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【ディズニーRemix】『爽涼鼓舞/Blazing Rhythm 〜Spanish Dance Rhy-mix〜』

ラッパーソングライター:SHEART/奇道ぱーぷるです。
ディズニーnote、23日目になりました。

そろそろ前の記事を参照しないと、何日目かわからなくなって参りました。

さて、今回は『ディズニーRemix』をお送りします。


今回はマッシュアップをフューチャー

これまでは比較的最近の話題を取り上げてまいりましたが、今回は少し振り返るような形でお送りします。
今回取り上げる楽曲はコチラです。

共に期間限定の大人気イベントだった夏イベント『爽涼鼓舞』と『Blazing Rhythm』の楽曲をマッシュアップしたRemix、勿論ビートは奇道ぱーぷるBeatsです。


爽涼鼓舞とは?

2012〜2013年に公演されていた夏イベント。
夏祭りのダンストーナメントという設定で、昼の部『爽涼鼓舞 〜THE ENBU〜』と夜の部『爽涼鼓舞 〜THE FINAL〜』の二部構成となっており、『THE ENBU』を勝ち進んだ上位4組が『THE FINAL』で頂上決戦を行いますが…といったストーリーです。

夏祭りというだけあり、イベントの楽曲は全般的に和楽器が用いられており、J-POP的な音楽との融合が非常に見事。
特に本Remixの原曲でもあるメインテーマ『Super Cool Dance Heat』は、今でもファンの間で語り継がれるほどの”神曲”として有名です。

本イベントを以てキャッスルショーが休演。
パレード形式の散水ショーが長期間公演され、2019年6年ぶりにキャッスルショーが復活となりました。


Blazing Rhythmとは?

2000年頃から行われていた夜のショー。
日本の夏祭りがテーマだった『爽涼鼓舞』に対し、『Blazing Rhythm』はフィエスタ、つまりラテン風のお祭りがテーマでした。

まずはパレードのフロートがプラザに到着。
ショーモードになるとミッキーがキャッスルフォアコートステージに登場し、炎を使った演出で盛り上げます。
すると、お祭りがスタート。パレードルートにゲストが輪を作り、踊りながらプラザを一周します。

注目は、フロートやキャッスルフォアコートステージで多用されたフレイムキャノン、つまり炎です。
東京ディズニーランド15周年記念イベントではじめて披露されたフレイムキャノンでしたが、本イベントではそれを存分に駆使し、ゲストを驚かせました。


マッシュアップとは?

念の為ご説明。
マッシュアップとは、異なる2つの楽曲を1つの楽曲として構成したもの。

JAY-Z / LINKIN PARKの『NUMB / ENCORE』(アルバム『コリジョン・コース』収録)、やRIP SLYME / Hoteiの『FUNKASTIC BATTLE』辺りが有名でしょうか。
主にラッパーが別の楽曲でラップすることが多いように見受けられます。


奇道ぱーぷるRemix『爽涼鼓舞/Blazing Rhythm 〜Spanish Dance Rhy-mix〜』

今回は『爽涼鼓舞』のメインテーマをベースにしつつ、まずは『Super Cool Dance Heat』のRemixからスタート。
イントロで本編への期待を煽り、ボーカル:石井トキさんの力強い歌唱がスタートします。

見せ場となるサビではトキさんのボーカルが炸裂、原曲に引けを取らない迫力で歌唱します。

その後間奏を挟み、『Blazing Rhythm』のメロディを私SHEARTが歌唱。
ブレイクでは『Blazing Rhythm』のイントロのリフを大々的にフィーチャーし、大サビでは『Super Cool Dance Heat』に戻る。

そして『Blazing Rhythm』のアウトロと同じフレーズで、アウトロを締めます。

『爽涼鼓舞』⇔『Blazing Rhythm』のフレーズを行ったり来たりしながら、楽曲が展開してく構成となっています。


サンプリングがキモとなる本Remix

さらに、本楽曲ではサンプリングを起用。
サンプリングとは、既存の楽曲の一部を切り取り、再編集して新しい楽曲にする、ヒップホップ音楽に非常に多く用いられる手法です。

サンプリング元となった楽曲名は伏せますが、札幌のレコード屋で100円くらいで購入したとあるレコードが元となっています。
そのレコードの一部を切り取り、音階を変えたりして本楽曲が制作されました。

Remixはそもそも原曲が存在するものであるため、原曲と同じ音階または展開の楽曲でないと、サンプリング音源を利用することは難しい傾向があります。(例外もあります)

ましてや今回はマッシュアップ、2曲の音階も元々異なる中でしたが、上手い具合に収めることが出来ました。


イベント音楽もクラブミュージック仕様に

このように、非常にクラブミュージック的な手法を用いて、本楽曲は制作されました。
元々とてもオリジナリティの高い原曲たちですが、そのRemixとしても成立してしまう辺り、クラブミュージック的手法の可能性を感じます。
そして何より、原曲のポテンシャルの高さが伺えますね。

その他楽曲も今後ご紹介してまいります。
どうぞお楽しみに。


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