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SHAKOBAの目指す場 〜新たな時代のSHAKOとは?〜【鼎談インタビュー①】

※本インタビューは2020年3月に実施されたものです。

2020年6月、成熟した感度を持つ大人へ向けた、感性の遊び場という新しい価値を提供する「アトレ竹芝」が「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」に開業しました。
従来の駅直結型ではない初の“駅ソトアトレ”として、新業態の飲食店や日本初出店のミュージアムなどが出店することで注目の施設です。
その中でリビタが8月オープン予定のシアター棟の一角に新たに出店するのが「SHAKOBA(シャコウバ)」です。SHAKOBAはどのような場となるのか。
アトレ竹芝の運営事業者であるアトレ、今回の施設のキーコンテンツでもあるカラオケのメーカーであるエクシング、そして、本物件の企画・運営を行うリビタの各担当者より、この場から生まれる価値や可能性について語っていただきました。

Photo/Kayoko Yamamoto
Text/Go Tatsuwa

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(左)出川智之 株式会社アトレ 開発企画部 主任
(中)安井正博 株式会社エクシング 営業本部 副本部長 兼 特販営業部長
(右)土山広志 株式会社リビタ 資産活用事業本部 地域連携事業部 部長


竹芝、カラオケ、ショッピングセンター、既存の価値の再発見・再編集

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▲「成熟した感度を持つ大人」「体験」「学び」をキーワードに、
大人の遊び場をクリエイトしていく(リビタ 土山)

──「SHAKOBA」とはどんな施設ですか?
土山:「SHAKOBA」は飲食提供も行うステージのあるホールを軸に、スナックのようにママとのコミュニケーションを楽しめるスタンド、キッチンやダンススタジオなどさまざまなタイプがあるレンタルルームの大きく3つの要素が複合する、感度の高い大人のためのコミュニティスペースです。今回は「成熟した感度を持つ大人」「体験」「学び」をキーワードに、大人の遊び場をクリエイトしていきます。

──今回、リビタに出店を依頼した理由を教えてください
出川:アトレ竹芝には「体験を愉しみ、体験から学び、気づき、出会う」というコンセプトがあります。商業施設ではありますが、成熟した感度を持つ大人が集い、ヨガやダンスのレッスン、料理教室といった多様性のあるワークショップが開かれる場をつくりたいと思っていました。

横浜・みなとみらいで運営されているBUKATSUDOのほか、コワーキングスペース、オフィス内での企業同士のマッチングなど、リビタさんの場をつくる事業に共感する部分が多くあり、本プロジェクトでぜひ一緒に取り組みたいとの思いから、2017年冬にBUKATSUDOを訪れるところからスタートしました。

──ショッピングセンターに求められるものも多様化してきていると思いますが、どのような変化を感じますか。
出川:今はモノ消費からコト消費になり、さらにトキ消費へと移行していると感じています。モノ消費はオンラインでも可能で、わざわざお店に行く必要もないほど利便性が高まりました。ショッピングセンターはショッピングだけの場ではなく、「その時」を演出する交わりの場、時間消費の場に変わっていかないといけない。フェイストゥフェイスのコミュニケーションは人間が根本的に求めているものですよね。だからこそ、そういった場を提供する必要があると考えています。

ショッピングセンターという呼び方も今後は変わってくるかもしれませんね。例えばライフインベストメントセンターといった感じで、自己投資に寄与する商品サービスを提供するといった機能も付加される時代になってきていると思います。

──リノベーション事業者であるリビタがプロジェクトに参画する意義は、どのようなところに感じていますか。
土山:僕らリビタはこれまでの事業でも「遊び」を大切にしてきました。その遊びを「play」と捉えることもあれば、ハンドルの遊びといった「ゆとり」「余白」と捉える場合もあります。オフィス、住まい、ホテルにしても、リノベーションとなるとどこかに生まれる遊びの空間や余白がある。そこにどういった価値を生み出すかという考えがベースとしてあります。

