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中国のARグラス開発企業が変えること | 中国スタートアップ

5月28日、中国ARグラス開発企業の北京耐德佳显示技术有限公司(以下、耐德佳)は、シリーズAで16億円(1億元)規模の資金調達をしたことを発表した。調達した資金によって、ARグラス製品のアップデートが行われる。

耐德佳は、アリゾナ大学・北京工科大学・中国科学院の博士課程のチーム及び光学エキスパートによって2015年に設立されたハイテク企業である。

耐德佳の企業HPを見ると、ARグラスによって7つの領域を変革しようとしていることがわかる。

遠隔ガイダンス

現場にいるメンテナンスエンジニアの目線の情報が外部にいるエキスパートに送信され、エキスパートのアドバイスを元にメンテナンスエンジニアは作業を迅速に完了させることができる。

教育インタラクション

ARを通じ、生徒は立体的に学習することができ、教育の質が向上する。

医療現場

ARグラスを通じ、医師に対して手術結果及び効率を改善するための情報をリアルタイムで提供することができる。また、メンテナンスエンジニアのように、外部のエキスパートのアドバイスを受けならが手術を行うことができるようになる。

3D認識

ARグラス/ヘッドセッドにより、カードを認識すると仮想3Dを表示することができる。教育や、エンターテインメントなどの分野に応用することができる。

ドローン制御

ARグラスを通じ、ドローンのリアルタイムの状況を確認しながら操作することができるようになる。

視力の向上

ARグラスにより、弱視の方の視力を大幅に向上させることができる。

観光体験

博物館などと協力し、ARメガネを通じてインタラクティブな体験を作り出すことができる。


耐德佳は設立から2年後の2017年、「1億元を投資し、1億人にARグラスを使用してもらう」という意味のW1億計画を発表している。今回の資金調達によって、1億元の投資は達成することができそうだ。