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あの国立に、何度も想いを馳せていた

こんばんは。
今年は、ほんとうに大変な夏になりました。思い描いていた大学生生活最後の夏はうまく描けず、夏らしいことのなにをしたのだろう、と気づけば8月もあと二日。過ぎるばかりのカレンダーを見つめながらなんとなくスクロールしたのは、Youtubeの視聴欄。そこでふと、目に入ったものをなんとなく再生しました。

それは、「ARAFES NATIONAL STADIUM 2012」という嵐のコンサートの映像。



なんとな~~くご飯を食べながら流し見していたのですが、見ているうちにこの映像に潜む魅力と恐ろしさに気付き、ご飯を運ぶ手を止めてしまいました。

これ、メッッッッッチャ名盤じゃないですか??

この自粛期間に合わせ期間限定公開されている映像のキャプションがこちら。

2012年9月に国立競技場で開催された
「アラフェス」のLIVE映像を【期間限定公開】。
この年、5年目を迎えた国立競技場でのライブは「アラフェス」と題し、
シングル、カップリング、アルバムの全240曲を対象に、ファンからのリクエスト曲で構成された嵐の真骨頂ともいえる、老若男女必見のライブとなっています。是非、お楽しみください!


いや、マジやん。

嵐のコンサートは大体見ていてどれもすげえな...さすがだな...と思うのですがこれはセットリスト・会場・天気・カラーリング・ファンの歓声まで含めて本当に天才。「コンサート」の真骨頂がこんなところにあったのか、と開いた口が塞がりません。

私は現在進行形で嵐を最推ししているわけではない、一般人に近い感覚でこの映像を見たのですが、本当に、心のそこからすごいと思った。思い出だと思っていた音楽が、そこで生きていた。そんな衝撃を受けました。

泣く子も黙る絶対的アイドルグループ・嵐。
今日のnoteはアラフェス国はマジですげえよって話と、自分と嵐の思い出と、いまのジャニーズへのちょっとした感謝を書き留めておこうかなと思って筆を取りました。ファン目線というより、懐かしい思い出を語るような懐古に近いかもしれません。ご了承ください。お時間のある方、よろしければどうぞ。

・この夏は普通じゃない


この夏は普通じゃない。嵐史上5度目となる、東京・国立霞ヶ丘競技場でのコンサート。2012年の「アラフェス」は2日間で14万人を動員しました。2012年といえば、お笑い芸人のスギちゃんが流行語大賞を取り、きゃりーぱみゅぱみゅが音楽界に登場した時代。そう思うと、かなり昔のことに思えますよね。

しかしこの2012年の嵐さんのビジュ、まじであんまり変わらないんですよね。2012年の時点で既に「トップアイドル」に上り詰め、2020年の今までその座を譲らずここまでやってきた。とんでもない話です。

自分が小学生高学年の時に嵐が大流行し、そこからtroublemakerまではしっかり応援していましたが、当時の私はこの頃ちょうとKAT-TUNにハマりたて。嵐を一番に推す生活からは離れていました。

1998年生まれの嵐と、1998年生まれの私。いまでも一緒に育ってきた幼馴染のような妙な親近感があるので、この筆を取れているのかもしれません。

今回Youtubeで公開されている楽曲のセトリがこちら。

♪「Happiness」
♪「五里霧中」(Gori-Mucyu) 
「CARNIVAL NIGHT part2」
♪「Løve Rainbow」
♪「Step and Go」
♪「ワイルド アット ハート」(Wild at Heart) 
♪「Summer Splash!」
♪「Love Situation」
♪「ファイトソング」(Fight-Song) 
♪「Friendship」
♪「Shake it !」
♪「season」
♪「夏の終わりに想うこと」
♪「Still...」
♪「T.A.B.O.O」
♪「PIKA★★NCHI DOUBLE」
♪「Troublemaker」
♪「エナジーソング〜絶好調超!!!!〜」(Energy-Song)
♪「Gimmick Game」
♪「Rain」
♪「Magical Song」
♪「MIKOSHIBOY」
♪「Re(mark)able」
♪「La tormenta 2012」
♪「時計じかけのアンブレラ」
♪「One Love」
♪「truth」
♪「5×10」
♪「Face Down」
♪「迷宮ラブソング」
♪「Oh Yeah!」
♪「ハダシの未来」
♪「A・RA・SHI」
♪「感謝カンゲキ雨嵐」
♪「Love so sweet」


・このセトリは普通じゃない

おそらく最盛期の嵐に知見のある人はご存じだと思うのですが、夢ですか?このセトリ。この、セトリのバランスの良さとキラキラ具合といったら。もう、痛いくらいのエンターテインメントだなと。

