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ONARA RECORD #24「青春狂騒曲/サンボマスター」

今回ご紹介するオナラレコードは「青春狂騒曲/サンボマスター」です。

サンボマスターは2000年に東洋大学の音楽サークルで山口さんと木内さんの2人で結成され、後に現在の3人体制になりました。デビュー当時から一部でかなり人気があったのですが、全国区になったきっかけは2005年のドラマ「電車男」で主題歌に「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」が起用されたことです。実際に本編にも出演をしていました。
そんなサンボマスターの中でも代表的なものに「青春狂騒曲」があります。アニメ「ナルト」の主題歌としても聴いたことのある方は多いのではないでしょうか。

▼PV

▼歌詞


さて、まずはこの曲を簡単に3行でまとめてみたいと思います。

どんな辛い過去も、未来の不安も関係ない。
僕らは愛し合って、今を分かち合うだけ。
今を生きるんだ。

なんとも哲学的な歌詞です。仏教の思想や、昨今はやっている「マインドフルネス」にもかなり近しいものを感じますね。
人は将来の不安や、過去の失敗でくよくよしたりしますが、その最中では「今」を蔑ろにしているのかもしれません。そんなことに気づかせてくれる歌詞ではないでしょうか。

ただし、これは明確な「オナラレコード」なのです。
一体どんな屁理屈を歌っているのでしょうか。

それは、年金を払わないヤツの屁理屈を歌ったオナラレコードです。
これはまた難儀ですね。こんな男が彼氏なら、女性は不安で「絶対結婚とか無理、無理!」となるはず。

本当にそんなヤツのオナラレコードなのでしょうか?
まずは、年金を払わないヤツの様子を思い浮かべてみましょう。

・高卒で建設現場作業員として働く
・彼女の家に転がり込み、小遣いをもらってはスロットマシンに流し込む
・貯金もゼロ、年金も払わない
・タバコ、酒、ギャンブルの三拍子揃った男

昔から母親に「そんなことしてたら、ロクな大人にならへんよ!」と言われていましたが、こんな男のことを指していたんでしょう。今になれば分かります。
では本当に「青春狂騒曲」がこの男の屁理屈を歌っているのか、実際に見ていきましょう。

Let’s ONARA RECORD!!!


ひからびた言葉をつないで
それでも僕等シンプルな
想いを伝えたいだけなの

「やばい」だの「すげえ」だの。
ロクデナシな言葉使いしかできない。

実質勉強した年数だけで言えば中卒、いや小卒かもしれない。
およそ教育と呼べるものはほとんど受けてきていない。

だから「国民の義務だ」とか「責務が」とか言われてもピンとこないよ。
ただ今はシンプルにスロットが楽しいんだ。


吹き抜けるくすんだあの日の風は
昨日の廃墟に打ち捨てて
君と笑う 今を生きるのだ

俺は勉強をしてこなかったから、分からないことが多い。
でもたくさん勉強してきたやつは何を得た?

「将来の不安」「責任」
そんなところだろう。

「少子高齢化」
「地球温暖化」

大人たちが過剰に僕らを不安にさせてきた社会の授業。
そんなくすんだ思い出は、昨日の廃墟に打ち捨ててしまえ。

昨日も2万円スったかもしれない、一昨日は3万円スったかもしれない。
でも僕は「今」を、君と笑う「今」だけを生きるんだ。


それでもあの出来事が君を苦しめるだろ?
だからこそサヨナラなんだ

それでも真面目な君は、お金がなかったあの頃を思い出す。

貧しくて、家族が凍えながら小さな食卓を囲んだあの日を。
メザシ一匹を四人家族で分け合ったあの日を。

そんな惨めな思いが君を苦しめるだろう。
だからこそ、腹の足しにもならない「過去」とはサヨナラするんだ。


このまま何も残らずに
あなたと分かち合うだけ
やがて僕等は それが全てだと気がついて

貯金なんて銀行が潰れたらおしまい。
年金なんて国が潰れたらおしまい。

人間は所詮ただの動物なんだ。
死んだらそこでおしまい、天国も地獄もない。

お金なんて残してもしょうがない。
国だって、地球だって残るか分からないんだ。

そんな「不確か」な物のために、不安だけを募らせるなんて寂しくないかい。

「未来」に期待して、「今」を蔑ろにするのはやめよう。
僕らは同じ「今」を過ごして、分かち合うだけなんだ。


悲しみは頬を伝って
涙の河になるだけ
揺れる想いは強い渦になって
溶け合うのよ

僕の言葉を聞いて、君は悲しんでいるね。
涙を流している。

でもそんな涙も、水分と少しの食塩の化合物さ。
一筋の川を作る。ただそれだけ。

それは感情が高ぶっている証拠。
興奮しているんだ。

その興奮が冷めやらぬうちに、台に向かうんだ。
君の想いと銀色の粒子たちは、強い渦になって、やがて溶け合うだろう。


いかがでしょうか。
やっていることは、年金も払わず、貯金もせず、スロットにお金を放り込んでいく作業です。何の生産性もない。

ただ、彼は私たちより「今」この瞬間は充実しているのかもしれません。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。