グルノーブル美容学校は 不当解雇を撤回し、学校を正常化してください


総合サポートユニオンは、埼玉県児玉郡にあるグルノーブル美容学校を運営する学校法人北埼玉学園に団体交渉を申し入れました。組合に加入したのは教員や事務職員など11名です。

〇「私はあなた達をクビにするためにやってきた」
 学校創設者の山脇氏のパワハラ解雇がきっかけで組合加入

 今年3月前半、コロナのため学校が臨時休校になることになりました。弓削理事長兼校長も出勤するようになり、対策が進められていきました。
4月に緊急事態宣言が出され、休校も延ばされることになりました。
 教職員の出勤はシフト制の週2回勤務とし、時間も短縮するという議題があがり、可能な限り出勤を減らそうということになりました。国からの休業支援もあるため、教職員の休業補償も全額補償でという決定されました。
 当面の対策について決定する職員会議が終わった後、弓削理事長兼校長は学校に来なくなり、理事長の母親であり、学校の創設者である山脇氏が毎日出勤するようになりました。

 山脇氏は「私はあなたたちのクビにするように理事長に頼まれてきた」と教職員に宣言し、不当解雇やパワハラを繰り返しました。
 結果として、元副校長が6月解雇になり、事務員3人が退職強要を受け退職することになりました。これまで学校を中心的役割を担う4人が事実上の解雇になり、11人が集まり、学校改善を申し入れることを決意したのです。

〇私たちの願いは、学校の正常化
 私たちの要求は現役員の無茶苦茶な解雇やパワハラ、自分たちへの異論を一切許さない異常な学校の運営体制を改善し、ごく普通の学校になってもらいたいということです。
 このまま異常な運営体制が続けば、生徒にも影響が出かねません。私たちは自分たちのためにも生徒たちにのためにも頑張ります。

主な要求事項は次の通りです。
1、 勝手に取らされた有給休暇を返還してください
2、 事務員3名を退職に追い込んだ不利益変更(合意なしに労働時間を大幅に削減した)と前副校長の不当解雇を撤回してください
3、 理事長や顧問が中心になって行ってきた不正行為をやめてください
4、 パワハラ行為の事実を認め、再発防止策を講じてください
5、 教員資格取得研修に通った時の交通費の請求します

〇申し入れ後も堂々と組合つぶしを試みるグルノーブル美容学校

 私たちが要求書を学校に提出した日を最後に、申し入れに対応した顧問は学校に姿を見せなくなり、同じく副理事長は体調不良を理由に約2週間姿を見せず、現場の職員からの連絡にも一切返答しなくなってしまいました。
 現場では、山脇氏によるパワハラ発言が毎日のように繰り返されました。
朝から職員室で多数の組合員に向かって、「組合をやめろ」、「組合にお金を払いながら学校から金をとるのか」などと組合員を罵倒し、一人の組合員には生徒がいるクラスに行って、「この先生は働いていないのに学校から金を取ろうとしている。このクラスの生徒だって先生のせいでどんどん辞めちゃって。」などと根も葉もないことを生徒がいる前で罵倒し続けました。
考えられない行動です。

〇みなさん、私たちを応援してください。
 生徒の皆さん、保護者の皆さん、地域の皆さん、ここまでお読みいただいただけでも残念ながらグルノーブル美容学校が異常な状態にあることがお分かりいただけると思います。問題点を挙げればきりがありません。このままの状態を放置することがとてもできません。
 学校には生徒のためにも正しくあってほしいと思います。精神的にもズタズタにされ、雇い止めという不本意な形で退職していった職員のために、生徒のために、学校が誠意をもって対応していただくまで、私たちはたたかいます。
 どうか皆さんの応援をよろしくお願いいたします。

〇グルノーブル美容学校の不正行為やパワハラの被害にあわれた皆さん、情報をお寄せください

私たちはこれを期にグルノーブル美容学校の問題を全面的に解決したいと考えています。情報をお持ちの方やご協力いただける方はこちらからご連絡ください。

http://sougou-u.jp/soudan.html

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