見出し画像

私が走ってきた意味

※注 今回の投稿は長文です。

週末のチャリティでモヤモヤしてしまったこと

楽しみにしていた先週末のチャリティランイベント。実は、企画準備の途中からモヤモヤしてしまっていました。

まず、ぼくの投稿きっかけでこの活動を応援&興味をもってくださった方々にお詫びしなければならないことがあります。

先週末の「ハビタット・チャリティhome run」は"社会福祉法人・横浜訓盲院という障害のある子どもたちが暮らす施設の老朽化した建物を直すため"のお金を募るために200人集めることを目標としたものとぼく自身解釈してイベント告知をがんばっていましたが…どうも、そうじゃなくなってしまっていたようです。

(そのことについては、ぼくの投稿を信じてイベントへ参加&告知協力くださった方には本当に申し訳ありません。ただ、今日の投稿を最後まで読んでいただけたら嬉しいです🙇‍♂️)

※ハビダットジャパンの今後の活動については⤵︎のインスタよりご覧ください
https://instagram.com/habitat_japan?igshid=92n893oi0e2o



それでも今回のチャリティランで良かったこと

ランイベントそのものは、スタッフや参加者とのタスキリレー(目的の共有)としてすれ違いがあったと自分では感じていますが、企画に関われて良かったこともあります。

ボランティアスタッフとして協力してくれた大学生と意味のある出逢い方ができたと感じていることです。

具体的にいうと、ぼくはミーティング時「あなたの人生最良のマンガは何ですか?」と初対面の彼らに質問し、全員が答えてくれた作品を全て読んでからイベントに参加しました。

これはサロマ企画で、すでに井上のコーチングを受けたことのあるウルトラランナーや中田敦彦オンラインサロンの一部のメンバーはご存知かもしれませんが、ぼくはそのような「自分の人生最良の○○」を答えてくれた人には、次に会う時までに必ず読んでおき、本人へ感想を伝えるという独自のコミュニケーション方法をよく使います。

一連の「行動」と自分の伝える「感想内容」で井上真悟がどんな人間なのか?の中身を相手に伝えることができ、相手の一番大切にしてる価値観も知ることができ、協力して欲しい人との関係性が意味のあるものになるからです。

今回もイベント前日。近所の漫画喫茶にこもり、14人分の人生最良漫画(約70冊)にザッと目をとおしたあと、その感想を一人一人へ伝えてからイベントに臨みました。実際に彼らと共有した時間は、2時間程度でしたが、数人の大学生には井上の競技人生の一番根っこの部分を受けとめてもらえたと感じており、そのタスキリレーはきっと意味があると思っています。

※「あなたの人生最良の漫画は何ですか?」について興味のある方は⤵︎の動画をご覧ください 

今回のチャリティコーチ報酬の使いみち

そのような週末を経て、この4日間 僕が何にモヤモヤしていたかと言うと、今回のイベントで僕が目的としていた「参加者や主催者とのタスキリレー」は、さっぱり成功していない気がするのにコーチ料をもらってしまっていることです。

本当は「ぼくの講師料もチャリティに使ってください」と、イベントの閉会式で言おうと思っていたのですが、それも何だか無意味に思えてしまい、今回のお金の使い道に悩みました。

このお金は、ぼくの投稿をみてチャリティ主旨に賛同し井上の活動応援してくれた、みなさんの中の誰かからの「信用」のはずだからです。

ここのタスキリレー失敗は、24時間走元世界王者を名乗り続けながら守ってきた信念に関わることだから。

で、今朝もモヤモヤ悩んでいたところ「JETBOOK」というクラウドファンディング企画を知りました。

その内容が「これぞ井上真悟の流儀!」というくらい自分がウルトラマラソンの壮大な駅伝活動で成し遂げたかった、しっくりくるものなのです。

この「JETBOOK」は、支援者の「人生最良の本」を児童養護施設の子ども達へ贈るプロジェクトをとおして「本=学び」の機会を親といっしょに暮らせない子たちに届けるというものです。

全国の児童養護施設さんが抱えている悩みの一つに「退所後の児童が大学へ進学することがお金の事情で難しいため教育格差が起こりやすい」というものがあります。

ただ、学びの原点とは本をたくさん読むことだと僕は思います。

ちなみにぼくの「あなたの人生最良の漫画って何ですか?」は、アスリートとして出逢ってきた1500人の児童養護施設の子たちとの出逢いを無駄にしないために編み出したもので、このJET BOOKクラファンと本質的に通じる点がとても多いです。

こういう交流方法だけは、自分の人生をちゃんと持っている「人間」にしかできません。AIがアルゴリズムで本を薦めてくることとは、意味が違います。

そこで、今回のチャリティランで得た報酬はこのクラウドファンディングへの支援に使うことに決めました(全額ではないですが)

この「JETBOOK」クラファンとのご縁は、一度の投稿では、文量が多くなりすぎてしまうので、きょうはここまで。

次回は「そもそも井上は2017年に台湾一周駅伝を実施したとき、どんな内容の支援を台湾の児童養護施設・未成年犯罪者更生施設の子ども達にしたのか」を深掘りした関連記事をまた書こうと思います。

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?