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アガルートアカデミー社労士試験講座「ネガティブな評判(口コミ)」を考察

私のブログでは、アガルート社労士試験講座について、その特徴や口コミを掲載していますが、ネガティブな評価への考察は深くしていませんでした。

そこで、実際にネガティブな評価が事実であるのか、ここで深く考察してみます。

ちなみに、私はこの記事を書くにあたり、アガルートの講座を無料体験しました。

その体験と社労士試験合格者としての知見を基に「ネガティブな評判」について考察します。

アガルートアカデミー「マイページ」からダウンロードできる講座案内です

ネガティブな評価 「講師が咳き込む」


これは私も感じていました。

総合講義を担当するT先生が、頻繁に咳込むので最初は気になって仕方がなかったです。

空気が乾燥している中の撮影だったのか、または単なる「癖」なのかは分かりませんが、講義に集中できないので改善してほしいと思います。

【追記】
YouTubeにアップされている最新の講義(サンプル)では、咳払いする様子はなく改善されていました。

ネガティブな評価「分からなすぎる」


「動画が分からなすぎる」という点については、私は全く感じませんでした。

担当講師のT先生は、司法書士の資格も取得しているので、ロジカルに講義をしてくれます。

悪くいえば「理屈っぽい」ですが、良く言えば「なぜそうなのか」を理路整然と話してくれますから、法学を学ぶことに抵抗がない方には相性の良い先生です。

下の動画は、T先生のサンプル(最新)ですが、労働組合法について分かりやすく講義しています。

サンプルでは「なぜ『団体交渉』が『団体行動』より前の空欄の答えなのか?」についてロジカルに解説しています。

決して「分からなすぎる」ことなどはなく、逆に「腹に落ち」ました。

「分からなすぎる」のは、基本的な法学知識が、定着していないことが原因もしれません。

ネガティブな評価「情報が多すぎる」


おそらくは、平成9年(1997年)試験の労災保険法(問5-D肢)のことでしょう。

傷病補償年金を受けることになった労働者について厚生年金保険法による保険給付等との併給の調整が行われない場合に、支給を受ける傷病補償年金の額と傷病特別年金の額との合計額が給付基礎日額の292日に満たないときには、その差額に相当する額が特別支給金として支給される。

第29回社会保険労務士試験 労働者災害補償保険法 第5問D肢

ちなみにこの肢は「正しい肢」です。

傷病差額特別支給金については、下の画像に詳しく掲載されています(クリックすると拡大します)。

出典:労働基準第31巻第10号(昭和54年10月号)労働省労働基準局補償課による回答

私は、過去に一度しか出題されていない「傷病差額特別支給金」について、講義をしたりテキストに掲載する必要はないと思います。

掲載する理由としては、アガルートは高い出題カバー率を謳っているので、それを下げたくないのでしょう。

ちなみに出題カバー率は「選択式で93.8%・択一式91.4%」のようです。

アガルート社労士試験講座と、真逆のスタンスで講座を提供しているのが、スタディングの社会保険労務士講座です。

スタディングは、過去50年の出題傾向を分析して、繰り返し問われている知識をテキストに落とし込み、過去に一度しか出題されていないような問題は「ノイズ知識」として排除しています。

スタディングの方が取捨選択がしっかりしていて、効率的に合格を目指せるので、スキマ時間も学習をされたい方にはオススメです。

スタディング社労士講座について詳しく知りたい方は、私のブログでも紹介していますので、よろしければどうぞ。

まとめ


アガルート社労士講座について、ツイッター登録者による「ネガティブな評価」を検索してみましたが、ここまで紹介したものだけでした。

今後もネガティブな評判を見掛けるようでしたら、こちらに追記して考察してみようと思います。

♦ネガティブな評判と実際の内容

  • T講師が頻繁に咳き込む → 2022年向け講義で改善済

  • 講義が分からなすぎる → T先生の講義は、基本的な法学知識が定着していれば理解できる

  • 情報が多すぎる → 高い出題カバー率を謳っているので相変わらず多すぎの状態

♦私個人の感想

  • T講師の講義は、学習経験者であれば分かりにくいどころか、ロジカルかつ理路整然と話してくれるので理解しやすい。

  • アガルートアカデミー社会保険労務士試験講座は、高いカバー率を求めるよりも、合格基準点を目指す講座を提供したほうが良いと考える。


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