垂直に圧を入れる

揉捏(じゅうねつ)の揉む、捏(こ)ねるの動作も加減が難しいが、いわゆる指圧の体表面(身体)に対して垂直に圧を入れる(垂直に圧(お)す)動きは力の方向と深さが絶妙でなければならない。

深すぎても組織を痛めるし、浅いと圧されている感じがしない。絶妙な加減で初めて成り立つものである。

ただこの垂直に入る圧がきちんと使いこなせていると組織を傷つけることなく深部まで筋繊維をほぐすことができる。

神経痛の時も同様で神経の過敏症状として起こる坐骨神経痛などは坐骨神経を垂直に圧して神経の働きを減弱させることが重要となる。
圧が強過ぎれば余計に神経、筋の反発を生むので痛みが強くなるのは言うまでもない。

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