リノベーションというと、既存の建物の改修というイメージが強いと思いますが、僕らは「既存の価値の再発見・再編集」というもっと広い概念で定義をしています。既存の価値には、地域、産業、文化、人、教育などさまざまなことが当てはまります。SHAKOBAの場合は、竹芝というエリアや、カラオケやスナックというコンテンツなど今まで当然のようにあったものの奥底にある価値が何であるかを再発見することも大きな意味でのリノベーションになると考えています。

──竹芝という土地の特徴については、どのようにお考えですか。
出川:ウォーターズ竹芝は「文化・芸術を核とした街づくり」を謳っています。1998年に劇団四季の四季劇場[春][秋]が誕生しましたが、一般のお客様にとっての「竹芝」は明確なイメージがわかない場所だと思います。しかし、明確なイメージがないからこそ、新たなイメージを付け加えていく醍醐味があると思っています。

また、竹芝はオフィス街でありながら周辺の商業が少ない。そこに商業施設をつくり、学びと出会いの場を提供することで、ビジネス機能の活性化や新たな価値発信ができると考えています。ウィークデーはビジネス中心、ナイトタイムや休日は文化・芸術に接するエリアになると期待しています。


カラオケとの新たな関わり方、可能性

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▲ここから文化発信ができたら面白い(アトレ 出川)

──エクシングさんがプロジェクトに参画されたきっかけを教えてください。安井:当初はカラオケというキーワードでお声がけいただいたのがきっかけです。カラオケは1970年代初頭に誕生してから時代と共に進化してきました。カラオケは当初、スナックを中心に夜のコンテンツでしたが、約30年前にカラオケボックスが誕生したことによって昼から楽しめるものになり、人々の生活スタイルに合わせて常に進化を遂げています。弊社は経営理念として「いつでも、どこでも、誰とでも楽しめる音楽エンタテインメントを提供し続けます」と掲げていますので、お客様が求めるかぎり、場所を問わず、どこにでも提供するという思いでプロジェクトに参画しています。

──カラオケを軸としてどのような展開が可能でしょうか。
安井:カラオケメーカーとして歌うことの楽しさを徹底的に追い求めるのと同時に、昨年から「みるハコ」というライブ・ビューイングや長編映像視聴が可能なサービスを最新機種「JOYSOUND MAX GO」で開始しました。カラオケボックスは歌うだけの場所ではなく、映像を見る、食事をする、会議をするといった使い方ができる場所という認知もかなり広がりました。SHAKOBAでもカラオケボックスやスナックとは違う、新たな可能性をさらに追求していきたいと考えています。

出川:SHAKOBAにはスタンディングで200名弱、着席で120名程度が入れるホールがあって、ミニライブを行うこともできます。権利調整が必要ですが、SHAKOBAを収録場所として「JOYSOUND MAX GO」を使ってほぼ同時に全国配信することも技術的に可能だと伺っています。ここから文化発信ができたら面白いですよね。

安井:映画館を中心としたライブ・ビューイングはよく知られていますが、映画館とは違うカラオケボックスだからこその良さを追求したいと考えています。ライブ会場だとパフォーマンスに集中していますし、映画館だと会話はできない一方、カラオケボックスなら一緒に歌えて、曲について語り合うこともできます。その瞬間を楽しむという点では、ライブ・ビューイングはまさにトキ消費ですよね。そういった体験がカラオケを通じてできるようになっており、これからさらに進化していくでしょうし、大人のためのいい遊び場を提供できると考えています。

スナックのママにコミュニティマネジメントのヒントがある

──今回、なぜカラオケやスナックというキーワードが出てきたのでしょうか。
土山:僕らがこれまでつくってきたBUKATSUDOなどの場には、ひとつの共通項があります。それはキッチンです。料理をつくることが好きな人がいて、その料理を食べることが好きな人がいる。みんなで一緒につくるというかたちもある。人と人をつなぐ要素として「食」は大きな可能性があるテーマだと感じています。

今回導入するカラオケにも、人をつなげる方法としての可能性を同じく感じています。歌う人がいて、聴く人がいて、そこに参加する人がいる。歌っている人を見て、遠巻きにでも口ずさんだりしますよね。そこにコミュニティのヒントがあると思っています。

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▲過去にBUKATSUDOで行われたキッチンイベントの様子

