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スペシャリストが成果を上げるために、何よりも、まず一番先に伝えることは?

こんにちは。

マーケター&シェアラーあちです。

一昨日から、「スペシャリストが成果を上げる」シリーズを書いてます。

どんなビジネスにも、つくる→伝える→売る の3ステップがあるとお伝えしました。

このうち、みんなが嫌がるけれど、絶対に避けて通れないことがある。

それが「売る」こと。

その前に「伝える」という大事なステップがありますよ。

というのが昨日のシェア。


今日は「伝える」にフォーカスして、何を伝えたら良いのか、シェアしていきます。

何よりも、まず一番先に伝えたいこと。

それが、「ターゲット」です。

具体的に言うと、

あなたは一体、そのメッセージを「誰に」向かって書いているのか?


「私はこんなことをしています」を作文的に書いている文章と、
「私はこんなことをしています」を特定の誰かに向かってお手紙的に書いている文章では、読み手への刺さり具合が全く違います。

いい見本があればいいんだけどなーーー

あ、後者の方はわかりやすいのがありました。

君たちはどう生きるか

この中に何度か出てくる「おじさん」が本の主人公「コペルくん」に宛てた手紙。

この手紙はコペルくんだけに向けて書かれたものなのに、どうしてこんなにコペルくんではない私たちの心にも刺さるのか。

それは、コペルくんと似た葛藤を、私たちがどこかに抱えているから。その部分に、コペルくん宛の深いメッセージが突き刺さるのだ。

これが、ターゲットを絞り込む強さ。


今まで約200人のお悩みを伺ってきた中で、ターゲットの悩みは本当に深い。
    
「ターゲットが分からない」と、はっきりとおっしゃる方はもちろんのこと、「こんな現状を変えたいがどうしたらいいのか分からない」とおっしゃる方の全員が、ターゲットが明確でなかった。
      
ビジネスが、嬉しくない状況にある時、問題はいつだって3つだけ。
   
1つは、「ターゲット」が見えていないこと。
2つめは、そのターゲットに「何が提供できるのか」が明確になっていないこと。
3つめは、上の2つを「伝えていない」こと。

       
この3つともがビジネスの何よりの根幹で、優劣は付け難い。
が、1つ言えることは、いつだって「ターゲット」が一番最初だということ。
     
ターゲットからしか、ビジネスは始まらない。
(ビジネスだけじゃないけども・・・)

なぜなら、全員の手は絶対に握れないからだ。
  
「あ、新しいステージにシフトするんだな」という予感は、
いつだって100%「ターゲットのシフト(変化)」から始まる。
    
ターゲットが変わるから、
コンテンツ(サービス内容)が変わり、
伝え方が変わる。
そして実際に、手を取る人が変わっていく。
  
それはもう、ビジネスを超えて、提供側の変化そのもの。
    
こうやって、人は人と一緒に進化していくのだという姿を、何度も真横で見させてもらって、今や確信に変わった。
   
    
これほどに、一番と言っても過言でないほど重要なターゲットを、なぜ決められないのだろうか・・・なぜ伝えられないのだろうか・・・
   
これはもう分かりきっている。
    
「絞るのが怖い」から。

「誰かの手を取る」ということは「その人以外の人の手は取らない」と同義だから。

「あなたは違います!」と宣言することだから。      

今では人にアドバイスしまくっているけれど、私だって怖い 笑
アサヒビールのマーケター時代からずっと。
   
30代女性を対象としたブランド、と決め込もうとすると、もう一人の私や周囲がこう言う。
「40代はいいの?20代は??それで数は取れるの?」って・・・
   
結局この時、自分がいいものを選んだよね 笑
ターゲットど真ん中だった自分に照準を合わせて組み立てて、
フタを開けて見たら(施策を実行してみたら)、やっぱり30代の反応が一番高かった。
    
でもそれだけじゃなかった。20代、40代の反応率も予測よりもグッと高かった。
    
30代に近いライフスタイルを送る20代も、30代の感性に近い40代も、フツー以上に買う。
    
ということが当たり前に起こる。
    
   
そう。
「フォーカスすると拡大する」
    
これは、マーケティングやビジネスの話だけじゃない。
エネルギーの話だ。分野を変えて、結局皆これをやっているのだと、どこを見ても今はそう思う。
   
ターゲットを絞れば、ビジネスは拡大するのだ。
(ビジネスだけじゃないけども・・・ 本日2回目)    
    
    
あなたにも届けたいことは、きっとすでにあるでしょう。
それを「誰に」届けたいのか?
それは「誰に」届くのか?
   
        
これがはっきりと分かった時、あなたがこの世で形作るべきものはなんなのか、初めて見える。
    
あなたが届ける言葉が、くっきりとしたメッセージに変わる。

これは〇〇な人に向けて書いています!と最初に宣言してから書き始めるもよし、ありありと意図して書くもよし、ですが、私のオススメは前者だな〜

逃げられなくなるのがいい 笑

無理やりでも、一旦決めきらせてくれるのがいい(えぇ スパルタですw)


そういえば、まさに今日この「ターゲットについてしっかりと伝える」ことの強さをありありと実感させてくれる出来事がありました。

それが、私がとっている数少ないメルマガのうちの、ある一人からきたメール。

そこには、私のところにくる人はこんな人だと、ひたすら詳細に書いてありました。

具体的な行動
思考
過去にどんなことをやってきているか
今どんな希望を持っているのか

もうほんと、そのターゲット像が私自身にドンピシャで、グイグイ引き込まれました。

これ!これです!
ターゲットにだけ伝える強さって^^

もうこれでアテンション(注意喚起)は十分!
だけど、行動を促すにはこれだけではさすがに足りません。

呼びかけておいて、なになに???と集まってみたはいいが、その後は何も言われない、みたいな片手落ち状態と言えます。

ということで、明日は、もう一本の重要な片手部分についてシェアしたいと思います❣️

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