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アッパレママとお気楽OL

結婚して子供ができた後もこの仕事を続けていくのかと思うとゾッとした。

ホテル業界で働く私の部署はママさんパパさんが多い環境。私はいつも彼らを尊敬していた。

朝早くに子供を保育所に送りとどけ、その足で通勤電車に飛び乗り2時間かけて通勤している先輩は疲れた顔をいっさい見せずに働くスーパーママだ。

貴重なオフは子供の病院や習い事に時間を割き、家事も一気にこなしてしまう。時短とはいえアッパレすぎる。

私はというものの、暑い暑いと文句を言いながら通勤し定時になった瞬間にPCの電源を落とすお気楽OLのくせにオフの日はありえないぐらい身体が重く死んだように寝込む始末。

私も結婚したらこうなるんかぁ。今よりもっと頑張らなきゃな~。

と、ぼんやり考えていた。

考えれば考えるほど、なんか、怖くなってきた。

私、出来ないな。子供の送り迎えに仕事、家事に家族タイム。おまけに上司の機嫌取りまで。私にそこまでの根性はない。

今でさえ、おろそかになっている家事を横目に寝れるだけ寝たいダラダラな私は果たしてこの先、今よりもっとジェットコースターな毎日を乗り越えられるのだろうか。

私は考え始めた。

答えはすぐに出た。「NO」だ。無理に決まっている。こりゃ出来ないよ。いくら働くママパパを尊敬していても私はそうはなれない。

ならこの先どうしたらいいのか。まずは、一個いっこ考えることにした。

考えたこと3つ

金銭面。これはおろそかに出来ない。先日彼氏に結婚しても働くよね?と言われたばかりだし。彼のお給料だけに頼るのも精神面で辛いし。好きなモノを我慢するストレスは感じたくない。

時間。これも奪われるとキツイ。子供が出来たら面倒は誰が見るんだ。保育所に預けるにしてもお金がかかるし、そもそも彼の仕事の関係で日本にこのまま住み続けるのか、先が読めない状態だ。外国に住むとなると余計に深刻になるナニー問題。子供の面倒や家事が出来る時間はなるべく確保しておきたい。

場所。正直これが一番考えさせられた。もう人と関わって仕事をするのがめんどくさい。ずっと接客をしてきたからか、もうお腹いっぱい状態で、出来れば人との接触を少なくしたい。人間関係などに割くエネルギーは膨大だ。それに繰り返しになるが、彼の仕事の関係で数年後どこにいるのか自分たちにさえ予想が出来ない。(彼もワカラナイらしい)出来ることなら世界中どこでも働ける環境にあれば嬉しい。

金銭面+時間+場所=??

こんなワガママな条件を満たす方法。。。。なんかある~??と考え数か月。私は思いつきました。

「PC1台で仕事が出来るフリーランスになれば話が早い」

だが、PC1台でお金は生まれるものなのか。はたまたフリーランスってどんな仕事があるのか。IT系にはまったく疎いし、特別なスキルも身に着けてこなかった。

なら、試していくしかない。試して自分に何が合うのかを探ろう!と私は自分探しの旅にでた。

まず手を出したのがインスタ。

インスタグラマーやマーケターはどうかと考えたからだ。こちらは続けて約5か月。正直、仕事で忙しくなると手が回っていない状態だが、目標のフォロワー数には達成できた。インスタは楽しい。

そしてTOEICテストを6年ぶりに受けた。

オンライン英語教師なんてどうかと考えたからだ。英語は学生時代に死ぬ気で勉強したが、就職してからはTOEIC用の勉強は一切しなかった。結果6年前より80点上がっていた。(割と、いやかなり勉強したけどわずか80点。(´;ω;`))TOEICの勉強は楽しかった。

その後エッセイコンテストの公募に応募していった。

ライターはどうかと考えたからだ。noteやブログは学生時代から書いていたけれど、賞レース的なものには一度も出したことが無かった。今のところ1作品が入賞している。他は結果待ちだ。エッセイコンテストへの応募はとても楽しい。書くことが好きなんだと再確認できた。

最後にプログラミングを勉強した。

コーダーやWEB制作はどうかと考えたからだ。プログラミングなんて初めてだったので思い切って高額な教材を購入。これで頑張るで!と1か月仕事終わりやオフを使って勉強した。ひとつのポートフォリオが完成した。完成と同時に知恵熱が出たけれど。プログラミングは楽しくはなかったけど苦でもない。もっと勉強したら楽しくなりそうだった。

このように私は毎月1つ新しいことに取り組んだ。

どうやら私は発信や書くことが好きそう。というところまで浮き出た。そしてプログラミング学習は果てしないエネルギーを使うことを学んだ。

私のこれから

私は上に挙げたいくつか、または全部をこねくり回してどうにかフリーランスになれないか考えている。はっきりしたこれというものはまだない。だけど退職日だけはもう決めた。何も先が決まっていないのに仕事を辞めることほど怖いものはない。ただ今、フリーランスになる決断をしないと手遅れになりそうで、それの方が私は怖かった。

私は、あの時、知恵熱出たけど頑張ってよかったわ~と言える将来が待ち遠しい。


#一歩踏みだした先に

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