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「感じること」の自由は、いつでもあるわけではない。だから、言葉と身体で遊ぼう。
6月がはじまりました。
みなさんの生活や気持ちはどんなものでしょうか? 自粛が終わって、これまで通りだったり、新しくなったり。いろんな面持ちがありますよね。
僕は、たくさんの時間ができて、贅沢に時間を使ってみたり、これまでを省みて大きく変えたりと、さまざまです。
「私の新しき生活様式 第7回 大きな木を植える準備 木村龍之介」
こちらに取材いただき、考えたことを話しましたので、読んで
次に舞台に立てる時まで、俳優力を高めるのも、今、「演劇」にできること。
四月が終わり、五月が始まりました。強風が世界に吹き荒れています。多くの人が強風に吹き飛ばされないよう、懸命に生きています。最前線で私たちの命を守る医療従事者の方々、そしてエッセンシャルワーカーの方々には、心からの感謝と敬意を表します。
このような世界で、僕にできることはなんだろうかと考えざるを得ません。五月の紀伊國屋サザンシアターでのカクシンハン第14回公演「ナツノヨノ夢」は延期を発表しまし
映画「ミッドサマー」とシェイクスピアの「ミッドサマー・ナイツ・ドリーム(夏の夜の夢)」
映画「ミッドサマー」は、言うまでもなくシェイクスピアの「夏の夜の夢」(ア・ミッドサマー・ナイツ・ドリーム)の現代版だ。テイストは全く違うけどね。
スウェーデンの森の中へはじめて行くのは、四人の学生。彼らと彼女は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」に出てくる4人の若者だ。そこに案内役の学生が一人プラスされて、さながら彼はパックというところかな。森の中に住むコミュニティの住人たちが妖精。夏至祭で、動物に
ここにあったはずのシェイクスピア「ロミオとジュリエット」
今、作品を作っています。カクシンハンPOCKETシリーズ。
ここにあったはずのシェイクスピア。
「カクシンハンPOCKETシリーズとは何でしょうか?」
以前、インタビューで質問された時にこう答えました。
「本公演とPOCKET公演の違いは長編小説と短編小説の違いと同じです。POCKET公演は、作品の切り口、コンセプトを明確にして、シェイクスピアの戯曲の構成をコンセプトに応じて大胆に変えて、演
それはきっと、もののあはれ、みたいなこと
薔薇戦争は、イギリスで本当に起こった出来事です。それを、シェイクスピアがとってもおもしろい物語に変えてくれました。「ヘンリー六世」三部作と「リチャード三世」です。六十年の歴史がつまっています。カクシンハンはそれをさらに凝縮して、たった数時間の演劇につくりかえます。この作品を観た次の日からは、あなたは少し違ったモノの見方ができるようになるかもしれません。それはきっと、もののあはれ、みたいなことです。
もっとみる演劇の「たのしさ」についてなんども考える
これからのカクシンハンのことで、たくさんの人と、たくさん話をしています。
みんなの三月や四月がそうであるように、ぼくの春も出会いと別れに満ちたものです。
と同時に、ワクワクするような新しい話もあります。
早く、このことをみなさまにお伝えしたいです。
そんな日々のぼくは、演劇の「たのしさ」についてなんども考えています。
そのきっかけは、ほぼ日です。
ほぼ日の学校「シェイクスピア講座」の講師
カクシンハン・スタジオの圧倒的を目指して、真剣に楽しむ一年間 ② 〜公演の計画、走り出すロミオとジュリエット〜
カクシンハン・スタジオは、俳優のための研修所!
「俳優として舞台に立ってみたい!」そんな気持ちを大切にして、一つずつできることを増やしていきます!
では、俳優が成長するには、どうしたらいいのでしょう?
上手くなるには、優れた戯曲と、優れた演出家と、優れた仲間と、優れた観客と、
作品をつくり、発表することが何よりの近道です。
それには、シェイクスピアはうってつけです。
カクシンハン・スタジ
カクシンハン・スタジオの圧倒的を目指して、真剣に楽しむ一年間 ①
カクシンハン・スタジオ「ロミオとジュリエット」が閉幕しました。たくさんのお客様にご来場いただきまして、本当に幸せな公演でした。
修了公演に劇評をいただいたり、追加公演が出るなど、また翻訳家の松岡和子さんや、カクシンハンを欠かさずに見てくださる大先輩俳優さんたちも、駆けつけてくださり、劇場は本当にワイワイと盛り上がりました。
カクシンハン・スタジオ第一期生の中には、
十ヶ月前に演技と出会った初舞