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コレだよコレ!PlayStation5世代のゲームエンジンがすごすぎる

19時間前、UnrealEngine5が初公開され、年内発売予定のPS5上で動作するデモとして動画が公開された。

これが衝撃的な内容で、久しぶりにワクワクするような技術デモだったので簡単に紹介したい。

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実際の地形からキャプチャした映画用CGと同じ10億以上のポリゴンを処理可能。実際には内部的に2000万ポリゴンまで自動的に削減しているが、もはやわからないレベル

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一つ一つのポリゴンはピクセル単位くらいまで細かく表示。

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さらにライティングもダイナミックライティングに対応。信じられない。

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さらにサウンドシステムも大幅に刷新。実際の地形での反響を計算してド迫力のサウンドに。動画からだけでもその迫力が伝わってくる。

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パーティクルシステムがパーティクル同士の相互通信に対応

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コウモリのような大きめのパーティクルが互いに通信しながらboid的な動きをできるようになっている。

環境と相互作用するので虫のように、光に寄ってくるか光を避けるパーティクルも表現可能

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流体シミュレーション機能も追加。水だけでなく布の動きも再現

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すべての光源を動かすことができる。
これまでのゲームエンジンは、ベイクという処理を加えないと複雑なライティングを扱うことが難しかった。また、地形や光源が移動するとベイクは使えなくなった。今回のUE5はベイクなどが一切不要で好きなタイミングで好きなように光源を動かせる。

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一つの像に3300万ポリゴンを使っていても・・・

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500体の像を表現可能。光源に対して正しくディティールが反映されていることがわかる。やはり信じられないクオリティ。

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160億ポリゴンのシーンをLODモデルや法線ベイクなどを用いずに表現可能。ホントかよ!

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ついにポリゴン数を数えるのを諦める。こうなるとたしかに事実上無限だ。すごいプレゼンテーション。

何兆ポリゴンあろうと、なんだかよくわからない仕組みによって2000万ポリゴン以下にリダクションしてくれるんだから、基本的に関係ない。

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これが、PlayStation5。

マジか。20年ぶりくらいの久々のゾクゾクするような感覚。これが次世代ゲーム機か!すごいぜ!凄すぎるぜPS5!!

しかしこれだけで終わらないのが今回のデモの凄さ。

通常、技術デモというのは、ものすごく巧妙に作りこまれた特殊なシナリオでのみ動作するものがほとんどだ。狭い部屋や、繰り返しばかりの部屋など。UE5のエンジニアは当然、他の意地悪なエキスパートが思いつきそうな疑問を想定している。

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おいマジか。いいんだぞそんなに無理しなくて。BSPで分割した部屋くらいのサイズで十分だってば。え?え?

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はいはい。あれでしょ。遠景は書き割りなんでしょ。こんなディティールの背景ななんかあり得な・・・

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おいバカやめろ

それ以上はやめてくれ。いいよ。Dの食卓2みたいな夢はもう見ないことにしたんだ。いいんだ俺たちはデス・ストランディングくらいで十分なんだ。こんなバカなことはやめるんだブライアン!

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あ、ああ・・・・
狭い部屋からまったくシームレスに背景に見えたはずのポータルへ。
あり得ない。あってはいけないんだこういうことは。三百人委員会が黙っていないぞ。まだ人類にはこの技術は早すぎる。

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こんなすげえハードが年末にご家庭にこれが来るってマジか。

ゲームエンジニアの夢。無限ポリゴン。
無限ライティング、環境シミュレーション、知的パーティクル

これまで何度、我々は「映画レベルのCGで遊べる」という宣伝文句に騙されて来たんだろう。常に「なんか違う」というものしか遊べなかった気がする。CGの美女と映画の美女はぜんぜん違う。

もう諦めていたよ。僕は。正直。ポリゴンなんか何個描いたってダメだって思っていた。

このデモも、主人公の女の子はそんなに美人じゃないし、実写のようには見えない。あえてそうしているのだろう。だって無限ポリゴン使えるんだよ。無限ポリゴンでアニメーションできないのかもしれないけど。

無限ポリゴンが謎のハイパーテクノロジーによって2000万ポリゴンに圧縮される。スゴイ。ちなみに2000年発売のPS2は公称6600万ポリゴン。あ、あれ?・・・??? まあ秒間6600万ポリゴンと、1フレーム2000万ポリゴンでは比較が間違っているが、24FPSと控えめに考えても秒間4億8千万ポリゴン(カンマ位置間違ってた)。もはやポリゴンとは何ですかというレベル。数の暴力。そりゃポリゴン数を数えるのを諦めたくなる。

こういう「嘘だろ!?」と目を疑うようなデモが、本来のゲーム業界の持ち味なのでどんどん夢を語って欲しい。たぶんPCでもXboxの次世代機でも同じものが動くはずだ(だって汎用品に限りなく近いGPUだし)。まあちょっとくらい嘘みたいな夢のほうが、これからの人生に希望が持てるってものだ。(※追記 と思ったのだが、どうもPS5のSSDの能力が必要らしいので、PCやXboxの次世代機では真似できなそう。なんせNVMEの1.5倍くらい速いらしいのだ。そりゃ膨大なデータを扱えるわけだ https://jp.ign.com/playstation-5-1/43692/news/ps5ssdpcepic-ceo)


これのつぎの世代(つまりPS6)は、AIで完全な実写に限りなく近いレベルまで行きそうだ。実は僕はFF7Remakeのティファが好きすぎて、ティファの顔をGANで佐々木希にしたりして遊んでいたのだが、これができるんだったらそもそも人物全体をAIで再構成できるはずで、たぶん次々世代はデータ作成そのものにAIを活用しないとデータ量が大きすぎてキャプチャしたり人間が作り込んだりといったことが不可能になるだろう。

そもそもこの20年間の映画のCGというのは、ゲーム技術に非常に近づいて来た。その集大成とも呼ぶべきものが、いまのところPS5上で動いてると称されているUE5なのだろう。マジか。

これじゃあAAAタイトルの制作費が100億行くのも仕方ない。映画作るのと同じかそれ以上の手間がかかるんだから。

むしろPS5よりも制作する人たちの手間と労力を考えると、PS5用に準備していたゲームの、データ密度の準備が足りないのではないかと心配になる。

と思ったら、UE5の提供は2021年初頭で、ゲームのローンチは2021年末らしい。まあいいや。それくらいの準備期間がないとなにもできないだろう。楽しみすぎる。

とにかくぜんぜん情報がなくて不安だったけど、すごいぜPS5!

年末が楽しみだ!

レシデント・オブ・サン
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ハッカー / サークル「shi3zのメディアラボ」→ https://note.com/sh3syuran/circle

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