受け入れるべき現実
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
10月最初の土曜日、こちらは晴れて昼間は少し暑いくらいで、今日は過ごしやすかったです。
今日はあまり目を向けたくないような、でも向けたほうがよい話をしたいと思います。
まずは、有効求人倍率について。
8月の有効求人倍率は1・04倍で、前月から0・04ポイント低下した。8か月連続のマイナスとなり、2014年1月以来、6年7か月ぶりの低水準となった。
確実に景気が悪化しているようですね。今回は最も影響しているのが、飲食関係や観光関係等と言われていますね。ところが、ここへきて、そこまででもなかった他の業界も、徐々に苦戦してきています。
自動車や航空機の部品等を加工するのに使う工作機械の8月受注統計で内需は、前年同期比61.4%となっています。 4割減ということですね。
ボクの周りでもここへきて、今まで経験したことのない珍現象が起こっています。
ボクの仕事は、上記の工作機械等製造業向けのソフトウェアを販売・サポートする会社で、官公庁や教育機関等に販売する役割なのですが、職業訓練校の生徒が急増しているようです。
「景気が悪いのだから当たり前だろ?」と言われそうですが、少し違っています。
というのは、都道府県にある各訓練学校には、ある程度の生徒のキャパが受け入れられるようにパソコンやソフトウェアが導入されており、普段は生徒が少なかったりして、パソコンを余らせてしまうこともしばしばで、逆に景気が悪くなると、パソコンが概ね埋まっていきます。
今年は、パソコンが足りなくなるという現象が続出し、全国の職業訓練学校から、それに付随してソフトウェアの増設の見積依頼が連日のようにきています。ボクは今の仕事を10年以上やっており、リーマンショックも経験していますが、このようなことは初めてです。
つまり、仕事を失い、再就職の為に、手に職をつけようとか思っている人が、一部の地域に限ってではなく、日本全国で既にかなり多くいるということになります。
今度の冬から来年にかけて、景気はより厳しくなっていくのではないでしょうか。
ただ、待っているだけで対策を考えていかないと、悲惨な光景を目の当たりにするかもしれませんね。
とはいえ、個人や1企業がどんなに頑張ったところで、景気を変えることはできません。政府や中央銀行等の政策が重要になってきます。
個人では様々なことを勉強して、収入を作ったり、備える必要があるかもしれません。
リーマンの時と違うのは、いまだに感染症の脅威があり、まだワクチンもないので、積極的な活動にリスクも伴う可能性が否めないというのがあります。
製造業に関して言えば、パンデミック以前から、工作機械とは別に金属の3Dプリンタとか、産業用ロボット等取り入れてきていました。さらには、AIだの、電気自動車だの、どんどんテクノロジーが進化しています。時代の流れについていくのは、なかなか難しいですね。
来年の今頃がどうなっているのか、予測は非常に難しいですが、対応していけるように、しっかり対策を練っていきたいですね。その際に「お金」だけに執着するのではなく、人として大事な部分も、忘れずに持ち続けていかないといけないのではないかと思います。
それでは、また。
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