戻したときに、私たちはいつでもマスクやトイレットペーパーが買える日が訪れるのです。

問題は、その日までどうするのかです。

それは、見えない脅威におびえている目前の現象だけではなく、見えない未来を信じる力を発揮することではないでしょうか。

新型コロナ・ウイルスで中国の経済活動が停滞しているというのに、二月中旬の世界の株式市場は妙に楽観しているという目の前に見える現象に疑念を持っていただけに、先週の株式市場の暴落は、ある意味で「正常」な調整です。そもそも、景気が調整側面の時に、株式市場だけ高値圏ということは本質とは言えなかったですから。

そういう意味で、新型コロナ・ウイルスが私たちに本質を見せてくれているのかもしれません。それが見える力を私たちが持っていれば。

多くの行事や通常の仕事などがキャンセルされ、日常のルーチンが乱され、日程がポカンと空いた方々やも多いと思います。それを不便・迷惑と考えるのか。それとも、ホッと一呼吸して何が大切なことであるかを見直す貴重な時間を与えてくれているのか。

日が沈んでも、必ず日は登ります。

寒い季節であっても、必ず温かい季節も訪れる。

市場が下落しても、必ず市場は上昇します。

新型コロナ・ウイルスの感染が広まっても、必ず新型コロナ・ウイルスの影響は収まります。

これが、本質だと思います。見えない未来を信じるためには、本質を読み取る力が必要です。

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