土山:もうひとつがスナックですね。場づくりをする中で、役割としてコミュニティマネージャーというような「つなぎ手」が重要になる。スナックだとママがその機能を担っていますよね。常連さんがいて、一見さんがいて、絶妙なタイミングで話を振ったり、間をつないだり。ママの在り方を研究することによって、コミュニティマネージャーの在り方を勉強できるような気がしています。

スナックそのもの、カラオケそのものではなく、その奥にある何かを感じたいというのがリビタの今回のテーマです。ママの流儀として、何かしらのやり方、センス、配慮といったものが絶対にあるはずで、それを学ぶことができたら事業的にも大きいと思うんですよね。

安井:今回、カラオケと同じくスナックも当初からのキーワードとしていただいていました。私は、浅草キッドの玉袋筋太郎さんが会長を務める全日本スナック連盟の理事を務めていて、日本中にスナック文化を普及・発展させる活動もしています。カラオケとスナックは密接で、日本が生んだ世界に発信できる文化だと思っています。実際に海外の方々は新たな体験を求めて日本のスナックを訪れています。日本が誇る歴史遺産を見て回ることも素晴らしいのですが、スナックで歌うことでその場を共有することに価値を感じてくださる。スナックにはカラオケという機器があって、世界のさまざまな楽曲を歌うことで言葉を超えて通じ合えることが楽しいという声をよく耳にします。

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▲SHAKOBAのホール(イメージパース)

──カラオケやスナックといったクローズドな場をオープンにすることで、広がるコミュニティがあるのかもしれませんね。
安井:通常のカラオケボックスですと4〜5人、多くても10人程度しか入れませんが、40〜100人が入れるようなパーティールームを備えた店舗もあります。そういった部屋でパブリックビューイング的にライブを見たいというニーズが最近はものすごく多いですね。

現在も参加者全員がチケットを購入いただくことで試聴できる仕組みがありますが、新たにルーム課金という仕組みを導入してトライアルを行っています。今後はルーム単位、施設単位で視聴するコンテンツも増えてくるでしょう。SHAKOBAでコンテンツを楽しむ、SHAKOBAで行われたイベントをカラオケボックスで視聴するといった、さまざまな展開が期待できます。

土山:カラオケもスナックもこれまで比較的パーソナルでクローズドなものでしたが、今回は施設設計においても可能なかぎりオープンにしていくことを意識しています。SHAKOBAを入るとすぐ左手に館内の受付も兼ねたスナックのカウンターがあり、最初の接点になります。この空間をベースにして人がどのように動くのかは、運営側の腕の見せどころですね、

出川:そういう意味では、昼はワークショップベニュー、夜はスナックとカラオケホールといった、コミュニティづくりとナイトタイムエコノミーを掛け合わせたプロジェクトという感じですね。

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▲異なるスペースをはしごして交流できるのも楽しみのひとつ
(エクシング 安井)

──SHAKOBAにおいて、スナックはどのような役割を担うことができますか。
安井:スナックは会社でも家でも言えないような愚痴をママに聞いてもらったり、なじみの常連客が集って楽しむ場ですよね。会社の仲間でもない、家族でもない、遊び仲間のような存在が得られる。今は個の時代と言われますが、人とのつながりをどこかに求めていますよね。そのつながりをデジタルの世界ではなく、リアルな世界に求めたいという思いに対して、果たせる役割があると思います。SHAKOBAにはいろんなスペースがあるので、スナックを入口にホール、個室といった異なるスペースをはしごして交流できるのも楽しみのひとつだと思います。

──全室にカラオケ機器が導入されるのはすごいですよね。
土山:カラオケが昼のシーンでどう成立するか。伝えること、話すことが多いビジネスシーンで、昼のプレゼン前に発声しておくみたいな(笑)。新たなランチタイムの文化というか。ニューヨークだと仕事前にヨガをするように、スイッチを入れる装置として機能するかもしれないですよね。

安井:会議を行う場にも適しています。お茶も飲めるし、食事もできる。個室なので、もちろん電話もできますし、カフェだと難しい機密性の高いウェブ会議も可能です。

出川:全室防音でシアタールームとして映画鑑賞会にも使用できますし、さらに付加価値として歌える。平日の日中にお子さん連れでママ会をしたり、昼から会社の会議を行ってその後にカラオケパーティーを開くなど、多様な使い方ができると思います。