このライブの醍醐味は、「ファンが選んだアルバム曲・カップリング曲」が披露されていること。ジャニーズのライブでは一度披露されてしまうとなかなか2回目がないことがほとんどなので、それはそれは有難い企画。

本当にジャニーズのカップリング・アルバム曲は名曲の巣窟。少クラ以外でその日の目を浴びないことが本当にもどかしいと、何度思わされたことか。

だいたい、ジャニーズとかいうクソメガ事務所はほんとに母体がでかく、この当時はSNSだってまだ主流じゃない。"ファンの歌ってほしい歌を歌って踊ってくれる"って、当たり前のようで全然普通じゃないんですよね。
新曲を出し、そのプロモーションをし、曲を買ってもらう。アイドルってそういうビジネスで、だけどやっぱり、それだけでは寂しくて。
そこにそれ以上の感情を求めるファンにとって、これほど「最高」のサービスはほかにないな、と思うのです。

・この曲の良さは普通じゃない

その夏を、かけがえのないものにする。そのための曲が、あちらからこちらから出てくる。まずそれもすごいのですが、嵐の曲のすごいところは、イントロ。聞いた瞬間、ぐっと掴んで離さない。その一瞬で熱狂へと駆け上がる、これは"コンサートの楽しさ"そのものなのではないでしょうか。

「CARNIVAL NIGHT part2」は、未練タラタラの男の子の、ひと夏の夜の話。サビの変調で一気にあの夜の喧騒に誘われるような感覚。それでいて、愉快なC&Rで盛り上がれる名盤。ニノの「きたきたきた!」という声が我々の気持ちを代弁してくれてます。

♪「Love Situation」と♪「Still...」。きっと、いろんな人がなんでもない日常の中で聞いてるのではないでしょうか。憂鬱な通勤前の朝も、ひとりで感傷に浸る夜も、いつでもそこにいてくれる曲。なんでもない日常に寄り添ってくれる、その曲をこの"最上の会場"で聞けるなんて、そんな奇跡はふたつとないのです。

♪「Løve Rainbow」の歌詞、ほんとに墓石に刻みたいです。雨が降った後も顔上げて笑っていられるような、寂しくて前向きなラブソング。さらにサマスプ・夏の終わりに想うこと の、夏の眩しさの美しさたるや。

♪「PIKA★★NCHI DOUBLE」の、誰の心にもある青春の、痛々しさと眩しさ。♪「迷宮ラブソング」の、あたたかな優しさ。私の性癖を狂わせた罪深い楽曲、Gimmick Game。


そうやって嵐の曲のすばらしさにズブズブに浸ったころに、♪One Loveと共に現れるこの、中盤で満を持して登場する純白衣装。夢?もしくは王子?
ニノの金髪しかり翔くんの表情しかり、嵐が「本業」で殴ろうとしてくるところホント恐ろしいのです。


それそれそれ!!!」って思う名盤、盛り上がれる定番曲、誰もが知る有名ソング。このセトリのバランスの良さは、いい仕事でしかないです。

・ソロ曲で他のメンバーが登場するのは普通じゃない

いや、マジで「他のメンバーのソロ曲でバックダンサーにつく」って普通じゃないんですよね。ソロ曲は次の曲までのインターバルです。いつ休憩してんだ。さすがに、だれでもマネできることじゃないんですよね....。



やっぱり夏って天才の季節で、どれもがどこが、懐かしく、眩しい。
チカチカして、カラフルで、スパンコールが反射する世界
ずっと、画面越しの自担を思うことが一番自分に合っていると思っていました。今でもその気持ちは変わらないのですが、このライブを見てこのアイドルたちを笑顔にしているのはこの会場のファンたちだなと思うと、やっぱり「現場」って本当に愛しいなって思うのです。



このコンサートの好きなところはファンのリアルな歓声までが聞こえるところ。他のファンの歓声なんて聞きたくねえ!という意見もあると思うのですが、私はやっぱりこの声が好きです。この黄色い歓声が、「夢が現実になった」感動をなによりも体現している。ああ、求めていた景色がここにあったのだな、と、何にも代えがたい奇跡をその目にする喜びが声となっているなと思います。



誰しも、「ついていく」と決めたアイドルがいる。私にも、この先を願い、ともに歩いていきたいと思うアイドルがいます。
「アイドルと生きる」ということが、どういうことか。そんなことを改めて考える機会となった、8月最後の日。
嵐という奇跡はこの心で永遠に消えないのだと、この眩しさに背中を押されて、懐かしい思い出を胸に胸を張って歩いていきたいなと思うのです。


8月最後の日、夏、ギリギリ!!
こんな夏をまた過ごした~~い!!そんな風に思わせてくれたのでとてもいい夜になります。また、嵐の曲と、なんでもない日常を共にしていこうかなと思います。


お読みいただきありがとうございました!今日も、素敵な夜になりますように。




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