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「どんな個性も受け入れて愛する」とはどういうことか

「どんな個性も受け入れて愛そう」なんてよく言われます。
自分のダメな部分もゆるそう、認めよう、愛してあげよう。
同じように、相手のダメな部分をゆるして、認めて、愛してあげよう。

そんなこと本当にできるの?

できると思います。
ていうか、私はこんなふうに考えてるよ。っていうお話です。


我が家の子どもたちはゲーミングPCを1人1台持っています。

最初は1年ほど前、息子が、ゲームスキルを極めたいから欲しい、と言い出したのがきっかけで、親と息子で半額ずつ出して購入しました。

その後、娘が「私も欲しい!」と言い出し、同じく親と娘で半額ずつ出して購入。

息子は熱心にPCスキルを上げ、最近は30,000円もするゲーミングモニタを追加購入し、さらに快適なゲーム環境を構築しています。(なんかリフレッシュレートがどうとかで、ゲーム映像がぬるぬる動くらしい)

一方の娘は、1ヶ月もするとほぼPCを触らなくなり、今やデスクはぬいぐるみや自作の作品を飾るための棚と化しています。

好きなことをとことん極め、必要なリソースを見極めて効率よく投資する息子とは真逆に、ミーハーで飽きっぽい娘は、面白そうなもの、今流行っているものはとりあえず一度試したい子なのです。

思えば娘は小さい頃から、シルバニアファミリーも、メルちゃんのおうちセットも、キラキラのアクセサリーや小物も、めちゃくちゃ欲しがる割にはあまり使わずお蔵入りさせるタイプでした。

でもね、私はそれがムダだとは思わないんです。
なぜなら、娘はそのミーハーな飽きっぽさって、言い換えれば「キラキラの旺盛な好奇心」なわけで、その好奇心のおかげでこれまでたくさんの挑戦をできたからです。

たとえば、先日の沖縄旅行でゲストハウスに泊まった時は、率先して外国人ゲストと交流して、言葉も通じてないのに「いろんな人と話せて楽しかった!」と言っていました。

こんなに分かりやすくTHEゲストハウスやるか?ってくらい100点満点の写真。手前中央が娘と私です。

一方で、「自分が本当に好きで心地いいもの」だけを慎重に選び取りたい息子は、未知のもの・感性に沿わないものは、穏やかに、でもきっぱり拒絶します。

沖縄のゲストハウスでは、みんなが共有リビングで談笑している中、真っ先に部屋に戻ってゲームをしていました。

ミーハーだから、好奇心旺盛な娘。
保守的だから、自分の心地よさを極められる息子。

どちらがいい・悪いじゃなくて。
そんな表と裏があることが個性なんだと思います。

そして、全然違う個性を持った二人が私は大好きなんです。

ついマイナスに感じてしまう自分の特性も必ずその裏にはプラスな特性もあるはずで、「裏が見えたら表を」「表が見えたら裏を」と、それぞれの個性への理解が深まったぶんだけ、より深く人を、そして自分を愛せるのだと思います。

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