安井:スマホで撮影した動画を転送して画面に映せるのでお子さんにも喜ばれると思います。そういった機能も実際に使っていただいて広がるものですから、その機会が増えるといいですね。

出川:個室をすべてスナックにして、全スナ連さんの総会をすることもできますね(笑)。

安井:いいですね!スナックのフェスをやってみたいとずっと考えていたんですよ(笑)。

出川:タイムテーブルを組んで一日楽しめますよね。そういった妄想も広がります。

──さまざまな利用シーンが想定できますね。
出川:日中はさまざまなレッスンや発表の場として新たな学び、自分の価値を高める活動に使われ、交流が生まれる。また、素敵な空間なので、企業のミーティングや記者会見、展示会にも使われると思います。夜はホールでのショー鑑賞や仲間内でのパーティーなど、成熟した感度を持つ大人の方々に目的を持って足を運んでもらえるナイトタイムベニューになればいいなと考えています。

アトレ竹芝が入るウォーターズ竹芝には、ホテル、オフィス、劇場があります。ホテルはマリオット・インターナショナルと提携して開業する「メズム東京 オートグラフ コレクション」というデザイン性に富んだブランドラインです。竹芝は銀座からも近く、海外からのお客様も多くいらっしゃると見込んでいます。オフィスにはヤクルトさんの本社、ワンブロック先にはソフトバンクグループさんの本社も移転されます。

土山:利用の連鎖が起こるような状況が理想ですね。平日日中や夜にいらっしゃる常連さんが週末のお昼に家族を連れて来るとか、次につながる連続性が場づくりにおいては大事になります。

安井:「大人が楽しめる遊び場」というコンセプトで、あとは自由に使ってくださいというメッセージが伝わるといいですよね。ここで出会った方々がお互い共通点を見つけていける場所になれば、人が人を呼ぶことにつながる。カラオケやスナックをきっかけに、お客様がそれぞれの楽しみ方で遊べる行きつけの場所になってほしいですね。


ソロ社会の“個”に寄り添う、令和時代のSHAKO

──令和の時代のSHAKOとは、どういったものになるとお考えですか。
出川:この令和の時代に今の20代・30代の人たちが40代・50代になっていくわけですよね。彼らはシェアリングの文化やミニマルなライフスタイルを好みつつ、旅行や体験にも価値を見出している。新たな価値観によってSHAKOの在り方がモデルチェンジする可能性があると思っています。今までのスナックの使い方、ワークショップベニューの使い方を、彼らが新たに変えていくのかもしれない。我々も変化に対応しながら進んでいくことになると思います。

土山:これまでの社交というと人と人の関わりや集まりをイメージしますが、ソロ社会で単身層が増える中で、若い人だけでなく年配の方々も含めた「個」に寄り添うような、ひとりを大切にするような関わり方がこれからのSHAKOだと思っています。

出川:そうですよね。会社への帰属意識もいい意味で薄れてきている。でも、社会との結びつきは欲している。年代は関係なく、交わる、出会うというSHAKOのかたちになるのかもしれませんね。

安井:年代もジェンダーも超えていくということですよね。昭和はどこか強制的な部分があったし、平成は複雑に入り組んでいた部分があった。個に寄り添うというのはいいキーワードですね。ベースとなるコンセプトがあって、使い方や捉え方は人それぞれにアレンジしてもらう。それが令和のSHAKOに求められることかもしれませんね。

出川:安井さんのお話を伺って、スナックはサードプレイスだなと思いました。会社でもない、家でもない。でも、そこにいけば誰かがいて楽しめる。自分らしくいられるし、新たな出会いもある。

──いつの時代もリアルな場、リアルなつながりは必要ですね。
出川:本当にそう思います。

安井:もちろん、ひとりで飲みたいということがあってもいい。人とのつながりは強制するものではないですからね。会社や家では出せない自分らしさを見つける場所が求められているのかもしれないですね。


