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Vol.1「コミュニティプラットフォームを振り返る」

みなさん、こんにちは。

先日のリリースで当社のコミュニティプラットフォームのサービスのクローズをお知らせいたしました。

今回より、『コミュニティプラットフォームの閉じ方』としてサービスのクローズまでの軌跡をお伝えしてまいります。

2021年4月26日(よい風呂の日♨️)コミュニティプラットフォームがリリース。

キュレーターの半田と広報のakaposが、これまでの期間を4つの時代に区切り、それぞれ「機能」「イベント」「コミュニティ」という3つのテーマを持って語りました。

機能」では、サービスの中で機能のリリースやアップデートについて。
イベント」では、コミュニティプラットフォーム上でどのようなイベントを行ってきたかについて。
コミュニティ」では、その時期においてのコミュニティの特徴やコミュニティオーナーさんとの関わり方について、
それぞれ振り返っていきます。


2021 年春

機能

リリース時からすでに現在も核となる、コミュニティ運営をなめらかにする機能が実装されていました。

サービスの基本概念である、コミュニティを「作る」「運営する」「管理する」、
また、コミュニティ同士が「繋がる」ための機能は以下のとおりです⬇️

コミュニティを「作る」「運営する」「管理する」
・ウェブ上でのコミュニティの作成
・作ったコミュニティに入るメンバー募集
・メンバーの出入り管理
・メンバー同士での交流

コミュニティ同士「繋がる」
・コミュニティ同士が姉妹村として連携可能
・アプリ上で1つのタイムライン作成
・一緒に会話可能
・それぞれの村が発行するコミュニティコインと呼ばれる通貨の送り合い

半田:過去にShare Village町村を管理していた際、Webページ作りや年会費の管理、村民同士のオンライン交流などを1つのツールで完結できたら楽だと思った。そうすれば、他地域でもコミュニティを作りたい方が、より低いハードルで自然に始めやすくなると考え、コミュニティプラットフォームを作成しました。

イベント

リリースしてから1ヶ月間は、リリース記念として毎日何らかのイベントを企画していました。
例)YouTubeとSpotifyを活用した村ラジオ

半田:アプリの機能がそれぞれどんな意図で作られ実装されてきたのかを、
丁寧にトークし、 興味を持って頂いている方々に情報として届けて参りました。

コミュニティ

初期から参加してくれた方々は、地方で古民家などの遊休不動産を持っているコミュニティが多かったです。

リリース時には、既に5つくらいのコミュニティが登録済。

半田:「もっと関わる人を増やしたい」というコミュニティオーナーさんの明確な課題があって、こちらも「メンバーを募集するのにちょうど良いサービスがありますよ」という提案の仕方が多かったです。


2021 年秋

機能

・ウェブからコミュニティへの参加
・決済
・個人情報登録
などの不具合について、社内やユーザー様からのフィードバックを受けて修正を繰り返しました。

半田:多機能であるために難解部分があったり、改善のためのフィードバックをいただいたり。マニュアルを随時アップデートしながら、ユーザー様に使い方を共有した時期です。

イベント

# Share Village はじめてキャンペーンを開始。

・企画ブレスト
・メンバー募集ページ作成代行
・コミュニティ広報支援・運営支援
を専門チームが無料提供し、コミュニティ立ち上げ期の負担を減らす取り組み

半田:企画制作に時間がかかり、途中で挫折してしまう例が多かったので、
コミュニティオーナーさんをより手厚く支援する仕組みを作りました。

コミュニティ

キュレーターの数が増え、土地・物件・地域性多様性が増しました。
(地方の古民家ではない事例も増えるように)

・移住したばかりで、不動産に目をつけてはいるが交渉はまだ
・地域の中でコミュニティを作りたいけど、どうすれば良いか分からない
などの相談が多く寄せられました。

半田:キュレーターチームの知見がより高まり、提案力や企画力が上がった時期です。


2022 年冬

機能

SlackとのAPI連携
・スラックでコミュニティコインを送り合える
・1投稿に対してコメントが可能
・トピックごとにチャンネルを作ってその中でトーク

半田:「〇〇について語り合おう」など、Slackを活用することで、チャンネルを複数作れるようになり、よりコミュニケーションの多様性が広がったと思います。

イベント

2022年の周年祭のスケジュール

akapos:毎日テーマを違うテーマのイベントラッシュで、正直1番最初にリリースした時のイベントよりも過酷でしたね(笑)。
強烈なインパクトが残ってます。

コミュニティ

参加するコミュニティが多様化していく中で、キュレーターの得意領域に沿った指名制を導入したり、独自にコミュニティの類型を考察し、コミュニティへのサービス提案をよりわかりやすく。

コミュニティの類型(一例)/出典:Share Village Webサイトより

akapos:YouTubeなどの発信を通して、キュレーターが各々の活動領域を持って、個性や特性を活かせるようになった時期ですね。


2022 年夏

機能・イベント

新サービスのLearning Villageが開始。
Share Villageに参加するコミュニティとのシームレスな連携。

Learning Villageでの活動やイベントにShare Villageからもたくさん参加いただきました。

  • コミュニティオーナーさんと一緒に学び深めるゼミ活動

  • 複数のコミュニティオーナーさんと他のコミュニティの現場を見に行ってみるツアー

Learning Villageでは、”みんなで暮らしをつくる”実践者の元へ足を運び、リアルな経験を積み、知り合った人と交流できる「ジャーニー」、ゲストからの話題提供をもとに、参加者と対話する場である「イベント」、実践者が学びや経験、知恵や技術を持ち寄り、さらに深めていくための「ゼミ」の3つの入り口を用意しています。

PR TIMES より引用

コミュニティ

Learning Villageのサービス開始を通して、コミュニティオーナーさん同士の交流やコミュニティ同士の交流がスタートしました。
この場所でどう暮らしたいのか、どう人と関わって楽しく生きたいのか、
などのビジョンを共有し合える仲間に。

半田:この辺りからコミュニティオーナーさんとのコミュニケーションの温度感が変わってきたなという感覚があります。
akapos:ビジネスといえども、その垣根を通り越してコミュニティオーナーさんとより良い関係が築けましたね。


次回予告

次回は【コミュニティプラットフォーム(開発チーム編)】

さらに進化した機能面や開発面について深堀りしていく予定です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
次回もどうぞお楽しみに。


Vol.2は「キュレーター編」はこちらから


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