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ありのままの自分なんて好きになれるわけがないと思っている人へ

「ありのままの自分を好きになる」って、言葉だけ見るとキラキラした感じがするけど、実際はそんないいもんじゃないです。

何十年も「自分はダメ人間」という自己認識で生きてきたような人が、自分を受け入れるって相当キツい行為。

たとえるなら、小学校の夏休みの工作でみんな立派な作品を作ってきたのに、自分のだけが粗末でみすぼらしいものを作ってしまった時のような。

惨めで情けなくて、笑われるんじゃないか、バカにされるんじゃないかってビクビクして、できるだけみんなの注目を浴びないようにと息を潜めて祈るような、あの気持ち。

そんなお粗末な作品に自信を持つことなんてできるわけがないし、人に堂々と見せるなんてもってのほか。

「自分はダメ人間」という自己認識の人にとって、「ありのままの自分を好きになる」ってそれくらいキツいことなんですよね。

自分を見つめれば見つめるほど、ろくでもない自分や大したことのない自分が出てくる。
「ありのまま」なんて全然キラキラしてなくて、嫌だし、しんどいし、怖いよね。
何とか理由をつけてそんな自分を正当化したくもなるよね。

でも、キツさや痛みが大きいほど変化も大きい。
それは筋トレもダイエットも自己理解も同じです。

痩せられない理由を100個並べても痩せない。
痩せたいなら運動するしかない。

それに、不思議なんだけど、全然キラキラじゃないありのままの自分を本当に受け入れられると、とたんに自分が愛おしくなる。
そしたら、結果的にキラキラ輝いて見えてくる。

でもそれは結果。途中はあくまでも地味で苦しい。

私がコーチングというものを生業にしているのは、そんな苦しい道のりに立ち向かう覚悟を持った人に、私も覚悟を持って寄り添いたいと思っているから。
だから、「本当の自分がバレないように」って苦しんでいる人や、「バカに思われてはいけない」ってビクビクしている人は、ほんの少しの勇気を出して、私に声をかけてほしいです。

その代わり、「自分は未来を描く。」「絶対に現状を変える。」と、覚悟だけしてください。

ずっと同じところをグルグルして、今のまま死ぬまで生きるのなんて、イヤじゃないですか?

私はあなたが変われることをいつでも信じています。

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