SHAKOBAがみんなの居場所、行きつけになる

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──SHAKOBAで目指すコミュニティの姿を教えてください。
土山:わかりやすいのでコミュニティとつい言ってしまうのですが、なるべく言い換えるようにしています。コミュニティというと、どこか面倒くさいイメージもあるじゃないですか。僕らがよく言うのは「街の中に居場所をつくる」ということです。それぞれの居場所が、隣の人との会話を機にコミュニティとなっていくこともある。コミュニティは目的ではなく、結果やプロセスのようなものだと思います。

行きつけっていい言葉ですよね。行きつけは最初から行きつけではないですよね。誰かに連れて行ってもらったとか、何らかのプロセスがあって行きつけになる。行きつけがあるのは素敵なことなので「SHAKOBAがオレの行きつけなんだよ」という人を増やしたいですね。

安井:いいですね。SHAKOBAのファンをどれだけ広げられるか。

出川:土日のデイタイムにはファミリーパーティーを開いていただいてもいいですしね。JRグループが運営している安心感はお客様にも感じていただきたいところです。同時に、健全なあやしさみたいなものを醸し出していきたいですね(笑)。


おわりに(リビタからのメッセージ)

新型コロナウイルス禍に見舞われた2020年、
私達の生活は大きく変化しました。

SHAKOBAのキーワードであるスナックやカラオケといった空間は、
新しい生活様式が推奨される現在では、
これまでと同じスタイルで楽しむことが難しくなりました。

しかし、悪いことばかりではありません。

これまで中々進まなかったテレワークや在宅勤務、ウェブミーティング、
これまでは考えもしなかったオンライン飲み会など、
外出が制限され、オフラインで会うことができなくなったことによって、
私達の生活を半ば強制的に1段階前に進めてくれたことも事実です。

通勤で満員電車に乗る必要もなくなった。
家にいながら、遠くに住む友人や遠方の取引先と会話できるようになった。

ほとんどの人が気付いてしまったのです。
「なんだ、オンラインでもできるじゃん」と。

こうした流れは、仮にウイルスの脅威が取り除かれたとしても、
ある程度不可逆なものではないかと思います。

だけど、最後にはこう言っていませんか?
「落ち着いたら、飲みに行こうね」
「久々にみんなと会いたいな」


ウイルスによって、人と人とのつながりの見直しを余儀なくされた2020年。
我々リビタは東京・竹芝に、
「令和時代のSHAKO(社交)」をテーマにした施設をオープンします。
こんなタイミングだからこそ、アフターコロナ、ウィズコロナにおける、
コミュニティやコミュニケーションについて考えたいと思っています。

オンラインの持つ利便性、合理性、新たな価値をしっかりと捉えながらも、
オフラインが持つ、”場の力”を我々は信じたいと思っています。

<鼎談者プロフィール>
出川智之  株式会社アトレ 開発企画部 主任
2004年東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)入社。同年、株式会社ルミネに出向し、約7年間ショッピングセンター(SC)運営・店舗リニューアル等の業務に従事。2011年よりJR東日本にてSC開発および不動産管理業務を担当し、2015年より株式会社アトレに出向し現職。大船駅構内アトレ化、五反田東口開発、ウォーターズ竹芝開発の各プロジェクトにおいて、投資計画・コンセプトワーキング・テナントリーシング・設計工事等のプロジェクトマネジメントを担当。

安井正博  株式会社エクシング 営業本部 副本部長 兼 特販営業部長
2004年、株式会社エクシング入社。エンタテインメントビジネス事業部統括部長、経営企画本部副本部長、カラオケ事業本部統括部長を経て現在に至る。2016年よりスナック文化の普及・発展を目的とした「一般社団法人 全日本スナック連盟」にも理事として参画。

土山広志  株式会社リビタ 資産活用事業本部 地域連携事業部 部長
新築分譲住宅を主とするデベロッパーに新卒入社後、多数の分譲開発物件に関わり、企画・広告・販売・マーケティング・事業推進などの業務を担当。2008年、株式会社リビタに転職。シェア型賃貸住宅の企画・運営業務等を経て、近年では横浜にある大人のシェアスペースBUKATSUDO(公民連携事業)など、住宅やオフィスの枠に捉われない地域・自治体とも連携したスペース活用事業に注力している。