ビジュアルアドバイザーになった夫
夫は長く、映像デザインの仕事をしてきましたが、
夫の最も得意なことは、映像デザインではなく
「物事を整理して、良いアイディアを出す」ということです。
それができるから、尺は長くとも魅せられる映像が作れるのだと思います。
例えば私が何か新しい企画を考える時、新しい商品を考える時、写真展をやる時、何かをやる時、夫に相談をすると良いことが三つあります。
①自分が考えていたことよりも面白いアイディアが出てくる
②自分で考えていたよりも自分の信念に寄り添ったものに仕上がる
③結果的に自分のやりたいことがクリアに浮かび上がる
何かやりたい、と思った時、一度相談してみると良い人。
それが夫です。
濁った水が綺麗になるフィルターがあるように、
アイディアを彼のフィルターを通すことで
ごちゃごちゃした考えが、クリアなアイディアになって出てくる、
そんなイメージです。
映像デザインとか、グラフィックデザインとか、写真とか、そういう「点」ではなく、
もっと広くビジュアルを通して、
やりたいことを形にしていくアイディアを閃く人です。
なぜ閃くのかというと、
ビジュアル面において、膨大な情報をインプットし続けてきているからだと思います。
もちろんそれ(ビジュアル)が好きなのが根底にあり、
人が作るもの全て(空間・建築・資料・本・プロダクト・グラフィック・タイポグラフィー・版画・映像・アニメ・写真・ゲーム・WEBページ・音楽・UI・UX、、、とにかく膨大な、、、)
を愛している人です。
今48歳ですので、48年分の好きの蓄積が、彼の最大の武器です。
映像デザイナーとか、グラフィックデザイナーとか、そういう点での利用ではなく、もっと世の中の人たちに、夫を広く利用してほしいと思い、
肩書を何とするべきなのかここ数ヶ月考えていましたが、
ビジュアルアドバイザーという呼び名がマッチングするのではないかと。
アドバイザーと名乗るわけですが、
持っている技術やノウハウを伝えるとかそう言うことではないのです。
彼の膨大な蓄積と、誰かの「やりたい」を掛け合わせた時に、
面白い化学反応が起きる(閃く)
そんな想像ができるのです。
夫が昔から周りの仲間に言われていた言葉。
「グッドボーイ」
そばにいると、とにかくモチベーションを上げてくれる人です。
そして的確な(厳しいこともある)アドバイスをくれます。
それを自然と好きでやってきた。
それならそれを生業にしよう。
夫がよく言う言葉です。
「身近な伴走者でありたい」
何をどう見せたら良いか分からない。
どう伝えたら良いか分からない。
何を聞いたら良いかも分からない。
どんなご相談でも大丈夫です。
一緒に考えましょう。
一緒に考える身近な伴走者
ビジュアルアドバイザーのHANDです。
SHAR
追記:HANDでの私は、ビジュアルアドバイザーとしての彼の宣伝係です。
そして私という写真家も、彼にとっては膨大な蓄積の一つなのだと思います。