私の恋人は世の男性と違うよね?
「ジェラピケなんて別にいい」よね?
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みなさんは、自分の外見の系統を、いつどんな風にして決めましたか?
あるいは、いまも冒険していますか。
私は、冒険してきたしこれからもするけど、確固としてあこがれる「こうありたい」像がある。
それは後述するとして…
もちろんそれは、いわゆる「TPO」とか「好きな人の好きな服か」などということと喧嘩もする。
だってTPOは大事にしたい。
美術館や観劇に行くときは品がありつつ個性的な格好で行きたいし、アジアに旅するときにはしゃなりしゃなりとした格好じゃなくてエスニックな柄と色のものを着ていたい。足元はヒールなんてとんでもない。旅先で足が痛くなって散歩ができなくなることほど嫌なことはない。
恋人とデートするときだって、横浜や代官山にいくときはとっておきの服を着ていたいけど、居酒屋さんや街歩きをするなら少しボーイッシュにもしたい。おうちデートなら、リラックスできる素材がいい。ゆるっとした気持ちで一緒にテレビが見たいのに、タイトな服は着ていたくない。
好きな人の好きな服か、ということも恋する乙女なのでけっこう大事にしている。
私の恋人はなんだって「いい感じ!」と言ってくれそうではあるけれど、私がパーカーやデニムを着ているときは特に褒めてくれる気がするので、そういうカジュアルな格好が彼の好みなのかもしれない。でも、実はそういうのは自分ではあんまりときめかない格好で、でもたまには違う雰囲気でいたら飽きないでいてもらえるかも…と思ってやっていたりするのだ。けなげなのか策士なのか自分でもよくわからないけど。そして自分で自分のことをけなげって言うもんじゃないと思うけど。
恋人の部屋に置いている部屋着だって、やはり男性目線を少しは意識する。うちではスウェットや人に見せられない変なTシャツを着ていたりするけど、そうはいかない。高校のときのクラスTシャツとか、着るわけにいかない。
にしても、どうして男性はそろいもそろってジェラピケが好きなのか。ふわふわでパステルで、「カワイイ」もの。
私の恋人は「世の男性」とちがうよね。ジェラピケなんて別にいいよねと期待していたら
けっこうジェラピケが好きみたいだった。
なるほど、やっぱそうなのね、、と思った。
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さて、本題に戻ると。
そういうTPOや、他の人からの目を気にして服装の系統を変えることはあるけれど、やっぱり「こうありたい」像は大事で、日々の私を導いてくれるのだ。
まずは、なりたい姿を考える。
私は昔から自分の外見の系統についてはいろいろ試してきた。
大学時代はダンスをしていたので、スキニーデニムに髪は巻いてフープイヤリングをしたり。椎名林檎にハマった中学時代は休みの日に爪を紅く塗ったりもしていた。
自分が持ち物としてアジアンな刺繍が好きだと気付いたときは、見た目もエスニック系にしてみようかと思ったこともあった。
でも、なんか違った。
私は確かにダンスも、椎名林檎の真っ赤なネイルも、ど派手な色の刺繍小物も好きだけれど、そういう服を着ている私は「演じている感」がすごくて、あんまり「こう見られたい」と思わなかった。ときめかなかった。
私が小さいころからあこがれてきたのは、江國香織や村上春樹の小説の主人公にいそうな「凛として」「無理をしていなくて」「でも品がある」人だった。
窓辺で森を見ながら読書しているような。5月と11月が似合うような。
ひとといないと寂しくて仕方ないような感じではなくひとり時間を楽しめる、でも初めて会ったひととも仲良くなれるような。
そういう人に、中身も見た目もなりたいと思っている。
外見もそういう人でいたいなと思ったとき、自然といろいろなこだわりを持つようになった。
・髪は日本女性らしく黒がいい。長い髪を風に揺らしていたいから伸ばしたい
・前髪は無いのが良い
・着る素材は心地が良くてのびのびできるもの。冬はレザーとかじゃなくてニット、夏ならコットンとかリネンとか。
・同じような服ばかり着るんじゃなくて、いろいろな格好を楽しんでいたい
・気合い入れてドレスやパールを身に着けたときは見違えるようになる
とか。
なんとなくそういう風にすればイメージと近くなれる気がして、気をつけている。
もちろん、本来の自分では難しいところもある。
たとえば
・私は肌がイエローベースなので、その理論でいくと本当は黒髪より茶髪のほうが垢抜ける。
・色白に憧れるけど、けっこう健康的な肌色だと思う
とか。
持っているものと持ちたいものとの相違は気になるけれど、コンプレックスに思ってしまっては心がたいへんなので、あまり気にしないようにしている。
お金をかけないで変えられる部分だけ頑張ってみようと決めている。
自分のなりたい像があると、イメージにちかいモデルさんや女優さんの写真を見てときめくことができるし、調子いい日には結構自己肯定感が高まる。
おすすめです。
次回は、私のおしゃれのこだわりについて。
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