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映画『若草の頃 -1944- (Meet Me in St. Louis) 』で76年前のアメリカ万博にタイムスリップ!ジュディ・ガーランドの歌声と豪華な衣装にうっとり


U-NEXTにて鑑賞。


1944年制作のアメリカ映画。セントルイス万博が行われるまでの1903年〜1904年にかけての1年間を描く。

父親が弁護士の、中流以上には裕福な家庭が主な登場人物群。物語の主人公であり、一家の娘役となるのが『オズの魔法使い』の少女役で有名なジュディ・ガーランド。



『オズの魔法使い』ではあどけない少女だった彼女が、本作では推測で17歳くらいに成長し、すっかり素敵なレディに見える。女の子の成長の早さに驚かされる。

相変わらず歌声は抜群に美しく、年齢の割に驚くほど大人びた歌い方をする彼女。更に姉役の役者さんがピアノを弾けるので、ジュディの歌声に合わせてピアノを演奏するシーンも多々登場する。音楽の演奏シーンが登場する映画好きにはたまらない。



日本語タイトルに「若草」とあるため、四人姉妹の若き日々を描いた『若草物語』を想起させられるが、実際に最も重要な軸となるのはあくまでセントルイスという町が万博に湧いた1年間だと思う。

大阪万博の話を嬉しそうに話すお年寄みたいなもので、いかにその時代にとって重要な動きだったかということ。本作に登場する弁護士一家はその代表であり、町に住む人たちにも数々の物語が存在したことが想像できる。

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ところでジュディ・ガーランドの恋愛シーンでは、「すっかり大人になって……」と姪っ子を遠くから見る親戚のおじさんおばさん心にならざるを得ない。

最後には丸くおさまるところ、音楽が楽しいところ、ドレスやインテリア、エクステリア、小物など、大好きポイントが掛け算のように登場し、繰り返し鑑賞しても見どころが満載の名画だった。


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【ミニエッセイ】

まるでお涙頂戴映画のような話だが、28歳で難病になり、365日が同じ生活を送るようになってから文章がどんどん書けなくなっている。自分の目で見て、耳で聴いて、肌で触れる経験が欠乏しているからだ。夢だってもう昔のことしか見なくなった。名前も覚えていなかったような、昨日まで忘れていたような、小学校の同級生がさも当たり前のように夢に出てくる。人は人生が更新されないと、過去へと後退していってしまう生き物らしい。私の人生は止まったままで、再生ボタンを押すこともできない。それでも何か書きたいから、映画について書くことにした。せめて自分の心が弾むものを、好きなものを、楽しいものを。「夢を見る」といっても二つの意味がある。夜に見る夢は自分の力では変えようがないけど、昼に見る夢は変えられるはずだ。私にとって映画は、夢見る力を思い出させてくれる素晴らしき遺産だ。半世紀以上前の敬愛すべき人たちが残してくれたものを、思いっきり楽しんでいきたい。

                綿生しあの


#映画感想文
#趣味



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趣味で映画やドラマを自由研究しています。作品に対する感想やエッセイを書き手の個性がちょっぴり覗くくらいに書きます。たまに商品レビューも。のんびりマイペースにやっております。アイコンはえびふらいのしっぽです🍤
コメント (1)
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