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12月のソウル旅(2日目前編)

ソウル2日目
(長くなりそうなので、前後編にします)

今日から本格的に観光を。

まずは、T-moneyカードとキャッシュレス決済カードを兼ね備えたWOWPASSカードを作りに行きます。両替もカード発行機でできるのでウォンを両替もします。

詳しくはこちらを参考に!(丸投げ)

日本でしていく準備はアプリをインストールしておくことくらいです。
で、両替機のある場所に行ったらカード発行して、画面の指示通りにカードを有効化して、そのあとWOWPASSカードヘチャージします。
チャージは日本円でできますし、ここでチャージ以外に両替でウォンも用意できます。(レートも空港より安いです)

で、このカードをアプリと連携させると、カード残高などもわかるという優れもの!回し者っぽいけど、本当にこれは便利でした!

注意点としてはT-moneyカードとしてのチャージは別途行う必要があるので、駅の機械やコンビニで店員さんにやってもらいましょう。

ということで、いざ!市場へ!
もういきなりの市場です。誰だよ、キムソクジンのセンイルを祝いに行くとか書いたやつは(わたしだよ)。

広蔵市場(カンジャンシジャン)に向かいます。

清渓川(チョンゲチョン)という可愛い川が流れているので、その遊歩道沿いに歩いていきます。朝の空気がピリッとして気持ち良いです。
どんだけ寒いのかと恐れていたんですけど、歩いている分には大丈夫です。

清渓川(チョンゲチョン)

広蔵市場です。

広蔵市場は100年続く伝統市場だそうです。なんかきっとそういうことが書いてある(ざっくり)歴史を感じる壁。

美しい韓服

グルメが有名ですが、こんな素敵な韓服のお店もありました。
服屋さん、生地屋さんなどもたくさんあって、少し見て回るだけでもとっても面白いです。
こういう生地屋さんと生地屋さんの間にも小さなコーヒーを売るお店(スティックコーヒーを紙コップに入れて売ってくれる)があって、お店の方達が買っていきます。
軽くコーヒーを求めていたんですけど、勇気が出なくて買えませんでした(今なら買える)。

気になる路地がたくさんありますが、わたしは昨日のアシアナ航空から何も食べておらずペゴパなので、またグルメ通りへ戻ります。

どの屋台にするか悩みながら歩いていたところにこのサジャンニムが声をかけてくださったので、素直に座ってみました。
「お尻があったかいよ」ここに座りなさいと、日本語で。
椅子にオンドルが入っていてお尻が本当にあったかいです。

急にアクロバットなサジャンニム

メニューは、英語や中国語なども併記されたものを置いているお店も多いイメージです。さすが観光客にも強い広蔵市場。

サジャンニム「ピビンパ?」
わたし「ネー(はい)」
もう、言われるがままです。

メニューは多言語


韓国二食目:石焼きビピンパとテンジャンチゲ

石焼きビピンパとテンジャンチゲ

出てきたのは、まさかの石焼きです。熱々!
野菜たっぷりですごくヘルシー!よく混ぜて食べます。韓国って全体的に辛いのかな?と想像してたんですけど、辛くないです。コチジャンもちょうどいい塩梅で入っているし、味が濃くない。

こちらの味噌汁(韓国ではテンジャンチゲというのかな?)も日本の味噌汁と違って煮込んでいる感じが独特の旨みで美味しい。具は多分干したお野菜だと思う。赤味噌のお味噌汁に少し近いものを感じました。

あと写してないんだけど、入れてくれたあったかいお茶がやたら美味しかった。食事終わった後も、「お茶もう少し?」と気にかけてくれました。
韓国語が話せたら、あの美味しいお茶の正体を知りたかった。

お腹もいっぱいになったので、散歩をしながら景福宮(キョンボックン)まで行ってみます。

宗廟(歴代王室の霊廟)の周りが綺麗なので歩いてみることにしました。

美しい壁
木の使い方も独特ですね
説明書きが設置されていました

説明文を読むと、日本人として(あぁ、、、やってしまっている)と思って恥ずかしく申し訳なくて悲しい気持ちになりますが、こういうことから目を逸らして楽しいところだけを見るというのは、観光のあり方として違うなと思っているので、心に刻みました。
2度とあってはならないことです……ほんと恥ずかしい。

気を取り直して歩きます。
宗廟の周りは韓屋を利用したお店も多くあるようです。
歩いているだけで楽しいです!

