見出し画像

【建築物考】 #8 シカゴ美術館

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

ボクは昨日健診に行って、バリウムを飲んだ後に下剤をもらい飲んだのですが、今日は一日中お腹がいたく、また昨日会社をお休みしたのもあるのですが、見積やらなにやら仕事の依頼が殺到し、一日中格闘していました。

シリーズでは海外2作目となります、世界屈指の美術館であるシカゴ美術館について話したいと思います。世界遺産になった上野の国立西洋美術館のような建物の構造そのものよりも、展示品とかが注目されますが、今回は後者について話します。

プロローグ

ボクが訪れたのはちょうど20年前の2000年8月で、はじめての海外一人旅で、航空機とホテルだけ予約して出発したら、8月15日にでて、12時間フライトで、時差の関係で現地に到着も8月15日で、ホテルの予約を16日で取ってあったため、泊まれず、他を探すハメになったり、空港から中心地までの電車に乗ったら、同じ車輛の乗客はボク以外全員黒人だったり、レストランに行ってもチップの払い方わからなくて、ウェイターを怒らせたりと、珍道中の時に、”ガイドブックに書いてあったから”訪れたところになります。

概要

ニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストン市にあるボストン美術館とともにアメリカの三大美術館の1つに数えられる。

元々美術学校として、スタートし、19世紀末に万国博覧会がアメリカでブームとなり、その流れの中で設立された。1893年のシカゴ万博の際に本館が建てられた。

その後数度にわたり増築が行われ、展示室の構成はかなり複雑になっている。日本ギャラリー(屏風ギャラリー)は安藤忠雄の設計になるものである。

ここにも安藤忠雄....

個人コレクターからの寄贈がコレクションの充実に大きく寄与している。実業家ポッター・パーマー夫人のバーサ・パーマーは、印象派絵画のもっとも初期のコレクターの1人であるが、彼女のコレクションは1924年に寄贈された。また、スーラの『グランド・ジャッド島の日曜日の午後』を含むヘレン・バートレット・コレクションは翌1925年に寄贈されている。

ボクが訪れた時は、火曜日は無料開放日になっていて、タダで観ることが出来ました。さすが寄付の国アメリカと思いました。

ところが今のサイトを見てみると、一般25ドルで(当時は8ドル)、子どもは無料、あとイリノイ州の教員も無料(遠足かな)、となっており、会員になれば無料となっていまして、コロナの影響もあるのか不明ですが、いろいろと変わっているようです。

収蔵品

収蔵品は何で有名かというと、印象派とアメリカの20世紀コレクションだそうです。いくつかコメントつけてご紹介します。(くくりとか、現在は変わっているかもしれません)

・ヨーロッパ絵画(中世から19世紀まで)

パリ、雨の日』カイユボット

19世紀のパリがリアルに描かれているというか。19世紀に生きていないのに、あるあると思ってしまう作品。

二人の姉妹(テラスにて)』ルノアール

写真より美しい。日本人なら誰でも見たことある作品


グランドジャット島の日曜日の午後』スーラ

湖のほとりで貴婦人が傘をさして...美の巨人たちで放送されてました。小林薫のナレーター時代。なぜか役者とナレータ―の時と声が全然違う。

自画像』ゴッホ

説明不要の作品。まさか、ここにあったのか、と

・17世紀から19世紀絵画

読書に疲れて』コロー

ロマンな詩情の女性、うっとりしてしまう。

・20世紀絵画・彫刻

ナイトホークス』ホッパー

幻想的な絵。帽子を被った紳士が都会の孤独を。こんな男になりたいですね。これも美の巨人たちで放送されてました。小林薫の声で....

・コロンバス・ドライブ・ビルディング

アメリカの窓』シャガール

絵画ではなく、ステンドグラスの作品。青がまぶしくて、とても明るい。

・ライス・ビルディング

毛沢東』アンディ・ウォホール

マリリン・モンローでなくて残念ですが、ウォホールの作品が観れて、まぁ毛沢東は有名だし、いっか。

・アメリカ美術・工芸

クロケットシーン

貴婦人たちが球技を優雅に愉しむ様子の作品。

・東洋セクション

器とか浮世絵とか。残念ながら、ボクには、あまり響かなかったです。


結び

とても広くて1日がかりで観るくらいのところですが、美術の教科書に載っている作品がたくさんあって、それだけでも嬉しくなりますが、本物の作品の迫力に圧倒されました。ボクは、元々美術に全く興味等なかったのですが、知識もないのに目覚めてしまい、その後、首都圏の美術館を片っ端から見て回り、翌年パリに旅をしてルーブル美術館やオルセー美術館等を見て回ることになりました。

シカゴに行く機会があれば、必ず行ったほうがいいです。美術館を、日本でも、海外でも台湾、豪州、韓国、中国等でも行きましたが、衝撃を受けたという意味ではシカゴがナンバー1です。クラシックで味わい深いリグレーフィールドでダルビッシュ投手の力投を見て、この素晴らしい美術館に行って、高層ビルの谷間の屋外彫刻も、ピカソやシャガール、ミロ等の作品がボンと飾ってあって、歩いてみて回るのもいいですよ。


それでは、また。





この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

よろしければサポートをお願いいたします!!! 費用は活動費に充てさせていただきます。