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なぜ「戦争」に

「戦争」に至る理由は複雑。

長い歴史の中で起こった事件、偏った主義・思想、偽りの教育、行き過ぎた愛国主義・・・・・などにより少しずつ歪みが生じ、「戦争」に至る。

国民一人一人が冷静に真実を見抜く目を持ち政治を監視しないと、「プロパガンダ」によって歪められ、「見る人」「見る角度」により、全く違う見え方になる。

国同士の溝が深くならないよう穴埋めを行ない、お互いWIN・WINになるよう妥協点を模索するのが「外交」。

その「外交」が息詰まり、長期間打開策が見出せない時「戦争」は起こりやすい。

現在、世界では、「民主主義」「自由主義」対「社会主義」「専制主義」の戦いが「米国」対「中国」を中心に巻き起こっており、「米国」は世界の工場になり外貨を稼いできた「中国」の貿易を減らし、「中国」は原料輸出をストップすることで対抗。

本来、共存できていたはずの両者だが、「中国」が世界のイニシアティブを取ろうとした瞬間、世界がそれに「NO」を突きつけ、経済戦争へ。

「アメリカ」のイニシアティブを容認していた世界が「中国」を拒否した理由は、「人権」に対する考え方、他国の領海内に許可なく作った「軍事島」、「台湾領海」や「尖閣諸島」への侵入行為。「協力」「友好」関係の構築、支援と見せかけた、「支配」「属国」関係の構築などであろう。

「アメリカ」の根底には「平和」が感じられたが、「中国」には「自国の利益」しか見えてこないところも大きい原因の1つだろう。

「ロシア」の行動を見る限り、最悪「第三次世界大戦」を視野に入れているように見える。もし「ロシア」「中国」「北朝鮮」が後ろで手を組み、今後の計画を描いていた場合、「台湾」「韓国」が第2の「ウクライナ」になる可能性もあり、そうなった場合、「第三次世界大戦」に突入する可能性は高い。

不確実なことを発言するべきではないが、第二次世界大戦で日本が真珠湾を攻撃したように、負けることが分かっている戦いに突入することもある訳で、現状を見る限り何が起こっても不思議ではない。

「ロシア」は「ウクライナ」に攻め入る前、「軍事演習」と偽り、現在も戦況を偽り続けている。それは今後「ロシア」が何を言っても信用に値しないことを意味している。

「ロシア」は過去、「日本」が終戦宣言した後、「不戦条約」を交わしているにもかかわらず「北方領土」に攻め入り占領した経緯があり、日本としては「何も変わっていなかったのか」と思わざるを得ない。

「ロシア」や「中国」は「芸術」や「文学」などに優れた歴史を持つ国。「文化面」では世界からリスペクトされているのに、なぜ国としてリスペクトされないのか?

それは独自の「倫理観」によるところが大きいような気がする。

ロシアの「プーチン」、中国の「習近平」。

タイプは違えど、独裁色が強い2人。

彼らの共通した思想は「強かった帝国時代の復活」。

歴史を見る限り、「戦争」を仕掛ける側のトップが「偏った考えを持っている独裁者」である場合、悲惨な末路を辿る場合が多く、現在、日本の隣国のうち、3カ国がそれにあたる。

政治の緊張状態はエスカレートしており、対中国、対ロシアに対し、「米国」の強い覚悟がうかがえる。今までの「米国」やり方を見る限り、行き着くところまで行き、敵が折れるのを待つか、戦争に突入するかであろう。

過去、「米国」と「ソ連」は冷戦を終結した経緯があるが、「プーチン」はそれを陰で見、反発して旧体制に戻した張本人。折れるとは思えない。彼を唯一動かせるのは「恐怖政治」と「プロパガンダ」に負けないロシア国民の声。それが大きなうねりになれば、戦争を止めることができる。

「第三次世界大戦」に突入しないこと、「ウクライナ戦争」が 終結することを切に願う。

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