整備された綺麗な道
韓屋を利用した何かのお店(オープン前)
住所が書いてある看板も可愛い

仁寺洞(インサドン)の方まで歩くと骨董のお店が増える感じです。

茶器を扱うお店
すごい筆(筆屋さんだろうか?)
骨董店の店先に張った氷


アンニョン仁寺洞

で、歩いていると突然こういう大きなビルも出てくるからびっくりします。ここはLINE STOREがあるアンニョン仁寺洞という複合施設です。
韓屋ばっかりのところを歩いて階段を上がったらここの裏に出てきちゃったんですよ。タイムスリップ感。

せっかくなのでお手洗いを借りました。
お手洗い、とても綺麗でした。
なんか事前にトイレはあまり期待しない方がいいと聞いていたんですけど、わたし今回の旅でトイレが汚い!とか流れない!ってなったこと1回もなかったです。なんなら帰国後の方がうわ!って思ったかも。

スッキリした顔で歩いていたのか、前から来た慌てたアジア系の女性に
「Where is the Restroom?」と聞かれたのですが
「Over there」と、手振りを添え、にこやかかつ的確に場所を教えてあげられました。


続いて、ナムさんのインスタで素敵なコスモス畑だった公園へ。松峴洞(ソンヒョンドン)公園という場所です。
ここはですね、100年以上高い壁の中にあったんですって。
植民地時代には、日本の息のかかった銀行の社宅として、その後はアメリカ軍や韓国財閥の所有となっていたそうです。
それが、やっと韓国土地住宅公社に戻ってきて、高い壁を壊して季節の花を植えて公園になり市民が入れるようになりました。
2025年からは、ここに「李健熙(イ・ゴンヒ)寄贈館」の建設が始まるので公園として見られるのはそれまでだそうです。
でもそれまではアートのイベントとかも開催されるかも?ということでますますナムジュンなスポットになりそう?ですね。

ずっと壁の中にあった禁足地のようだった場所に、あたらしい空気が入るのが楽しみです。

ってさ、わたしが見たときは、お花なんて咲いてなかったけどね。冬だから。いい季節にまた来たいです。

塀がなくなって昔を知る人には清々しい光景なんだろうな
ベンチに座って、100年壁の中にあった土地に思いを馳せる

さぁ、ナムさんのお庭を歩きましょう!
(わたしはジンペンです)

国立現代美術館に来ました。ナムの庭。

国立現代美術館

展示を見る時間はなかったので、ミュージアムショップだけ覗きました。

ミュージアムショップ

すごく洗練された空間です。
特に気に入ったのは、このART BOOKの部屋です。

ミュージアムショップ ART BOOK
ミュージアムショップ ART BOOK
ミュージアムショップ ART BOOK

李禹煥先生の本なども置いてありました。他にもたくさんのアートブックがあって、一人用の椅子(本棚の隙間)に座ってそれらを吟味することもできます。

あまりに素敵な空間でマグロの回遊のようにグルグル回っていたら、帽子を落としてしまったようで、
「혹시…(もしかして)」と声をかけられて振り向いたら、可愛いショップ店員さんがわたしの帽子を持って立っていました。
慌ててお礼を言いましたが、その「혹시」に謎にキュンとしてしまいました。

もう一度行きたいスポットです。
ナムさんもきっと足を運んだことがあるだろうなぁ、、、(わたしはジンペンなんですけども←何回めかの説明)

あと、ショップがそんなに混んでない時間だったのですが、店員さんもコーヒーを片手に座っていたんですよね。
正直、羨ましいなって思ってしまいました。
同じミュージアムショップ店員だけど、水は隠れてこっそり飲むものなんで。椅子なんてないんで。

もう全然景福宮に辿り着かないし、なんならジンペンというよりナムペンなのか?という感じになってきましたね。
ちょっと長くなってきたので、ここで一旦区切ります!


(つづく)

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