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成長したいのに、迷路に入る

成長意欲
チャレンジ精神
変化

企業にとってはどれも、歓迎する要素ではないだろうか。
そして、ご相談者の中で

*今のままでは成長できないんじゃないか
*チャレンジが出来ないから、転職したい
*慣例ばかりで、業務に変化が無くてつまらない

こんな悩みを話される事はとても多い。
キャリアカウンセリングやキャリアコンサルティングというと
人間関係で上手くいかないとか
転勤や異動で戸惑っているとか
ワークライフバランスが取れないとか
ネガティブな要素が多い印象をお持ちの方もいるかもしれませんが
「成長」「やりがい」についてのポジティブなご相談はとても多い

では、成長とは?とご相談者に伺うと

同じことをしている。同じポジションにいては「成長」できない。
慣れ親しんだことをしていては「成長」できない。
他者や一般的な経験との時間的(年齢的)比較で「成長」できていない。

こんな「成長できない」は多いように思います。
そしてもう1点
頑張り屋さんに多いのが
何をしても、まだまだ、まだまだと、満足できない。
どんなに目標達成しても、周りにはもっとすごい人がいる。だからダメだ。と感じて、また更に頑張る!
これぞ成長!と思うかもしれないが、本人はちっとも成長の満足感が無い。

そして
*キツイ
*頑張る
*苦しい
*変化
これがあるのが、「成長の条件」みたいに思っている人も多い。

確かに、挑戦は成長の大きな要素となる。そして挑戦は痛みが伴う事が多い。でも、痛みがなければ「成長ではない」と決めつけるのはナンセンスだと思う。頑張って頑張って、キツくて辛い思いをしているのに、成長した達成感や満足感を持てない事が続くと、ポキっと折れてしまったりします。

成長には、成長の行き先が必要だと思う。
環境や他者との比較に「成長」の判断軸を置きすぎると
成長の行き先が分からなくなる。そして、成長の判断軸を自分に持たないと、何をしても満足できない。
それは、自分は何をしたら成長できるんだろう、どうしたら成長できるだろう。という不安につながり、迷路に入り始める。

「成長したいんです!」
だから、転職。だから、資格。だから勉強。

「どうなりたいの?」
「〇〇さんみたいになりたい」「■■みたいな生活になりたい」

成長にはモデリングは効果的だと思う。
でも、何よりも考えてほしいと思うのは、「自分がどうしたいか」

成長の迷路に入っている人の多くに
「会社に認められる自分で居なければならない」
「世の中で通用する人材でなければならない」
「人に負けない力を付けなければなならない」

こんな思いに囚われ、縛られる。
モデリングのモデルがあるのに、なんだか心ではしっくりこなくて
挑戦の矛先が次々と変わる。

主語をしっかりと「私」に置いて欲しい
「私が私に認められる」
「私が私として世の中で通用する人材になる」
「私が私に負けない力を付ける」

「私が」を主体に置き、心が望む、求める、私が進みたい行先に進む。
そんな「成長」は自分らしさの成長でもあり、常に新たな自分を創り続ける「成長」ではないだろうか。

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