見出し画像

第8回 体の不調のサイン/ 鍼灸師のための必須英語表現

英語総合即戦学校 責任者・講師 鈴木将樹

積聚会通信No.99 2020年10月号 掲載

前回は症状を表す名詞を紹介しましたが、数が多いので今回も引き続きよく使うものを紹介していきます。今回は「体調が悪い時に出る日常的な症状」というテーマでお送りします。
 
まずは口内炎です。体調が悪いと体のいろいろなところにサインが出ることが多いですが、口内炎もその一つですね。これはcanker sore と言います。sore はヒリヒリするという形容詞で以前出てきましたがここでは名詞で使っていますね。canker は口の中の腫瘍を指す名詞です。炎症のことは inflammation と言いますので、inflammationof mouth と言ったり、潰瘍という意味の ulcer という単語がありますので、mouth ulcer という言い方もできます。 inflammation と ulcer は他の症状にも応用できますから( 例えば胃潰瘍なら stomach ulcer でOK)、覚えておくと役に立つと思います。ulcer はアルサーと読みますので、胃に ulcer があるさーと語呂合わせで覚えてもいいと思います。
 
次は肌荒れ関係の言葉を見てみましょう。睡眠不足、栄養不足で肌荒れが起きる人もいると思います。肌荒れというと rough skin というのがそのままの言葉なのですが、中には吹き出物ができたりする場合もありますね。ニキビは、pimple と言います。広い意味でのいわゆる「ブツブツ」は rashと言います。他には疲れやアレルギーから蕁麻疹が出る人もいると思いますが、蕁麻疹は hives と言います。
 
不調な時のサインとしては倦怠感というのもあります。これは fatigue と言います。読み方はファティーグです。この言葉は疲れに近いですが、もっと重い感じですね。covid-19 の典型的な症状としても fatigue があるようですね。心の倦怠感とも言うべき、やる気が出ない、鬱っぽいという症状は depression と言います。スペルの中に pressが見えますので、重圧に押しつぶされる感じをイメージして覚えるといいと思います。
 
今回はここまでです。コロナ鬱という言葉もありますが、心と体の健康に留意して毎日頑張りましょう!