勝てる社長の応援コラム vol.255
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小山昇が斬る! 本日のカン違い
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多くの人が、人の話は、自分の都合の良いように聞いています。
また、人の話を聞くよりも、自分で話したがる。
だから、情報が入ってこないのです。
私は、よく話しているように見られがちですが、それは講演やセミナーで
話しているだけであって、2時間半行うわが社の進捗会議では、
はじまってから2時間20分、私は、ひと言もしゃべりません。
その間ずぅ~っと、報告を聞いているのです。
なぜ話をしないかというと、途中で口をはさむと、社員がみな
自分達の都合の悪いことを言わなくなるからです。
また、社長が最初に話をしてしまうと、全員が社長に迎合するからです。
私が話をするのは最後と決まっているので、
わが社では、現場の事実を語らざるを得ないのです。
進捗会議の報告はフォーマットが決まっており、
①数字、②お客様の声、③ライバル会社の情報、④取引先情報、
⑤自分の意見の順に報告します。
私は、人(=社員)の話を、こうして聞いています。
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P.236 №1306(1145)【人の話】
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自分に都合のよいところをかいつまんで聞くものです。
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人の話は、自分に都合のよいところだけ聞いているのが、まともな人です。方針がない会社では、上司が部下にする話が、前回と今回とで違っていたりすることがあります。
あるいは、聞く人の体調によっても違います。
体調が悪い時は、人の話など聞いていません。
ましてや2日酔いなんかしていたら「早く終われぇ~」としか思っていません(笑)。
「人の話」というのは、そのように“変わる”ものなので、
わが社は「経営計画書」を作っているのです。
そうすると、伝えるほうも聞くほうも、まったく同じなのでブレません。
では、「経営計画書」を渡せば、社員は自発的に読むかというと、
絶対に読みません。それがまともです。
読んでくれると思っているのは、社長のバカだけ(笑)。
だから、わが社では、勉強会をしているのです。
強制して勉強するから、武蔵野は、業績が良いのです。
早朝勉強会に自発的に来たいと思っている社員は、一人もいない。
武蔵野の成績が良いのは、こうして、良いことを社長が強制してい
るからなのです。
ダメな会社は、社長が強制をしません。強制すると、社員が文句を言う。
だから、多くの会社は業績が悪いのです。
悪いことは、教えなくてもできるのに、良いことはやらないのが人間。
だから社長の私が強制して、良いことを教えているのです。
(ある朝の早朝勉強会にて)
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