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紐が子どもの創造力を引き出す!~廃材を活用したワークショップの開催

1930年から続く紐工場の廃材を活用したワークショップを開始!


2024年11月2日、大田区立六郷図書館と静岡県にある紐工場と連携して、子どもたちの創造力を引き出す”廃材ワークショップ”を開催しました。こちらはその開催レポートです。是非ご覧ください!!

イベント概要

日時:2024年11月2日(土) 
  ・午前の部 10:00〜12:00
  ・午後の部 14:00〜16:00
場所:六郷図書館 3F 多目的室
対象:小学生以上
参加人数:
11名(大人4人、子ども7人)
参加費:
無料
主催者:六郷図書館×(株)小長谷製紐所×一般社団法人Woolly

協力企業:1930年から続く紐工場「(株)小長谷製紐所」とは?

創業100年に向けて -since 1930-

歴史ある静岡県の紐工場
(株)小長谷製紐所は、紐の企画・製造・販売を主な事業内容とする老舗企業です。1930年5月に創業し、1953年11月に法人化された歴史ある会社で、現在は創業から94年目を迎えています。
HPはこちら:https://www.since1930-konagaya.com/

富士山と海の間にある富士市の工場

主な事業内容

  1. 産業資材向け紐の製造・企画・販売

  2. 服飾資材向け紐の製造・企画・販売

  3. 日用品資材向け紐の製造・企画・販売

  4. スポーツ資材向け紐の製造・企画・販売

小長谷製紐所が扱う多様な紐

資料提供:(株)小長谷製紐所
資料提供:(株)小長谷製紐所

いろんな糸の素材を用いて、産業向け絶縁資材から、手提げ袋紐、靴紐、縄跳び紐、パーカー紐、綴紐、ワックスコードまで幅広い製品を製造されています。(、、、、すごい!!)

企業文化:「まずはやってみる」というチャレンジ精神◎

担当の方の話をしていると、「まずはやってみる!」というチャレンジ精神が企業文化としてあるようです。やったことがない仕事の依頼にも、試行錯誤して作っていく。まさに日本のものづくり企業ですね。

【イベントテーマ】

廃棄されてしまう紐を使って、こどもたちがオリジナルのドリンクホルダーを制作!!

小学生が作った、廃材の紐で作ったオリジナルのドリンクホルダー

ワークショップの流れ

導入:会社の歴史や紐について を知ろう!

まずはいろんな紐があることを知って、興味をもたせます。

ワークショップ:紐を編む

二つの紐を使って、オリジナルのドリンクホルダーを編んで行きます。

廃材が大変身!!!!オリジナルのドリンクホルダーが出来ました!

いちごチョコレートを考えてつくったオリジナルドリンクホルダー
紙を見ながら作るので、小学生一人でも作れます!
青と緑が好きで、カッコ良いドリンクホルダーに!

普段見過ごされがちな「廃材」でしたが、参加いただいた子供たちの手によって、見事に生まれ変わりました。
目を輝かせるこどもたちの顔は本当にキラキラしていました。

参加者からの感想

あむのがむずかしかったです。かわいいもようができました。
とても親切に教えてくださり、図解資料もわかりやすかったです。

終了後アンケート

アンケート:非常に良かった~非常に悪かったの5択

新しい製品アイデアも、子どもたちから聞いてみました!

ひもを使ったクラフトでこんなものあったらいいな。あんなもの作れないかな?
【回答】

  • カバンのひも

  • カーテンを留めるやつ

  • キーホルダーヘアゴムペン立て

  • 小さなカバンショルダーバッグ

  • 室内用のサンダル・草履

  • スマホホルダー

  • カチューシャ

  • うでにつけられるキーホルダー、ストラップ

  • ボール入れのネットバッグ

子どもたちからもいろんなアイデアが出ていました!素晴らしい!!

図書館×環境意識を育むクラフト体験

本を活用しながら、いろんな結びた方を挑戦

当たり前ながら、図書館には本があります。本の良いところは場所の制限をされず、一つのことを体系的に学べることです。子どもたちは、一冊の本を見ながらお母さんと一緒に新しい紐の結び方を学んでいました。

また、イベントは単なる工作教室ではありません。参加者たちは、廃材を使用することで、「もったいない意識」や「町工場の仕事」に興味を持つことが出来ました。

試行錯誤から生まれる喜び

2種類の紐を結んでドリンクホルダーを作るのが、はじめは難しい子もいました。けれど、一生懸命何度もトライをしていくうちに自ずと出来ないことができるようになります。

小長谷製紐所の担当者さんからの想い

コミュニティの絆を深めるクラフト

地域の絆を強める取り組み

私たちは、図書館は本を読むだけの場所ではなく、このようなイベントを通じて、コミュニティづくりを行なっていきたいと思います。図書館はさまざまな年代、職種、歴史、文化にアクセスすることが可能です。図書館をハブとして、いろんな方が交流できる「場」を提供していきたいです。

未来へつながる紐ワークレポートの結びに

『クラフトの魔法'24』は、単なる工作イベントを超えて、コミュニティを醸成し、環境意識を高め、そして何より、参加者一人一人の創造力を引き出す素晴らしい機会となりました!!

物事の見方を変えれば、「余り物」は「宝物」に変わります。もしワークショップ等にご興味ありましたらお気軽にご連絡ください!!

最後に、ご協力いただいた方々誠にありがとうございました。


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